【特別企画】
【特別企画】Stay at home! 「アルゴスの戦士 はちゃめちゃ大進撃」をラストボスまで攻略!
2021年6月2日 00:00
原生山~ザギラの洞窟編:意外な難関? ロープのつかみ方のコツとは
次に向かうは「原生山」だ。滑車を取ってゲルロゼオに戻ったら、エリアの左下の角に向かってひたすら進む。原生山の入口へ着くためには合計2回、ロープにつかまって川を渡ることが必要となる。
ここで悩ましいのがロープのつかみ方だ。ロープをつかむには、以下の動画のように杭のところにただ重なるだけではダメで、杭に重なった位置から川に落ちないように少しずつ崖に近付き、「カチッ」と音が鳴るまで移動する必要があるのだ。これを知らずに、一目散にロープに触ろうとすると、そのまま落下してゲームオーバーとなり、実に虚しい気分になってしまう。
実は筆者も発売当時は、このロープのつかまり方がなかなかわからず、詰まったまま泣く泣く電源を切り、何度も最初からやり直した苦い経験がある。皆さんもうっかり溺死しないようご注意を……。
全エリアの中でも、おそらく原生山は突破するのが最も難しく、次の「ザギラ洞窟」は最もビジュアルが薄気味悪い。出現する敵キャラもBGMも実に個性的だ。またもくどいようだが、最初に足を踏み入れたときは進撃をしばし止め、ノリノリのBGMを繰り返し聴きながら敵を倒しまくって戦士を強化していこう。
原生山は一本道なので迷うことはないが、空を飛ぶ敵の「エプオルゴン」がとにかく手強い。エプオルゴンはサイズが大きく、同時に2匹、3匹と出現した場合は逃げ場が非常に狭くなり、しかも戦士の頭上を目掛けてタマゴを落として攻撃してくる。さらに、地上にはロルファとプラコケリスも出現し、ロープに捕まって移動中も容赦なく攻撃してくるので厄介なことこの上ない。
毎回敵にやられて、なかなか先へ進めない場合は、いったんゲルロゼオに戻って敵を倒しながらカプセルを7個集めて「体力回復」を準備し、ロープで移動中はダメージを受けるのを覚悟のうえで力ずくで進むか、または以下の動画のように「戦士の気合」を使って敵を倒すといいだろう。ちなみに、「戦士の気合」の使用回数は1セットにつき10回で、Bボタンを押した瞬間は戦士が無敵状態になることも覚えておこう。
ザギラの洞窟に入ったら、不気味なBGMをノンビリ聴きながら敵を倒し続けて、体力とカプセルを回復させよう。入り口付近にいれば、ロルファ型とプラコケリス型の2種類しか敵が出てこないので、原生山よりもはるかに楽に戦える。できればここでも、体力の最大値を1増やしておきたい。危なくなったら、体力を回復してくれる仙人の部屋へ向かおう。
仙人の部屋を出たら最上部に戻り、ひたすら右へ進むと出現する門を目指そう。途中のロープで移動する場所に出現する炎は、戦士の頭上に上がった瞬間にくぐればダメージを受けずに抜けることができる。門に入ると、一本道の夕日がまぶしいマップに切り換わるので、ここでも美しい背景とノリノリのBGMを楽しみつつ、ひたすら右に進んで次の門を目指そう。
夕日のマップを抜けると、舞台は再び洞窟に変わる。ここからはかなりの長丁場となるが、写真のようにくさりガマが使える場所が見えたら必ず下に降りるようにして進めば、ボスの「ザギラ」がいる部屋にたどり着くことができる。ここで厄介なのが、狭い足場の間にある谷間から出現する炎だ。炎が出てくる場所では、まずディスカーマーを連射して炎を出現した瞬間に消し、新たな炎が出現するまでの一瞬のスキにジャンプして反対側へと飛び移る。空中で炎に当たると、そのまま谷底に突き落とされて即死してしまうことがあるので、面倒でも炎は必ず消してから先に進むこと。
ボス戦は動画のように、頭上からの体当たりを受けないよう、天井にボスが捕まったらすぐに縦のラインを外すように動きながら、正面にきたところで集中攻撃を仕掛けて倒す。もし天井から体当たりを仕掛けてきたらすぐにしゃがんでかわす。体力に余裕があれば、ダメージを受けても構わず攻撃を繰り返し、強引に倒してもオーケーだ。ザギラを倒すと、インドラから「炎のボーガン」のアイテムがもらえる。
ドラゴ神殿編:またもロープ移動が難関に?
次なる目標は、原生山の入り口のすぐ北側の島にある「ドラゴ神殿」。以下の動画のように、杭に重なってBボタンを押すとボーガンの力によってロープが発射され、島へと渡れるようになる。前述の滑車によるロープ移動と同様、ここでもロープを放つ場所を自力で発見するのは意外と難しく、筆者も最初はかなり困った記憶がある。皆さんも困ったときは、ぜひ参考にしていただきたい。
神殿内部は、ゲルロゼオと同じ平面マップでかなり広いが、実質的にはほぼ一本道で、あとは杭に重なってロープを張るコツさえわかってしまえば、途中で困ることはないハズ。敵が強いなと思ったら、例によって緊迫感を演出するBGMをじっくり鑑賞しながら、上から直進してくる「ヒョーキング」を倒しまくって戦士を強化、体力アップに努めよう。
ボスのドラゴは、以下の動画のようにコウモリ型の弾をジャンプでかわしながら、正面に回り込んでディスカーマーを投げ、少しずつダメージを与えていけばよい。ドラゴを倒すと、インドラから胸力がアップしやすくなる効果を持つインドラの鎧がもらえる。
ラグラサンド高地~天空の島ラルピウス編:くさりガマが戦士の命綱に
今度はドラゴ神殿からずっと離れた、ゲルロゼオの東の端にある門から「ラグラサンド高地」に向かう。門のすぐ近くには、体力を回復してくれる仙人がいるので、こちらもありがたく利用しよう。
ラグラサンド高地は一本道なので迷うことはないが、エプオルゴンのタマゴ攻撃が相変わらず厳しい。空に浮かぶように描かれた山脈のグラフィックスを愛でながら、「戦士の気合」や「体力回復」を使ってとっとと先へ進み、「ラルピウス」につながる門へ飛び込もう。ラルピウスに着いたら、まずは雪山と森、湖を描いた美しい背景とBGMをじっくりと味わってほしい。
天空の島ラルピウスを攻略するためのポイントとなるのは、くさりガマの活用法だ。途中で「行き止まりかな?」と思ったら、くさりガマを投げて上に登るか、または地面にセットして下に降りると、画面外にある別の足場へと移動できるポイントが発見できるからだ。
また、地面にセットしたくさりガマにぶら下がることで、敵の攻撃を回避することもできる。特に、上空から突然飛び降りてきて超電磁波を撃ってくる強敵、その名も巨重兵士バーガンの攻撃をかわすときには絶大な効果を発揮するので覚えておこう。なおバーガンは倒すと経験値、すなわち腕力と胸力をたくさんもらえるので、バーガンが単独で出現するポイントを見付けたら、空高く浮いた島の不思議な光景と新たなBGMを楽しみながら、戦士をどんどん強化していくことをオススメする。
ボスのラルピウスは、高い位置にある足場から動かないため、くさりガマを使って足場によじ登ったうえでの接近戦を強いられる。以下の動画のように、部屋に入ったら急いで足場に乗り、ジャンプで弾を避けつつダメージを与えていこう。弾に当たると体力を2個削られるので、「体力回復」をストックしておくと安全だ。
ラルピウスを倒すと、インドラから最後の神器「戦士の紋章」がもらえる。戦士の紋章を入手したら、以下の写真の要領でガラガンダ連峰の頂上に移動しよう。頂上の部屋にいるインドラから、使用すると体力が全回復する効果を持つアイテム、体力回復剤がもらえるからだ。なお、体力回復剤をくれるインドラは、ほかの場所にも何人かいる(ゲルロゼオの南東の果てなど)ので、興味のある人はぜひ探してみよう。回復剤は1個しかストックできず、1回使うとなくなってしまうが、インドラを尋ねれば何度でも回復剤をくれるので、これを利用しない手はない。
ガルバの塔~ライルの塔
「ガラガンダ連峰」で体力回復剤をもらったら、くさりガマで2回下に降りてから右に進み、杭に重なったらBボタンを押してロープを張り、あとはロープにつかまってそのまま道なりに進もう。難敵エプオルゴンを倒しながらしばらく進むと、やがてガルバの塔への入口が見えてくる。これまでとは明らかに異質の、いかにもクライマックスに一歩ずつ近付いているかのような緊迫感を感じさせるBGMにもぜひご注目を。
ガルバの塔は5階建てで、敵はグジラとディメロブルーザーの2種類が登場。2階にグジラが1体、3階に2体、4階にディメロブルーザーが1体、5階に進むとボスのガルバが出てくる。グジラは、エルガと同じ要領でジャンプで弾を避けつつダメージを与えていく。天井と壁に沿って動き回るディメロブルーザーは、天井から落ちてきた場合は左右どちらかにいったん逃げ、地面を直進すてくるまで待ってから攻撃しよう。
敵の数が極端に少ないので、ここでのカプセルや経験値稼ぎはおすすめしない。戦士をもっと成長させたいのであれば、天空の島に戻ってバーガンを狙い撃ちしたほうがいい。
ボスキャラの「デスピゴ」は、2本の首のうちいずれか一方にディスカーマーが当たればダメージを与えることができる。倒し方は以下の動画を参考にしてほしい。デスピゴを倒すと、インドラからライガーが待つ牙城への入り口を開く効果を持つアイテム「笛」が手に入る。これでエンディングを迎えるために必要なアイテムは無事コンプリートとなる。
笛を入手したら、ゲルロゼア~ロルセニア渓谷へ移動する。ロルセニア渓谷の入口から数えて4番目にある塔(これがライルの塔だ)を、くさりガマを使ってひたすら登る。塔の最上部に進んだら、急いで上空にいる2体のモルゴリンをジャンプ攻撃、または「せんしのきあい」を使って倒す。敵を片付けてから笛を吹くと、いよいよライガーの待ち受ける牙城の入り口が出現する。聴ける機会がたった1回しかない、プレーヤーを未知の世界へといざなう美しい笛の音色にもぜひご注目を!
獣王ライガーの牙城~ライガー討伐 成長した力で正面から突撃!
最終エリアとなる牙城は、敵の体が黒ずくめに、さらにパワーアップした状態で出現し、なおかつ狭い部屋で戦う必要があるので攻撃が避けにくいのが厄介だ。目安としては、ここに来るまでに戦士の体力(の最大値)が11個以上、腕力・胸力は3200前後まで成長させておきたい。安全にいくなら、やはりここでもBGMを聴きながら、体力回復剤をくれるインドラを利用しつつ、敵を倒し続けて体力が最大値になるまでノンビリ遊ぼう。
マップがかなり広く、しかも城内への入り口がスタート地点から遠く離れた位置にあるので、最初は面食らうかもしれない。だが、途中でルートが分岐する場所は少なく、実質的には一本道に限りなく近い単純な構造なので、道に迷うことはないだろう。なので、マップ探索よりも狭いスペースでいかに敵の攻撃をかわしつつ倒せるかが、ライガーの待つ部屋へとたどり着くための鍵となる。特に、弾を撃ってくる敵に対しては、地面を歩くよりもナナメに動けるジャンプを使ったほうが弾を避けやすくなるので覚えておこう。
もし、途中で体力が減ってピンチになった場合は、必ず体力回復剤を先に使うこと。 以下の写真の位置に、体力回復剤をくれるインドラがいるからだ。体力回復剤を補充したら、あとは写真のように十字路の部屋まで戻ってから左に進み、敵を倒しつつしばらく道なりに進んでいけばライガーの待つ部屋にたどり着くことができる。
ラスボス、ライガーの弱点は2本の腕ではなく頭。腕から弾をひっきりなしに撃ってくるので、すべてかわすのは正直言ってかなり難しい。なので以下の動画のように、ディスカーマーが届く位置まで接近したら、敵弾に構わずジャンプ攻撃を繰り返し、力技で倒すといい。
なお、エンディングの場面は見てのお楽しみとしたく、本稿では伏せてさせていただくので悪しからずご了承を……。
オマケ&エピローグ:お笑いネタも楽しみつつ、「アルゴスの戦士」をとことんまで遊び倒そう!
おしまいに、思わず笑ってしまう裏技をご紹介する。
ライルの塔など、上空にモルゴリンが出現する場所でモルゴリンの頭を連続で踏み付けながら、モルゴリンを画面最上部に誘導してみよう。踏んだ反動でジャンプした戦士が画面上部に飛び出すと、なぜか突然ゲームオーバーになってしまうことがあるのだ。また、ドラゴ神殿の入口近くで、右の部屋に向かって進む際に特定のラインから画面を切り替えると、切り替わった瞬間に戦士の位置が穴の空いた場所と重なってしまうため、やはり即死してしまうのだ。
これらの裏技は、当時のファミコン専門誌の裏技コーナーに掲載されていたもの。ファミコンブーム期の追体験ができるネタとして、そして日頃のストレス解消(?)のためにも、ぜひご笑納いただきたい。
せっかくの行楽シーズンなのに、コロナ禍でどこにも出掛けられなかった読者の皆さんが、本稿を通じて本作の舞台を観光旅行するノリでゆっくり、まったり冒険する楽しさを体験していただけたら幸いだ。
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