【特別企画】

恐怖の最強パワーを秘めたティアラメンツが「遊戯王マスターデュエル」に実装! 新禁止制限と合わせ今、かつてないカオス環境を向かえる!

【「遊戯王マスターデュエル」新リミットレギュレーション】

4月10日 適用予定

 爆アドォォォ!アドえもんです!筆者は普段YouTubeにて遊戯王を中心にカードゲーム動画を投稿している愉快でうるさいお兄さんだ。

 今回は4月10日に実装される新セレクションパック「ブレッシングス・オブ・ネイチャー」に収録される最強テーマ「ティアラメンツ」についてと、同じタイミングで適用される新たなリミットレギュレーションでランクマッチ環境にどのような変化が起こるのかを語っていきたいと思う。

 今回は先に結論から言おう。今まで何度もパワーカードが実装される度に「壊れる壊れる」と多くのプレーヤーから言われて来た「遊戯王」の対戦環境だが今回の壊れっぷりは”過去最大級の破壊力”を秘めていると……! それほどまでに次環境で活躍が確約しているカード達のパワーは凄まじいのだ。

 とは言えそんな環境の中でもしっかり対戦ゲームとして楽しい部分もあるし、実装される新カードも面白いカードばかりであるため怖がらずに安心もして欲しい。俺たちの遊戯王はそう簡単には終わらないってワケだ! それでは早速新環境の考察をやっていこう!

【【#遊戯王マスターデュエル】可愛らしい恐竜さんを回しながらティアラに怯える枠【#爆アドGAMES】】
「ティアラメンツ」環境に向けて筆者がダラダラと喋りながら紹介する配信をしたので、その恐ろしさの片鱗を知れるかもしれないぞ!
4月10日適用予定のリミットレギュレーション

制限カード
・スキルドレイン
・群雄割拠
・御前試合
・朱光の宣告者
・ふわんだりぃずと謎の地図
・ティアラメンツ・キトカロス
・壱世壊=ペルレイノ
準制限カード
・神碑の泉
・神碑の穂先
・ネクロフェイス
・雷鳥龍-サンダー・ドラゴン
・ティアラメンツ・シェイレーン
・ティアラメンツ・メイルゥ
・ティアラメンツ・ハゥフニス
枚数制限が解除されるカード
・オルターガイスト・マルチフェイカー
・魂喰いオヴィラプター
・超融合
・霞の谷の神風
・オルフェゴール・ガラテア
・魔導書の神判
・SPYRAL-ジーニアス

決闘者たちを絶望の海へと引きずり込む美しき人魚達……最強筆頭の融合テーマ「ティアラメンツ」がついに襲来!

 まず最初に次環境を語る上で欠かせない新セレクションパック「ブレッシングス・オブ・ネイチャー」の内容についておさらいする。このパックには主に新テーマとして「ティアラメンツ」、「春化精」の2つと、既存テーマの強化として「アマゾネス」、「メルフィー」の新カードが登場する。「遊戯王OCG」のパックの時期で説明すると2022年4月に発売された「POWER OF THE ELEMENTS」と5月発売の「デュエリストパック-輝石のデュエリスト編-」の中からカードがチョイスされている形となり、時期的にはその次の弾にあたる「DARKWING BLAST」のカードも“何故か”数枚だけテーマの強化枠として先行収録されている。

 収録されているテーマが全体的に可愛らしいモンスター達で固まりつつ、現実での登場時期も近かった事もあってパックの方向性が上手く纏まっているような印象だ。

 本題が「ティアラメンツ」としているため、他のカードをオマケのように思う決闘者もいるかもしれないので先に補足しておきたい。ぶっちゃけ「ティアラメンツ」以外のカードも今回しっかり強いし面白い。

 「アマゾネス」や「メルフィー」といった既存強化組のカードも非常に強力で、アマゾネスは展開のゴールとなる新たな融合のエースモンスター+P召喚(ペンデュラム召喚)を可能とするテーマ内初のペンデュラムモンスターを、「メルフィー」はテーマ内にシンクロギミックが新しく登場しつつ、一気に頭数を増やせるモンスター等も追加されたことで展開力と妨害力が一気に上がったりなど、それぞれのテーマが独自の路線で強みをしっかり伸ばして何段階もパワーアップした形となる。

新エースである「アマゾネス女帝王」によるキル力の向上や「アマゾネス霊術師」によって融合へのアクセスが簡単になったりなど順当な強化を受けている
テーマとしては新要素となるP召喚が可能な2枚のPモンスターも「聖騎士の追想 イゾルデ」を用いる事で展開ルートの幅が広がったり、P効果によってテーマとしての対応力が上がったりなど、拡張性のカードとなっているため非常に面白い。
「ワラビィ」によって頭数の追加が可能となり、「ラッシィ」によって相手ターン中のシンクロ召喚ができ、その結果新規モンスターの「うきうきメルフィーズ」が出てくるという非常にコンセプトの分かりやすい新規カード組
元々エンドフェイズにほぼ無条件で場に出力されつつ、相手のアクションに合わせてリソースを稼いだり展開を行なう事を得意としていた「メルフィーズ」にとって、直接的な妨害かつ盤面にカードを増やせるようになるこの新規3枚は本当に”分かっている”強化と言える

 そして新しく登場する「春化精」は共通効果の誓約として「そのターン中地属性モンスターしか効果を発動できない」という縛りが付くものの、地属性であればほぼ全てのモンスターをサポートできる事に加えて、全員が「地属性の蘇生する共通効果+固有効果」を持っている事から非常に高い展開能力と貫通力を持っている。

 加えて「DARKWING BLAST」より先駆けて登場する「春化精の女神 ヴェーラ」は条件はあれど妨害・展開・コントロール奪取と書いてあることが全て強いタイプのエースモンスターであり、そんなモンスターがどの「春化精」の共通効果からでも出てくる可能性があるという、実は全然化け物染みたテーマだったりするのだ。このテーマの強さを分かりやすく説明するなら、制約がついたりできる事の明確な違いはあれど「テーマモンスターがほぼ全員レドックス+α」みたいな効果を持っていると言えばその恐ろしさが伝わるだろう。

純粋に全員の効果が強力なためテーマ単体として組んだ場合の強さは当然ながら、様々な地属性テーマと力を合わせる事でとんでもない出力を生み出せるのも「春化精」の特徴
OCG環境では「ガジェット」と組み合わせたタイプが暴れた時期もあったり、将来的に強化が確定している「ナチュル」等とも手を組んで環境デッキの一角となっていた時期もあるほどだ

 とは言え、ここまで取り上げて来たこの3つのテーマを遥かに凌駕すると言っても過言ではないのが件の「ティアラメンツ」というテーマなのだ。断言するが、どのような形になっても間違いなく「ティアラメンツ」は次環境で最強デッキの一角となる。

 その特徴を簡単に説明すると、「レイノハート」を除いたメインデッキに入るテーマモンスター全員が持つ「墓地に送られた際に自身と墓地のモンスターをデッキに戻して融合召喚を行なう」という効果を繰り返し使用するのが一番のミソとなる。この効果を起動しやすいようにテーマ内の各モンスターは固有能力でデッキから直接モンスターを墓地に送ることができたり、デッキトップから何枚かをランダムに墓地に送る効果を持っていて、テーマ内のサポートカードも墓地に送られた際にも効果が起動するなど、全体的に”墓地にカードを落とす”事で様々な能力を発揮しアドバンテージを得るテーマデザインとなっているのだ。

 実際にテーマ性自体は独特で非常に面白く、可愛らしい見た目も相まって非常に人気の高いテーマなのも事実である。ぶっちゃけ筆者もかなり好みのテーマだ。

メインデッキに入る可愛らしいモンスター達が持つ共通効果と、それぞれが持つ墓地肥やし+展開効果によって容易に盤面構築が可能となっているのがポイント
パッと見ではわかりづらいと思うが、例えば1枚の墓地肥やしカードから運良くモンスター効果が連鎖すると平気で2~3体いきなり盤面に出力されるような事もあるため想像よりもハチャメチャな共通能力となっている

 次はOCGにて非常に厳しい規制をかけられた「ティアラメンツ」がなぜ強いのかを3つのテーマに分けてそれぞれ紹介していく。