インタビュー
石渡氏と片野氏が語る。完全新作の「NEW GUILTY GEAR」という作品
イベントステージだけでは物足りない! シリーズファンの筆者が気になる質問をぶつけてきた!
2019年9月14日 11:41
東京ゲームショウ2019の2日目に行われた「NEW GUILTY GEAR」ステージ。そこでは最新トレーラーも公開され、メイの参戦も発表された。
大盛り上がりのイベント同日、会場付近にある某ホテルにて、「GUILTY GEAR」シリーズのゼネラルディレクターの「石渡大輔氏」と、ディレクターへの「片野旭氏」を行なうことができた。まだ全貌が明らかにされていない「NEW GUILTY GEAR」の気になる部分を伺った。
「NEW GUILTY GEAR」の新たな挑戦
――「GUILTY GEAR Xrd」の続編ではなく、完全新作であるとイベントでコメントされていましたが、「NEW GUILTY GEAR」はナンバリングタイトルではないという位置づけなのですか?
石渡氏:いきなり確信を(笑)。ナンバリングタイトルであるかというところも、現時点では公開できない状態です。我々もこの新作をどのようにするべきかということも含めて模索している段階です。
片野氏:少なくとも「Xrd」シリーズではないです。
石渡氏:「GUILTY GEAR」の新作というよりも、アークシステムワークスとして新しい格闘ゲームを作ったというスタンスをこの作品では強調していきたいと考えております。
――今のお話ですと、「Xrd」シリーズは「Rev2」で完結したということですか?
石渡氏:そこも難しいところですけど、ゲーム性としては「Rev2」で完結したと考えていただいていいと思いますが、物語としては地続きになっています。ゲーム性は全くの別物となっています。
――PVを観ると映像面ではパワーアップしているのは見るからに感じ取れますが、格闘ゲームの部分として、システム面が大きく変わるのでしょうか?
石渡氏:格闘ゲームの部分が一番変わっている部分で、「Xrd」と比べてというよりは、「GUILTY GEAR」として大きく変わると思います。
――現状4キャラクターが公開されましたが、総キャラクター数はどのような感じになりそうでしょうか?
石渡氏:すべてのモデリングを作り直していますので、それなりに労力は発生しております。リリースのタイミングから全キャラクターが登場することはないかなと。
片野氏:「Rev2」からの続投がどれくらかというのが気になっているユーザーの方も多いと思いますが、前作から流用している部分はなく完全新作としてイチから作っていますので……。なるべく、皆さんのご期待に応えられるように開発をしております。
――PVでは、ドレッドヘアーの新キャラクターがいましたが、彼はどういったキャラクターになるのでしょうか?
石渡氏:あのキャラクターを発表させていただいたのは、まったくみんなが見たことのないビジュアルを見せることで、完全新作であるというアピールする一環だったのですが、バックボーンなどの細かい話はまだ言えないんですけど、従来の歴史に何かしら絡んでいるということだけ。
――近年のアークシステムワークスのタイトルだと、初心者でも入りやすいシステムなど実装していますが、本作は初心者が入りやすい敷居なのでしょうか?
石渡氏:初心者向けのフォローがあるということは、そもそもそのゲームが難しいんじゃないかという解釈を持っています。そういった意味で、そのようなフォローが必要のないゲーム性というものを考えています。従来の「GUILTY GEAR」のような、複雑なシステムであったり、システムの多さだったりといった部分を完全にゼロから考え直しています。
片野氏:初心者向けにするというよりはシンプルにするというほうが近いかなと思っています。具体的なお話ができないので理念的なコメントになってしまいますが、「BLAZBLUE CROSS TAG BATTLE」のような方向ではない別の形で幅広い方がプレイできるものにできればと考えています。
――操作面はシンプルになっても奥深さはある、みたいな感じでしょうか。
石渡氏:シンプルにするというと、ゲーム自体をシェイプアップするという感じに聞こえてしまうかもしれませんが、入り口がシンプルになっているというだけで、ゲームの奥深さというものをカットする方向にはなりません。従来の我々らしい奥深い格闘ゲームになると思います。
片野氏:見た目が難しそうというのを払拭できればなと思っています。これまで、ボタン連打でコンボがでるようなシステムもあって、それによって格闘ゲームに入ることができた方も非常に多いと思います。ただ、本作にもそのシステムを入れて、格闘ゲームをやらない方が見たときに簡単そうには見えないんじゃないかと。何が起きているのかがわからないのではないかと。本作では、格闘ゲームをふだんプレイしていない方が見ても、何が起きているのかがわかるというところを大事にしていきたいと考えています。
石渡氏:我々の今回のキーワードだね。
片野氏:現時点では開発中、模索中ではありますが、いままでの弊社のアプローチとは違った形で、より幅広い層の方に触っていただけるようなゲームにしたいと思っております。
――本作の開発で新たなチャレンジや、どんな目標をもっていますか?
石渡氏:ゲームそのものがチャレンジだと思っています。「GUILTY GEAR」というシリーズはこれまでたくさんリリースされてきまして、これまではパワーアップさせる部分を考えていました。ですが、本作ではそういった考えは無くしてゼロから構築し、いままでよかったものは残すというスタンスでやっています。
――ARCREVO America 2019で本作の試遊が行われるようですが、どういった内容のものがプレイできるのでしょうか。
片野氏:フルスペックではないですが、本作の新しい挑戦というところをいろんな方に触っていただいて、みなさまの感想をフィードバックしていきたいと思います。最低限、格闘ゲームとして対戦で楽しめる内容になるのは保証しますが、使用できるキャラクターについては続報をお待ちください。
――最新PVで登場したメイですが、すごし大人になったような見えましたが、時代的には「Rev2」から結構先の話なのですか?
石渡氏:それは絵柄が変わったと捉えていただければと思います。世界設定としては地続きで、はるか未来の設定ではありません。
――PVでもっとも見どころだった、キャラクターが吹っ飛んでステージが変わるという部分ですが、ただの演出ではなくゲーム的な何かギミックがあると思うのですが、どうでしょうか?
石渡氏:僕らの専売特許は、何をするにしても必ず格闘ゲームのバランスであったり、哲学に落とし込むというところなので、間違いなくただの演出ではないですね。
――仕掛けた方が何かしらの恩恵が得られるといった感じに考えてよろしいでしょうか?
石渡氏:恩恵かデメリットかは分かりませんが、しっかりとした内容のシステムになっています。
今回のインタビューで様々なお話を伺うことができ、「NEW GUILTY GEAR」への期待がさらに高まった。2020年のリリース予定ではあるが、発売前に国内でも試遊する機会があるとのことなので、その日を楽しみにしている。