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圧倒的パワーで「Xrd」を超える「NEW GUILTY GEAR」に期待度爆上がり!

EVO2019の発表から大注目のシリーズ最新作! 格ゲーファンとしては見逃せない!!

9月12日~15日 開催

会場:幕張メッセ

 アメリカで開催されたEVO2019で発表された、アークシステムワークスの人気格闘ゲームの最新作「NEW GUILTY GEAR」。格ゲー以外のジャンルを含めても、個人的にもっとも注目しているタイトルである。

 そんな「NEW GUILTY GEAR」熱が高まっているなか、東京ゲームショウ2019のセガブースでは新作のプレゼンテーションが行なわれた。もちろん、他のブースの取材をそっちのけで即刻ステージを見に行った。

たった1分半のPVだけで伝わってくる圧倒的なクオリティ!

 ステージには「GUILTY GEAR」シリーズのゼネラルディレクターの石渡大輔氏、ディレクターの片野旭氏が登壇。2人の挨拶が終わると、EVO2019で公開されたPVが流された。

 アニメタッチの3Dという点では「Xrd」シリーズと同じで一見大きな変化が無いようにも見えるが、モデリングは全て一新されている。「Xrd」の頃のモデリングよりも、より石渡氏のイラストに近い雰囲気になっていると感じた。

写真左が「Xrd」。右が最新作。並べるとグラフィックスの進化は一目瞭然

 公開されたPVについて片野氏は、「ムービーと言われることもあるんですけど、冒頭と最後以外はすべてゲーム映像です。なのでPV用の演出ではなく普通にプレイしたものです」と断っていたが、確かに「GUILTY GEAR」シリーズに触れたことがない人が見たらPV用のムービーだろうと思うだろう。キャラクターの動きやカメラワークなど、従来の格ゲーではありえない、アニメのようなダイナミックな見せ方をしているのだ。

2Dスタイルの格闘ゲームで、こんなカメラワークは見たことがない

 本作のもっとも注目である、攻撃で相手を吹き飛ばすことでバトル中のステージが変わるという新システム。これについて石渡氏は「格闘ゲーマーの方はこの部分が一番びっくりしたと思う」と言っていたが、まさにその通りである。2Dスタイルの格闘ゲームには画面端の“見えない壁”はつきものだが、その常識をぶっ壊して、世界の広がりを見事に演出している。この感動は格ゲーマーじゃないとあまり伝わらないかもしれないが本当に革命的なことだ。

3Dの格闘ゲームでは無くはないが、2Dスタイルの格闘ゲームでステージが変わるのは新しい

 PVのラストでソルとカイが互いに大技を繰り出す場面があるのだが、そのシーンのアニメーションの細かさがハンパじゃない。表情の動きから髪の毛の揺れまで細部にわたって滑らかに動いているのだ。

 素人目にもその凄さは伝わってきたが、この必殺技演出では1秒間に30コマのアニメーションが凝縮されているという驚きの事実が石渡氏の口から語られた。同業者にこのアニメーションを見せたところ(こだわりに)狂気を感じると称賛されたという。

狂気を感じると言わしめた必殺技のアニメーション

 イベントの最後には本邦初公開の最新トレーラー映像が映し出され、シリーズお馴染みのキャラクター「メイ」の参戦が発表され、瞬間会場は沸き上がった。

 これまでのシリーズよりも大人びた印象のメイ。本作は「Xrd」からかなり時間が経過した世界観なのかとも思えたが、イベント後の石渡氏へのインタビューでそうではないことが判明した。

 同日に行なわれた石渡氏と片野氏へのインタビューでは、プレゼンテーションのステージでは語られなかった「NEW GUILTY GEAR」裏話が数多く飛び出したので、新作に期待しているファンはそちらの記事もぜひチェックしてほしい。(関連記事