インタビュー
「『VALORANT』でまずはアジアトップ、そして世界で活躍できるチームになる!」Absolute JUPITERインタビュー
数量限定のコラボモニター「XL2546S」の使用感、そしてデバイス選びへのこだわりも
2020年6月26日 13:00
あの「League of Legends」を手掛けたライオットゲームズが生み出したチームベースFPS「VALORANT」が6月2日に正式リリースとなった。「Counter-Strike」に端を発する5対5のチームベースFPSの最新作となる「VALORANT」は、「LoL」同様に、eスポーツ展開を大前提としており、大会やリーグなどの発表が行なわれる前から、世界中の多くのプロチームが名乗りを挙げ、さっそく世界一を夢見てしのぎを削っている状況だ。
そして日本で、この新作タイトルにいち早く参入を表明したプロチームが、「CS:GO」界のレジェンドであるAbsoluteだ。国内大会ではまさに敵なしだったAbsoluteがきっぱりと「CS:GO」を離れ、プロチーム「JUPITER」に加入し、Absolute JUPITERとして「VALORANT」1本で活動するという発表は、日本のFPS界に衝撃を与えた(参考記事)。
その裏には、一体どんな展望と覚悟があったのか。また、プロである彼らにとって、新たな競技種目となる「VALORANT」のゲーム性をどのように捉えているのか。今回、FPSコミュニティが抱いているであろう様々な疑問をメンバー全員にぶつけてみた。
また、本日6月26日にBenQ ZowieからAbsolute JUPITERコラボモデルとして新モニター「XL2546S」が発表された(参考記事)。プロFPSプレーヤーであり、またBenQアンバサダーであるAbsolute JUPITERに、新モニターの使用感、そしてデバイス選びに対するこだわりについても尋ねてみたので合わせてお楽しみいただきたい。
「CS:GO」プロ中のプロであるAbsolute JUPITERのメンバーは「VALORANT」のゲーム性をどう見るか
――まずここ数カ月間プレイして、「VALORANT」は楽しいですか?
全員: 楽しいです!
Laz選手: 「CS:GO」と同様に、かなり競技性を意識して作られたゲームなんだなと感じていて、やり込み甲斐がありますね。
crow選手: 「VALORANT」の良い点は、エージェントごとに役割が明確に異なっているので、それぞれがチームに貢献している感覚を味わえるところですね。
Reita選手: 僕も同感で、全エージェントの使いどころが異なっているのが新鮮で面白いです。「CS:GO」だと1人で何でもできてしまいますが、「VALORANT」ではエージェントごとの動きが違います。今はそれを覚えていくのが楽しいですね。
――ゲーム性についてはいかがですか?
crow選手: 自分は「VALORANT」を始めてからすぐ、「CS:GO」で培った思考が活かせるなと感じました。攻撃と防御のノウハウや、スモークの打ちどころなどは「CS:GO」と共通ですね。
Laz選手: 5対5の爆破系FPSという点では同じなので、基本的なセオリーは共通ですが、全く同じというわけでもありません。エージェントの要素や細かいプレイフィールなど、新たに適応しなければいけないところは沢山あります。
Reita選手: 一番の違いは、やはりエージェント構成ですね。相手のエージェント構成によってこちらの動きを大きく変えていかなければいけないゲームなので、細かい対策を練るのがこれからの課題になってくると思います。
JUNiORコーチ: このゲームの面白い点が、どのエージェント構成もある程度戦えるという点です。もちろん、基本となるスタンダードな構成はありますが、そこから少しズレた構成でも、その構成ならではの強みを活かせれば十分戦えます。自分たちが使わない構成でも、相手に回したときのことを考えて研究する必要があり、これは自分たちにとって新しい挑戦ですね。
Laz選手: 課題は沢山ありますが、その分試合ごとに新しい発見がたくさんあります。今は反省を繰り返しながらどんどん成長できる段階にあるので、やりがいを感じています。
takej選手: 同じく、今は大変ですが、その分楽しいですね。沢山吸収できるということは、それだけ奥が深いゲームだということですからね。
JUNiORコーチ: それから、アップデートごとに大きくメタが変わるのも、課題になっていくと思います。調整内容にスピーディーに対応しなければなりませんし、新たに強い戦法が生まれればいち早く習得しなければなりません。コーチとして、そういう部分の情報収集能力も求められていると思います。
――アップデートごとにバランスが変わるのは、キャラクター制FPSならではですね。そういう面で不安はありますか?
barce選手: エージェントが追加されることに対して楽しみもありますが、不安もありますね。
Laz選手: アップデートが入るのは仕方がないと思いますが、プレイする側としては、大きなバランス変更はあまり嬉しくないですね。今までやってきたことが無駄になってしまうような調整は無いといいなと思っています。
crow選手: もちろん不安はありますが、コミュニティのことを考えるとアップデートは必要なので、それに対応してこそのプロだと思っています。
――現状のゲームバランスには満足していますか?
Laz選手: 非常にバランスの良いゲームだと思います。「このエージェントは絶対使わないな」、というのが1人もいないですね。
――オンライン対戦のクオリティはどうですか?
Laz選手: 非常にいいと思います。「CS:GO」のオンラインマッチは他のゲームと比べてもしっかりしているんですが、「VALORANT」の方が勝っていると思います。今後オンライン大会などが行なわれても、ネットワーク面では不安はありませんね。
――有名ストリーマーのShroud氏が「『VALORANT』のスキル介入度は『CS:GO』より低い」と言及し話題になりました。これについてどうお考えですか?
Reita選手: それはあるかもしれません。「VALORANT」はエージェントの要素がある分、「CS:GO」のように個人技がそこまで試合を左右しません。エイムに関しても、「CS:GO」の方が頭が小さくて足も速いため、難しいのは確かです。
Laz選手: ただ、「VALORANT」は個人技で差が出にくい分、チームの連携が重要になってくるゲームです。なので、個人スキルが重要でないからと言って、競技性が低いという訳ではありません。個人的にはこっちのほうが好きですね。
crow選手: 自分たちは個人技にもチームワークにも自信があるので、そのShroudの発言はあまり気にしていないですね。
国内最強の「CS:GO」を離れる大きな決断の裏にあったチームの想いとは
――さて、Absoluteはゲームの正式タイトルが発表される前から、「VALORANT」への移行を表明されていました。その裏にはどんな想いがあったのでしょうか?
Laz選手: 僕たちは「CS:GO」をずっと続けてきていて、もっと続けたいという意思はありました。しかし日本の「CS:GO」プレイ環境を考えた時、チームが今以上に成長していくのは難しいと考え、移行を決めました。
crow選手: 自分たちのゲームへの姿勢として、やるからには国内のみならず、アジアトップ、そして世界大会で活躍するチームでありたいという志を持っています。「CS:GO」では達成できなかった目標ですが、この志を引き継いで「VALORANT」へ挑んでいくつもりです。
Laz選手: 早い段階で移行を表明したのは、開発元のRiotは「League of Legend」でeスポーツシーンでの実績があり、eスポーツタイトルとして「VALORANT」に信頼を寄せていたからですね。
――「CS:GO」から「VALORANT」への移行に際して、チーム内ではどのような話し合いが行なわれたんですか?
Laz選手: 話し合い、うーん……
crow選手: 話し合いは無かったに等しいよね?
barce選手: ほぼ無かったですね。
crow選手: ゲーム発表当初から「行くしかない!」という意識が皆にあったと思います。誰かが言いだした時には「それ俺も思ってた」みたいな感じで。なので移行はメンバー全員の総意ですね。
――皆さんが長年プレイされてきた「CS:GO」ですが、未練はありますか?
Laz選手: 「CS:GO」はとても好きだったので、最初は残念な気持ちもありました。しかし今となってはしっかりと気持ちを切り替えていますし、「CS:GO」を触りたいとも思いません。別のゲームを触ってしまうと「VALORANT」のプレイングにも影響が出てしまいますからね。
――では、皆さん「CS:GO」は一切プレイされていない?
Reita選手: 一切触っていないですね。
crow選手: そうですね。
takej選手: 自分も移行を決めてからはずっと「APEX Legends」ばかりやっていたので、「CS:GO」はやってないですね。
Reita選手: 自分は元々ソロでプレイするのはあまり好きではなかったので、移行を決めてからは「CS:GO」をプレイする理由が無くなってしまったんです。たぶん皆そうじゃないですか?
barce選手: 俺は「VALORANT」リリース前まで、配信でちょっとやってました(笑)。
Reita選手: もちろん、また機会があれば触ることはあると思います。配信で遊びとしてプレイしたりとか。
Laz選手: ただ、もともと「CS:GO」自体配信しづらいゲームなんですよ。マッチングに時間がかかったり、チートや暴言などの問題もありました。その点、「VALORANT」はチート・暴言対策に凄く力を入れてくれています。ちょっとでも暴言を吐くプレーヤーがいるとすぐBANになりますからね。
――そして、現在はプロチームJUPITERに所属していますが、プロチームに所属して変わったことなどはありますか?
crow選手: JUPITERに加入してからは、めちゃくちゃ充実していますね。フリーだった時は金銭的にも切り詰めていて、プロゲーマーを続けていくことに対して不安がありました。JUPITERは金銭的もそうですが、マネジメントも手厚く、今はなんて言うんだろう、誰かバトンタッチしていい?(笑)
Laz選手: 大体そんな感じですね。例えば賞金の振り分けなどに関しても自分たちで悩むことがないので、安心してゲームに打ち込める環境を用意してもらっています。
――Absolute JUPITERは、「VALORANT」における実績がない時点から、JUPITERやBenQ、そして我々のような、企業やメディアから注目されています。その点についてどう感じていますか?
Laz選手: ありがたい気持ちと、不安な気持ちがありますね。ただ自分たちはこれまで、「CS:GO」という世界で一番レベルの高いFPSを真剣に取り組んできたので、そこを評価していただいていると思っています。
初の大会へ向けての意気込み、選手たちはどこまで仕上がっているのか
――「RAGE VALORANT Japan Invitational」(6月20・21日開催、インタビュー時は開催前収録)が皆さんにとって初めての大会となります。そこに向けて、今どのような練習をされていますか?
Laz選手: 「CS:GO」時代から変わらず、夕方の4時ごろからオンラインで集まって試合をしています。夜まで試合をやって、その後に反省会をする、といった感じですね。午前中は個人技の練習を兼ねて、各々配信や動画撮影などの活動をしています。
JUNiORコーチ: 僕は海外の動画を見たり、マップ研究をメインに担当していて、毎回僕のフィードバックを反映させながら練習しています。
crow選手: 新しいゲームだからこそ、今はミスを減らすことが一番重要だと思っています。練習の通りの動きをミスなく大会でできるように練習しています。
――エージェントの割り当ては既に決まっていますか?
crow選手: 今はまだ試行錯誤の段階で、皆色んなエージェントを試しています。
barce選手: 俺はほとんどブリムストーンしか使ってないけど……。
crow選手: 確かに(笑)。barceはもうブリムストーン固定になってきましたね。
Laz選手: barceのブリムはマジで今後も変わらなそうだよね(笑)
Reita選手: コアとなってくるエージェントが何人かいるので、それを使っている人たちはもう固定になってきていると思います。
crow選手: そうだね。Lazはサイファー、僕はセージをメインに使っています。
barce選手: Reitaさんがよくわかんないよね。
Reita選手: 俺はソーヴァになるんじゃないの?
barce選手: takejは?
takej選手: フェニックスかレイナかな。
barce選手: フェニックス使ってねーだろ(笑)
takej選手: レイナが弱体化されたら使います。
barce選手: レイナが弱体化されたらブリーチ使ってよ。
takej選手: 嫌だ(笑)。
takej選手: 俺とReitaさんは割と自由に使ってるよね。
crow選手: そうだね、この2枠は自由枠みたいな感じで。
Reita選手: とりあえずはこんな感じで決まっていて、ここからどう調整していくか、といったところですね。
Laz選手: すみません、もっと詳しく話せたらいいんですが、このゲームはエージェント構成がかなり大事なので、具体的なところはまだ濁しておきたいんです(笑)
――プロというのは、大会に向けて仕上げていくものですが、「CS:GO」時代の大会での動きを10とすると、今どの程度まで仕上がっていますか?
crow選手: 個人技については、「VALORANT」においても皆10まで仕上がっていると思います。ただ、マップコントロールや知識量、細かい連携については……
takej選手: 9か9.5?
crow選手: え、そんなに高い(笑)? 僕はまだ学ぶ余地があって未知数な部分でもあるので、7か8くらいだと思います。
――このインタビューが載る頃には結果が出ているわけですが、大会に向けて意気込みはありますか?
Laz選手: 僕たちにとって最初の大会なので、絶対に負けられないです。
――対戦相手となるチームで、意識しているチームはありますか?
barce選手: 僕はSCARZが強いんじゃないかと踏んでいます。「CS:GO」で強かったプレーヤーが何人か加入したらしいので、要警戒ですね。
crow選手: あと直近の2つの大会ではLag Gamingが優勝しているので、そこも警戒しています。ただ、どのチームとも練習試合はできていないので、どこが相手になっても気は抜けないですね。
Laz選手: これまでの大会でのLag Gamingの動きは見ていますが、個人技はもちろんのこと試合運びが非常に上手い印象です。メンバーも「CS:GO」経験者がいるので、油断できない相手です。
Reita選手: それと、大会の形式がシングルエリミネーションなので、何が起こるか分かりません。そこも意識しなければいけないポイントの一つですね。
プロが語るデバイス選びへのこだわり、そして新モニター「XL2546S」について
――皆さんは、デバイス選びについてこだわりはありますか?
Laz選手: マウスはほぼ全員がLogicool Gの「G Pro ワイヤレスゲーミングマウス」を使っています。反応速度を試しても抜群に良いのがこの機種ですね。
それからモニターはBenQ Zowie以外あり得ないですね。自分は今まで「XL2546」という機種を使ってきていますが、これが最強モニターですね。色合いの設定項目が細かくて、これに慣れると他のモニターは使えないです。
そしてBenQ Zowieのモニターに共通して良いところは、「S-Switch」という機能があることです。この機能を使うと、自分が普段使用している設定を保存できて、大会で自分のモニター以外でプレイする際も、自分の家のモニターと同じ設定をすぐ反映できるんです。これはプロゲーマーとしては本当にありがたいことなんです。
crow選手: 海外の大会もほとんどがBenQ Zowieのモニターを用意してくれるので、「S-Switch」を持って行って差すだけで普段と同じ環境が再現できるんです。
Reita選手: それに「XL2546」は、反応速度や画質にしても最高水準です。また、台もとても使いやすくて、場所は取らないのに丈夫で、角度も細かく調節できます。
crow選手: 台にメモリが付いているのも便利なんです。メモリの数を覚えておけば、大会の際に普段の角度や高さを再現できますからね。
――そして新モニター「XL2546S」が発表されました。すでに皆さんは使用中ということですがこのモニターの使用感はどうですか?
Laz選手: 正直「XL2546」は完璧なモニターだったので、それがさらに改善されているというのは驚きでした。旧モデルのようなカスタマイズ性の高さはそのままに、さらに応答速度が改善されているため、使用感はとてもいいですね。まだ240Hzのモニターを持っていない人は、絶対にこれを買うべきだと思います。
「XL2546S」には新しい高速液晶パネルが採用されていて、応答速度が「XL2546」の1ms(GtG)から0.5ms(GtG)に改善されています。さらに、理論上は黒→白→黒の応答速度に関しても「XL2456」より速くなっています。もともと十分速いのですが、そこからさらに速くなっていて、これは肉眼ではわからないレベルでの変化ですね。
Reita選手: 実はメーカーの方から、フィードバックがあったら教えてほしいと言われているんですが、文句のつけようがないです(笑)。
Laz選手: 便利な「S-Switch」も旧モデルと共通なので、大会のモニターが「XL2546」でも困らないですしね。
takej選手: 今モニターの購入を考えている人がいるなら、絶対に貯金してこれを買ったほうが、後悔しないと思います。
日本のFPSシーンを率いていく存在として、Absolute JUPITERはコミュニティとどう向き合っていくのか
――さて、「VALORANT」は日本国内のみならず国外でも参戦表明をしているチームは多くありますが、特に注目しているチームはありますか?
Laz選手: 韓国に「MVP PK」というチームがあるんですが、「CS:GO」時代に自分たちと彼らはライバル関係にありました。そして最近、MVP PKのメンバーを中心として「Vision Strikers」というチームが新たに結成され、彼らも「VALORANT」で活動していくと聞きました。
韓国の「CS:GO」プレイ環境は日本より悪いので、彼らも自分たちと同じようなことを考えていたんだな、と思いましたね(笑)「CS:GO」時代は何度も対戦したチームなので、「VALORANT」でも同じようにライバル関係になるのかな、と思っています。
――先日Riotから「VALORANT IGNITION シリーズ」が発表されましたが、eスポーツタイトルとして、「VALORANT」にはどのような展開を期待していますか?
Laz選手: 国際シリーズが発表され、日本も対象になっていることはとてもありがたいです。今後の展開としては、まず第一に大会が沢山開催されてほしいですね。公式大会でもコミュニティ大会でも、多ければ多いほどコミュニティにとって良いと思います。
takej選手: 一番理想的なのは、「LJL」のような国内リーグが発足されることですね。国内リーグがあるだけで、選手たちの生活はかなり安定しますし、その分選手たちも本気でゲームに取り組めると思います。
――国内の「VALORANT」に対する注目度、盛り上がりについてはどのように感じていますか?
Laz選手: まず間違いなく「CS:GO」よりは注目度が高いと感じています。
crow選手: 特に国内の盛り上がりはケタ違いですね。
――「VALORANT」が初めてのFPSタイトルになるプレーヤーも多いと思いますが、そういった方々に向けて発信していることはありますか?
crow選手: 動画などを作る際には、初心者の方々を意識して、基礎知識を中心に紹介するようにしています。やっぱり敵を倒せないと楽しくないので、自分たちのコンテンツで基礎を覚えてもらって、やめてしまう人が減るといいなと思っています。
Laz選手: 僕のところでも一番伸びがいいのは初心者向けの動画ですね。
takej選手: 僕は見ていて面白い動画を作るように心がけています。アメリカのStewie2k選手の動画みたいに、ただのキルシーン集よりも、見ていて楽しめる動画を意識しています。
crow選手: 「VALORANT」はある程度基礎ができてくると、途端に面白くなるゲームだと思っています。エージェントのスキル一つとっても沢山の使い方があって、自分で様々な工夫ができます。自分で考えた戦略が決まった時が一番爽快なので、是非その感覚を味わってもらいたいですね。
――ファンの方々に向けて、Absolute JUPITERのココを見てほしい!という点はありますか?
Laz選手: やっぱり一番は大会ですかね。大会結果もそうですし、リアルタイムで大会を観戦しに来てほしいです。今は観戦UIが未だ完璧でなかったりしますが、「VALORANT」は観戦するにも分かりやすいゲームだと思います。
crow選手: 僕も同意見ですね。動画などにも力は入れていますが、やはり一番見てほしいのは大会です。
Laz選手: 特に自分たちは、チームワークが他のチームより段違いに良いと思うので、そこに注目してほしいです。
crow選手: 他にも、お互いのチームが削れて3対3などの状況になった時のアドリブ力も、注目してほしいポイントです。
――最後に、「VALORANT」における皆さんの夢を教えてください。
Reita選手: まずは国内の大会をすべて優勝、そしてアジアでの大会で優勝することが直近の目標です。ファンの方々には是非大会に来て応援してほしいですね。
takej選手: 日本で優勝するのは僕らにとっては通過点でしかありません。まずはアジア最強に向けて進んでいきたいです。
Laz選手: チームの最終目標としては、世界一のチームになることです。
crow選手: また、日本の「VALORANT」コミュニティが大きく成長していって、コミュニティ全体が世界レベルになってくれたらいいなと思っています。
JUNiORコーチ: 僕たちが日本の「VALORANT」コミュニティを引っ張っていけるような存在になって、僕たち以外にも世界レベルのチームが日本から沢山出る、これが僕たちの一番夢ですね。
――「VALORANT」では「CS:GO」よりも好結果を残せる、と言い切ってしまって良いですか?
crow選手: はい。そのポテンシャルがあると言っていいと思います。
Laz選手: ただ、日本の「VALORANT」コミュニティが盛り上がってくれれば、その分強いチームも出てくると思うので、「CS:GO」時代のように国内で4年間無敗、とかは無いと思います(笑)。
Reita選手: 確かに(笑)。
Laz選手: もちろんそれも狙っていきたいですけどね。
――ありがとうございました。活躍期待しています。頑張って下さい!