【特別企画】

「ブレイドアンドソウル2」は“手動アクション”で戦う強敵が楽しい!【短期連載第2回】

自動戦闘とのメリハリが魅力。爽快な「回避」と「ソウルパリィ」がポイントに

【ブレイドアンドソウル2】

8月23日0時~ 正式サービス開始

価格:基本無料(アイテム課金制)

 NCSOFTが8月23日より正式サービスを開始したMMORPG「ブレイドアンドソウル2」。アクション性の高い戦闘に加えて、スマホとPCの両プラットフォームに対応しているということで、遊び方に幅があるのが特徴だ。スマホとPCを切り替えながらコツコツ遊ぶことができ、長時間端末を付けっぱなしにしたくないというプレーヤーにとっても嬉しいタイトルだ。

 そんな「ブレイドアンドソウル2」の世界をよりプレイしやすくするためのコツをお届けする本連載。第2回となる今回は、戦闘など本作の要となる「アクション」をフィーチャーする。強敵と戦うコツや、その面白さについてお届けしたいと思う。

 本作の「アクション」要素は何度か弊誌の記事でもお届けしたが、本作は自動でプレイできる部分が多い。殆どのクエストは自動で移動して、自動で敵を倒してくれる。スマホでも遊びやすい簡略化されたアクションが魅力の1つである。

 だが、アクション性の高さをウリにしているPC版「ブレイドアンドソウル」と同様、「ブレイドアンドソウル2」でもそうした要素がきっちりと引き継がれている。本作には自動戦闘ではとても倒せない、攻撃と回避のメリハリをつけた戦闘が求められるボス戦があるのだ。今回はそのボス戦についての概要と、攻略のコツについてお届けしたい。

自動戦闘ではとても倒せないようなボスに手動操作で立ち向かうのも本作の楽しみだ

自動戦闘で倒せないモンスターを手動アクションで撃退する

 ではまず、本作における自動アクション、手動アクションについて順を追って説明していきたい。

 自動でモンスターを倒す点については、非常にシンプルだ。本作には「自動狩り」というボタンがあり、こちらを押すと自動で周辺のモンスターを倒すよう動いてくれる。使用したい武功(スキル)や、キャラクターにバフがかかる消費アイテムをあらかじめスロットに入れておくという事前準備だけで、プレイを自動で進めてくれる。

 しかし、そうした自動の戦闘で倒せないような強いモンスターも本作には登場する。メインストーリーの節目にはもちろん、「害獣狩り」というコンテンツ、毎日挑戦できる「試練ダンジョン」、4人でパーティを組んで挑む「パーティダンジョン」などで遭遇する。そこで必要になってくるのが、自分の手でしっかりと操作する手動アクション、というわけだ。

 ほとんどの場合同時に出現するモンスターは1体だが、この1体が雑魚モンスターとは比べものにならないほど強い。まず体力がシンプルに多い。何十回も攻撃を叩き込まないといけない上、相手の攻撃も非常に強い。一撃で体力の4分の1くらいが持っていかれることもよくある光景で、回復薬の自動使用ではとてもカバーしきれない。

基本的な部分は自動移動/自動攻撃でサクサクと気軽にキャラクターを成長できるのが本作の魅力だ

 また攻撃の中にはこちらが気絶してしまうものや、気絶とまでいかずとも移動速度がダウンするものなどがある。これらの攻撃にはなんとか耐えても、続く2撃目、3撃目が避けられず、結果的に死亡してしまうということも少なくない。

 自動で倒せる雑魚モンスターとは全く異なる、極端な表現をすれば“別ゲー”とも言える戦い方が求められる。これが本作のプレイにアクセントをもたらしている。

極端に言えば“別ゲー”の感覚すらあるボス戦。これらと戦うのは本作のプレイにアクセントをもたらせてくれる

最重要のアクションについて紹介。特に「ソウルパリィ」は確実に出したい!

 では、そんな別ゲーとも言えるボス戦ではどのようなアクション操作が求められるのだろうか。プレイではいくつかのコツがあるが、重要なアクションの1つが“回避”である。

 とにかく敵の攻撃が超強力なので、回避は強敵との戦闘での基本的な立ち回りだ。焦らず確実に回避をし、少しの隙に攻撃を当てていく。そうすることが、結果的には効率が良い。

こちらをスタンさせるような強力な攻撃もある。これは「前転回避」(画像の赤い◯)で確実に避けたいところだ

 回避のためのアクション武功には、「前転回避」と「後方移動」の2種類がある。「前転回避」は画面右下のボタンを押す、または移動キーを押しながらSHIFTキーを押すというもので、キャラクターが前転しながら攻撃を避ける。移動キーの入力次第で前後左右どちらにも回避でき、縦振りの攻撃に対して左右にも避けやすい。筆者はこちらをメインに使ってボスと戦っている。

 「後方移動」は、攻撃ボタンの右上のボタン、またはSキーを2回連打することで使用できるアクションで、後ろに素早く移動する。前を向いたまま回避できるのが特徴だが、後ろ向きでの前転回避もできるので、敵の攻撃範囲によっては前転回避で賄うことも可能だ。どう使い分けるかは、使い心地の好みで分かれるところだろう。

 「前転回避」や「後方移動」を使った回避は便利だが弱点もあって、それは気力ゲージを消費すること。このゲージは時間経過で自然回復するのだが、回避を連発すると回復が追いつかない。回避タイミングを見極めるのも、本作のボス戦で重要なポイントになる。

「見」は「後方移動」(画像の赤い◯)で避ける。なお、回避に筆者が良く使うのは「前転回避」。全体的にバランスが良く、使いやすいのがありがたい

 そして、もっとも重要なアクションが「ソウルパリィ」だ。「ソウルパリィ」は攻撃ボタンの右下のボタン、またはEキーを押すと発動できる技で、ボスモンスターの放ってくる一部の攻撃を完全に受け流すことができる。

 ボスモンスターは強力な攻撃の前にオーラのようなものを出現させる場合があり、それが強力な攻撃の合図にもなっているのだが、そのオーラが緑色の「合」だった場合、タイミングよく「ソウルパリィ」することで相手の緑色のゲージを一気に削れる。ゲージを削りきるとモンスターは一定時間気絶するので、ここで攻勢に転じるのが良い。合わせるタイミングは攻撃によって異なるので、何度か対戦しながら覚えていくといいだろう。

 ちなみにオーラには、赤い「殺」や青い「見」などもある。「殺」はソウルパリィ不可の攻撃のためとにかく避けるしかないが、「見」は「後方移動」をタイミングよく発動することで特殊な攻撃を発動できる。そうした攻撃をしっかり見極めるとかなりの有利を取れるはずだ。リスクがある分、爽快かつ手応えのある反撃になるので、どんどん手動アクションが癖になってくると思う。

攻撃前にオーラが出る大きな攻撃がある。「合」のオーラはタイミングよく「ソウルパリィ」(画像の赤い◯)を押すことでダメージを完全に受け流せるほか、相手の気絶を狙うチャンスもある
敵の攻撃パターンを覚えること。それが攻略への最短距離だ

 今回の記事では本作の「アクション」を中心に取り上げた。正直、自動で移動したり狩りができるMMORPGはもはやスタンダードになりつつあるが、手動で戦うアクション要素が良いアクセントになっている。

 強力なボスと戦う際の、後方移動や前転回避、ソウルパリィのアクションは慣れないうちは難しい部分もある。だからこそ何度もプレイすることになるかもしれないが、そこが本作のポイントだ。オーラ自体は画面上でもはっきりと見やすいので、コツさえつかめば、苦戦していたボスも軽々と倒せるようになるだろう。それでも倒せないという場合は、自動狩りなどを駆使してレベルや装備を整えてから挑むといいだろう。

 時間がないときや、ガッツリ端末に向かうことができないときは自動狩り機能で少しずつ経験値などを稼ぐ。そして時間に余裕ができたときに端末に向かい、試練ダンジョンに登場するボスのような、手動操作が必須のボスと戦う。本作のプレイ感では、この自動と手動のメリハリが魅力であると感じた。

 さらに冒頭でも触れたとおり、本作はスマホとPC両方でのプレイが可能。例えば自動狩りはスマホで、手動アクションはPCで、といったように、自分がやりやすいスタイルでプラットフォームを使い分けるといいだろう。

 最終回となる次回の記事ではマップ探索について触れたいと思う。これまでの多くのMMORPGでは通過するだけのことが多かったマップ。そこに探索要素を入れることで、新しい楽しみ方を提供しているのが「ブレイドアンドソウル2」だ。ちなみに、このマップ探索でも自動と手動のメリハリを感じることができる。ぜひ楽しみにしていてほしい。

詳細については次稿で触れるが、マップの探索にもアクション要素が絡んでいる。本作らしい遊び方の1つだと感じた