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同業者をして「狂気を感じる」作画へのこだわり!「NEW GUILTY GEAR(仮)」開発陣がアニメーションやカメラワークについて語る

2020年:発売予定

価格:未定

 アークシステムワークスは、「東京ゲームショウ2019」のセガステージにおいて、対戦格闘ゲーム「ギルティギア」シリーズの完全新作「NEW GUILTY GEAR(仮)」の新情報を発信するイベントを実施した。

 壇上にはシリーズゼネラルディレクターの石渡太輔氏と、ディレクターの片野アキラ氏が登壇。先月行なわれた「EVO 2019」で公開されたティザートレーラーに関するトークを中心にセッションが行なわれた。

シリーズゼネラルディレクターの石渡太輔氏
ディレクターの片野アキラ氏

全く新しい「ギルティギア」を体験してほしい

 両氏によると、本作は「GUILTY GEAR Xrd」の続編ではあるが、同社にしてみれば”完全新作”とのことで、まだ「ギルティギア」シリーズを触ったことのない人にこそプレイして欲しいゲームだとのこと。勿論、旧作プレーヤーにも愛してもらえる作品を目指す。

 EVOで公開されたティザートレーラーでも確認できるように、「かなり動きには拘っている」とのことで、アニメーションに関してはデザイナーが1枚1枚作画するという気合の入れようだ

シリーズの主人公「ソル」は今までのタンクトップで肩出しスタイルから、ジャケットを羽織るように
純主人公的な「カイ」は髪をバッサリと切った。その理由についてネットでなされている考察を両氏は面白く読んでいるとのことだ
トレーラーに登場した謎の新キャラについては「公開できる情報がない」とのことだったが、こちらの作画にもかなり気合が入っているとのこと
作画は1秒間で30枚以上使っているということで、同業者から「狂気を感じる」と言われたと冗談交じりに語った

 また、本作ではある条件を満たすとステージの端から相手を吹き飛ばして別の場所へ移動。そのままバトルを継続するシステムを導入するという。これにより画面端の攻防がどう変わるのか期待が高まる。

別の場所に移った際のグラフィックスの変化、光の表現やオブジェクトの動きに拘っているとのこと

 また、対戦中のカメラワークにも拘り、よりシームレスな動きを意識しているとのこと。「GUILTY GEAR Xrd」では、超必殺技を使用するとゲーム画面からアニメ画面に切り替わるような感じがしたが、本作では直接画面が演出に移行していくことで、より「自分がその技を使用した」感覚が味わえるという。

シームレスなカメラワークにより、没入感が増すことが期待される

 また、本作の最速試遊の出展がアメリカで行なわれる「ARCEVO America 2019」で行なわれる旨も発表された。

 最後に、片野氏は「20年以上の歴史を持つゲームの完全新作。新規プレーヤーには特に遊んで欲しい」と、石渡氏は「従来のことは忘れて構いません。全く新しい格闘ゲームの体験をお届けします」と締めくくった。

 そしてイベントの最後の最後で最新トレーラーが公開。旧作から続けて参戦する「メイ」の姿も一瞬見られた。今後も続報が楽しみだ。

【New GUILTY GEAR Sol and Ky Trailer - TGS2019】
最後の最後でお披露目されたシリーズの人気キャラクターの1人「メイ」