【特別企画】
「ブレイドアンドソウル2」を先行体験! ソロボス戦はソウルライク風にも
アクション性の高さは健在。新要素の「ブレイド&ソウル」などでキャラクター育成の幅が広がる
2023年7月5日 15:00
- 【ブレイドアンドソウル2】
- 7月5日 事前登録開始
- サービス開始日:未定
- 料金:基本無料(アイテム課金制)
NCSOFTはAndroid/iOS/PC(NCSOFTのクロスプレイサービス「PURPLE(パープル)」を経由)用のMMORPG「ブレイドアンドソウル 2」の事前登録を7月5日に開始した。
「ブレイドアンドソウル2」は2014年にリリースされたPC用MMORPG「ブレイドアンドソウル」の正統後継作だ。舞台は「ブレイドアンドソウル」の数百年後。東洋ファンタジー風の世界観のなかで、自分の好きなキャラクターと武器で世界を駆け回ることができる。アクション性の高い戦闘の魅力を活かしつつ、スマホとPCの両プラットフォームに対応するという特徴を持つ。
今回はサービス開始に先駆け、本作の一部を体験できた。プレイできた要素はキャラクターメイキングとチュートリアル、そしてフィールドの体験の一部、そしてソロ用のボスとの戦闘という要素だ。本稿ではそのレポートをお届けしたい。
充実のキャラクターメイク要素は本作でも健在
最初に本作をプレイするときにはキャラクターメイキングをする。本作には「ジン族」、「リン族」、「ゴン族」という3つの種族が登場し、そこから1種族を選びキャラクターメイキングを行う。
「ジン族」はスタンダードな人間型の種族という印象だ。「ゴン族」もジン族に似ており人間型の種族であるが、より筋肉が目立つたくましい体型の種族だ。一方の「リン族」は前者2つとは大きく異なって、頭身がグッと低い。また巨大なケモ耳やかわいらしい尻尾なども特徴的だ。なお、どの種族を選んでも性能上の差異はない。完全に見た目の好みで種族を選んでOKだ。
キャラクターメイキングでカスタマイズできる要素は本当に多い。「ブレイドアンドソウル」がサービス開始した当時もカスタマイズできる要素の多さ、調整できる部位の多さは話題になったが、その多様さは「ブレイドアンドソウル2」でも健在。カスタマイズ性が高いまま、最新作らしい綺麗なグラフィックスも魅力となっている。
なお「外見変更券」というアイテムもあり、一度作ったキャラクターも後々カスタマイズが可能だという。この辺りはかなり親切なシステムという印象だ。
キャラクターメイキングを終えると本作の世界に降り立つ。まずは世界観やストーリーを伝えるムービーが入り、その後簡単な戦闘方法や移動に関してのチュートリアルが入る。今回はPC用ゲームプラットフォーム「PURPLE」を利用、体験はマウスとキーボードで行った。
WASDキーで移動、マウスを使って視点を変更したり敵のターゲッティングを行い、キーボードの数字キーに割り当てられたスキルを使っていく。古き良きオーソドックスなMMORPGの操作を受け継いでいる感じだ。もちろん今風の作品らしく、スキルを自動で発動する仕組みや、自動戦闘などの設定も可能なので、快適にMMORPGらしいプレイを楽しめる。
その後は武器種を選択するタイミングが来る。今回の体験会で確認できた武器は7種類だ。近距離武器の「剣」や「小手」、「小太刀」、遠距離武器の「弓」と「気功牌」、味方に対するバフや回復に特化している「法鐘」という武器があった。武器はゲームが始まったあとも変更できるので、ある程度直感で選んでしまっても良いだろう。
新要素も確認。特にキャラクターを成長させる要素が豊富
続いて詳細なゲームシステムについて紹介していこう。
まず本作のユニークな要素として「武功」(いわゆるスキル)を強化できる。もちろん武功自体に特徴があり、クールタイムが短くて与えるダメージが控えめなもの、クールタイムが長めで大ダメージを与えられるものなどがある。武功にもレアリティが設定されており、基本的にはレアリティが高い武功の方が強くなっているようだ。
そのため強力な武功を手に入れると自然と戦力が上がるのだが、一方で本作には武功自体を強化するシステムがある。武功の強化には、専用の素材を使用する。低レアリティの武功の強化は素材が入手しやすかったり、必要な素材の数が少なく強化しやすいという仕組みになっていて、高レアリティの武功の強化はかなり大変そうな印象だった。
また戦力の強化には「ブレイド&ソウル」というシステムと、「守護霊」というシステムも確認できた。
「ブレイド&ソウル」は、「ブレイドアンドソウル」シリーズ登場キャラクターに由来する「ソウル」というアイテムを使用する。プレーヤーには「メインソウル」1つ、「サブソウル」2つの合計3つのスロットがあり、ここにソウルを装備する。「メインソウル」に装備したソウルのパラメーターはそのまま、「サブソウル」に装備したソウルのパラメーターは一部が、キャラクターのステータスにプラスされる。ソウルにもレアリティがあり、基本的にはレアリティが高いソウルのほうがステータスが高くなっている。
今回は低レアリティから高レアリティのものまでソウルが揃っている状態のアカウントだったので、多くの種類のソウルを見ることができた。その中には「ポー・ファラン」や「ジン・ヴァレル」など、「ブレイドアンドソウル」に登場したお馴染みのキャラクターが見られた。
ソウルには「ブレイド効果」という要素もあり、ソウル毎に固有のバフ効果がついている。この効果にはレベルが設定されており、同じブレイド効果を持っているソウルを複数装備することで、より強力な効果を発揮できる。ステータス補正とブレイド効果の要素を含めてセットするソウルの構成を考えると良さそうだ。
またキャラクター性能を強化する要素として「守護霊」という要素もある。こちらはシンプルで、装備するだけでキャラクターの各パラメーターにプラス補正がかかる。成長要素もあるとのことなので、守護霊の育成も重要になっていきそうだ。
アクション性の高い戦闘は健在。ボスは攻撃パターンを覚えることが重要
本作では、広大なフィールドを探索する楽しさも味わうことができる。フィールド上には「ランドマーク」や「石碑」など、様々なスポットが存在し、これらを探すことは楽しみの1つであり、ゲーム進行における重要な要素の1つでもある。
例えば「石碑」は、ストーリーを補完するテキストが書かれており、これを読み進めることで、本作のストーリーをより深く理解することができる。また石碑を読み進めるとキャラクターのステータスにプラスの補正がかかるため、さまざまな石碑を訪れるのも重要だ。
本作には自動移動機能が備わっており、徒歩で容易に辿り着ける場所の石碑は、マップから選択するだけで自動的にキャラクターが移動してくれる。しかし、一部の石碑は、崖から飛び降りたり、軽功を駆使しなければ到達できない場所に設置されている。フィールドを隅々まで探索したり、様々なスポットを探すことも本作の楽しみ方の1つとなっている。
さて、体験会の後半では実際にソロ用のボスモンスターとの戦闘に挑戦できる機会もあった。
ボスとの戦闘では、高威力のボスの攻撃を避けつつ、的確に反撃を行う必要がある。その起点となるのが、「ソウルパリィ」と「回避行動」という技だ。これは、ボスの特定の攻撃をタイミングよく受け流すアクション。この技をそれぞれ一定回数ボスに対して成功させると、ボスが硬直状態になり、その隙に攻撃を加えられる。
しかし、「ソウルパリィ」の発動タイミングはかなりシビアだ。予告動作から察知して発動することも可能だが、敵の攻撃パターンを覚えた方が安定するだろう。相手のレベルが高ければ高いほど戦いはシビアになり、ソウルライクジャンルのような繊細な戦闘が大事になる。可能なら複数回チャレンジしたり、動画を見て学ぶことが討伐への近道だと感じた。これらの要素から改めて本作の戦闘のアクション性の高さを感じた。
「ブレイドアンドソウル」からビジュアルの美しさや、キャラクターメイクの豊富さ、そしてアクション性の高さを引き継ぎつつ、外出先ではスマホから、自宅ではPCでと端末を使い分けて遊べる快適さを新しい価値として付与した作品が正当続編である「ブレイドアンドソウル2」だと感じた。
本作は7月5日より事前登録がスタートしているので、ぜひ公式サイトをチェックして欲しい。