【特集】

インテルに真っ向勝負を挑むAMD Ryzen! PCゲーマーのためのAMD Ryzen特集

そもそもAMD CPUとは何か? GALLERIA AMDモデルを使って新世代のゲーマーが求めるCPU像を解説する

【Ryzen 3000シリーズ】

7月7日発売開始

 7月7日より発売が開始されたRyzen 3000シリーズ。ひさびさにインテルのCore iシリーズに対抗できるAMDのCPUが登場したとあって、その性能は? コストパフォーマンスは? と自作PC界隈がざわついた。これを聞いたPCゲームユーザーのあなたも、同じように気になっているはずだ。

 少しでも安く、パフォーマンスの高いPCが欲しい。これはゲーマーならずとも誰もが当然のごとく考えるだろう。たとえば、今、数世代前のCore i5を使っていて、そろそろ最新世代のCPUにパワーアップしたいと考えているとしよう。これまでなら多くのゲーマーがIntel Core iの最新世代CPUを選択していたはずだ。ところがRyzen 3000シリーズの登場によって、インテルのCPUにするのか、AMDのCPUにするのか、選択肢が生まれてしまった。

 そこで悩めるゲーマーに提案するのが本特集である。インテルとAMDの最新世代のCPUを同じグレードで比較し、どちらが優れているのか、パフォーマンスと価格の両面から検証していきたい。今回はサードウェーブのゲーミングPCブランド「GALLERIA」のIntelモデルと、この7月にRyzen 3000シリーズ搭載モデルを拡充したAMDモデルを使って、PCゲーム入門向けのCore i5とRyzen 5、ハイエンドのCore i7とRyzen 7、ウルトラハイエンドのCore i9とRyzen 9の3つのグレードについて比較していく。

 本稿では、その前座として、Ryzen 3000シリーズに至るまでのAMD CPUの歴史、ゲームシーンにおけるその役割、そしてGALLERIA AMDシリーズについて解説したい。

AMDのRyzen 3000シリーズ(上段)とインテルのCore iシリーズ(下段)
今回のテストに使用したサードウェーブの「GALLERIA」シリーズ。こちらはRyzen 3000シリーズ搭載マシン
こちらは同じくサードウェーブのCore iシリーズ搭載マシン

AMD vs. インテルの歴史

 自作PCを楽しんでいた40代以上のPCユーザーなら、AMDがインテルに果敢にチャレンジしてきた歴史については詳しいだろう。ただし、ここしばらくはインテルのCore iシリーズが幅を大きなシェアを獲得しており、それ以前の歴史を知らないような、若い世代のPCユーザーだと、「AMDのCPUなんて性能がいいの?」、「ゲームでちゃんと遊べるの?」など、安心感やブランドの点で大きく差を付けられ、“AMDのCPUを選ぶ”という選択肢すらなかった人が多いだろう。

 しかしAMDとインテルはこれまで、さまざまな競争の中でお互いを切磋琢磨してきたのだ。途中AMDが息切れをしてしまい、表舞台から去ってしまったが、Ryzenシリーズが登場するとともに、その復権、いやシェア奪還も見えてきている。ここではその歴史についてもう一度見直していこう。

 AMDがインテルの互換CPUを発売したのは1991年のこと。インテルの「i486」シリーズの互換として「Am386」を発売した。その後1996年にインテルの「Pentium」とピン互換である「K5」が登場する。このあたりからPC-AT互換機、いわゆるDOS/Vマシンも主流になりつつあり、同時にCPUを交換して性能アップを図るということが、一般的なPCユーザーにも認知し始めた。それまでPCゲームと言えばNECのPC-98シリーズだったのが、Windows 95を搭載するDOS/Vマシンでプレイすることが多くなってきたのもこの時期だ。

 そののちAMDは、マルチメディアコンテンツを有効に活用できるインテルの「MMX」拡張命令に対応した「K6」を1997年に発売する。その後独自命令である「3DNow!」を追加した「K6-2」を発売。そして1999年には「PentiumIII」に対抗した「K6-III」を発売した。ちなみにこの時代はまだインターネットの回線がそれほど太くないので、ネットワークゲームも黎明期でプレイする人も限られており、PCゲームもスタンドアロンでゲームを楽しむのが主流だった。

AMDが発売した「Am386」(出展:ウィキペディア
こちらは「K6-2」(出展:ウィキペディア

 そして同じく1999年。AMDは「Athlon」を投入する。これはAMD独自のプロセッサバスとCPUソケットを採用したもので、マザーボードも独自のものが用意された。この頃は自作ユーザーの間ではPentiumIIIを使うか、Athlonを使うかで熱い論争が繰り広げられたものだ。ちなみにこの時代のPentiumIII、Athlonともに発売当初はスロットタイプで、ファミコンのカセットのようにしてCPUをマザーボードに取り付けていたのも懐かしい。2000年になって動作周波数が1GHzを超える時代となるとソケットへと変わっていくのだが。

 そして「Socket A」のCPUとして発売したAthlon、開発コード「Thunderbird」は自作ユーザーの間でも性能がよいとの評判を得て一般に普及する。定かではないが、これによりインテルのシェアを一気に5%食ったという話もあるほどだ。しかし消費電力と発熱量が大きく、しっかりと冷却しないとCPUが焼き切れてしまうこともあり、自作ユーザーからは“焼き鳥”と評されることもあった。

 PCゲームを振り返ってみると、2000年にはADSLが普及しだし、インターネット回線も1.5Mbps程度と速くなってきたので、オンラインゲームがたくさん登場した。「リネージュ」に代表されるMMORPGが流行しだしたのもADSL回線が普及してからだ。そうしたゲームシーンの一部にAMDは確かな存在感を放っていた。

「Athlon 1.4GHz」。コードネームは「Thunderbird」(出展:ウィキペディア
いまだにサービスが続けられているMMORPG「リネージュ」(NCSOFT)

 そしてCPUは次の世代の2000年以降、インテルの「Pentium 4」とAMDの「Athlon XP」の時代へと移るが、インテルはPentium 4に、ハードウェアマルチスレッディングである「ハイパースレッディング・テクノロジー」を搭載。動作クロックもAthlon XPより高くなり、じりじりと性能差が広がっていく。その後もインテルは動作周波数を上げ続け、開発コード「Prescott」のPentium 4が登場。しかしここに至って消費電力と発熱量が制御ギリギリまで大きくなるという問題が発生する。そしてこれに対抗する形で登場したのがAthlon 64だ。Athlon 64は64ビット命令に対応したCPUで、製造プロセスを微細化することで消費電力を下げ、発熱量を抑えた。これにより性能的にはAthlon 64が勝っているという評判を得た。

 ちなみに調べていて分かったのだが、水冷システムを取り入れて3.6GHzのPentium 4マシンを4GHzにまでオーバークロックした「Area-51 ALX」を当時のALIENWAREが発売したのもこの時期のようだ。ビデオカードはGeForce 6800 Ultraという何とも懐かしい感じだが、この時の価格はこれで60万円。まあ今でも、同社のCore i9搭載ハイエンドマシンと似た価格設定だ。

 また、ゲーム関係のエポックでいうと、このあたりの時期で話題になったのは何といっても2001年にサービスが開始された「ファイナルファンタジーXI」だろう。「あの“ファイナルファンタジー”がMMORPGになる!?」ということでファンの間では話題になったし、PCオンラインゲームで採用されつつあった無料プレイ(F2P)とは違う、ソフトを購入してのプレイであるのにもかかわらず、筆者はもとより友人たちもプレイしたものだ。ちなみに同じく代表格である「ラグナロクオンライン」は2002年リリースだ。βテストをした時代が懐かしい。

「FF」ファンには衝撃だった「ファイナルファンタジーXI」(スクウェア・エニックス)
「ラグナロクオンライン」(ガンホー・オンライン・エンターテイメント)。最新のインタビューはこちらへ

 次に登場したのは「Athlon 64 X2」だ(2005年)。Athlon 64 X2はデュアルコア化されただけでなく、旧バージョンのAthlon 64と取り替えるだけで動作したので人気を博した。だがこれに対抗する形で、インテルはベストセラーとなる「Core 2 Duo」を2006年に投入する。これは設計から見直されたCPUで、名前の通りデュアルコア化されているだけでなく、低発熱なのに高性能を実現。しかもPentium 4と同じソケット(LGA775)で動作した。Athlon 64 X2のほうが価格性能差で若干有利だったものの、Core 2 Duoを発売してからAMDのシェアはじりじりと下がり、インテルのCPUを搭載するPCがゲーミング、ビジネス問わず数多く発売されるようになって、AMDの名前をあまり聞かなくなる冬の時代が訪れる。インテルは2008年に「Core i7」を発表し、世代を重ねるたびに性能が向上。今に至るまでのラインアップが完成していく。

 ゲーム業界を見てみると、内政や合戦が完全リアルタイム制となり、さらに3D全国1枚マップとなった「信長の野望・革新」が発売されたのは2005年6月のこと。ゲームシステムに変化はあるが、今に至る1枚マップはここから始まった。ちなみに三國志シリーズは「三國志11」が2006年に発売されている。

「信長の野望・革新」(コーエーテクモゲームス)
「三國志11」(コーエーテクモゲームス)

 さてCPUの話題に戻そう。この流れが変わってきたのが2017年2月にAMDが発表した「Zen」アーキテクチャだ。新設計のアーキテクチャで、8コア16スレッド。ラインアップもインテルのものに類似させ、「Ryzen 7」、「Ryzen 5」、「Ryzen 3」とした。クロックあたりの効率も上がり、高性能だということで話題を呼んだ。インテルはこれに対抗する形でハイエンド向けに18コア36スレッド、2.60GHz動作の「Core i9」を発売するも、AMDは「Threadripper 1950X」を発売。16コア32スレッドとCore i9には劣るが3.40GHzで動作した。しかも最上位の「Core i9-7980XE」が1,999ドルなのに対して、「Threadripper 1950X」は999ドルと半額で購入できたので、ハイエンドユーザーには人気となった。

AMDの「Ryzen 7 1700/1700X」(出展:PC Watch

 その後「Zen+」アーキテクチャが登場したのちに、今回テストする「Zen 2」アーキテクチャが2019年5月に発表され、Ryzen 3000シリーズとして7月に製品が発売された。12コア 24スレッドの「Ryzen 9 3900X」をはじめとして、8コア16スレッドの「Ryzen 7 3700X」、6コア12スレッドの「Ryzen 5 3600X」がこれだ。最上位モデルのRyzen 9 3900Xでも499ドルで「Core i9-9900X」と同じ価格帯に。ほかのCPUは軒並みインテルより低価格で販売するなど、久しぶりにAMDがインテルに真っ向勝負を挑んできたCPUたちなのだ。

「Ryzen 9 3950X」を発表した、AMDがE3 2019期間に行った「AMD Next Horizon Gaming at E3」

Ryzen 3000シリーズの特徴

 では本特集の主役であるAMD Ryzen 3000シリーズの特徴について述べていこう。まず最初に登場した初代のZenアーキテクチャでは、「Zeppelin」と呼ばれる、安価に製造できる8コアのチップが採用されており、RyzenではZeppelin1個で4~8個のコア、上位のRyzen ThreadripperではZeppelinを2個にして8~16個のコアを実現している。コア数が多いCPUほど面積が大きくなり、製造コストがかかるのだが、このZeppelinを単位として作り上げていくことで、低コストな製品化を実現しているというわけだ。ただしこの設計では、8コア以上のCPUではコア対コアのデータ転送が発生するため時間がかかり、処理の遅延が発生した。これを改善したのが、「Zen 2」アーキテクチャだ。

 「Zen 2」アーキテクチャでは最小単位が「チップレット」になり、中心部となる「I/Oダイ」にチップレットが接続する形でCPUを構成する。これには2つのコアが接続され、最大16コアとなるが、「Ryzen 9 3950X」では16コア32スレッドを実現しているが、まだ発売されていない。これはCPUを選別して発売するのではと考えられており、現在手に入れられる最上位のRyzen 3000シリーズは、12コア24スレッドの「Ryzen 9 3900X」だ。

「Zen 2」世代ではチップレットアーキテクチャとなる
Ryzen 3000シリーズとなる「Ryzen 5 3600」(左)、「Ryzen 7 3700X」(中)、「Ryzen 9 3900X」(右)

通信速度が倍になる最新のPCI Express4.0に対応したチップセット「X570」

 Ryzen 3000シリーズに合わせて、「X570」チップセットが投入された。ソケットはこれまでと同じ「Socket AM4」で、以前の「B350」、「X370」、「B450」、「X470」チップセットに加えて登場したものだ。ただしその上位互換は第2世代のRyzenまでで、第1世代には対応しない。ちなみに以前のチップセット4シリーズについては、BIOSをアップデートすることでRyzen 3000シリーズを利用できる。

 新チップセットとなったX570で受けられる最大の恩恵は「PCI Express 4.0」(PCIe 4.0)だろう。これまでのPCIe 3.0よりも1レーン(CPUとデバイスのやり取りの基準)あたりの帯域が倍となっており、通信速度も倍だ。またM.2 SSDもGen 4となり、最大5,000Mbpsの読み込み速度で利用できる。ただし高速化の裏には発熱の高さという問題があり、チップセットにもファンを搭載しなければならなくなった。

X570のデバイス構成

 なおPCIe 4.0の恩恵を受けるのは、現状ではM.2 SSDのほか、ビデオカードではコードネーム「Navi」と呼ばれるAMDのGPU「Radeon RX 5700」シリーズ2製品で、NVIDIAからは対応の製品がまだ出ていない。

 ところでAMDは、Ryzen 3000シリーズをゲームに最適な製品であると強調している。「Zen 2」アーキテクチャではスレッドごとの性能が高く、大容量のキャッシュを搭載し、浮動小数点性能が2倍になっているからだ。特に大容量キャッシュについてAMDは「ゲームキャッシュ」と呼び、ゲーム性能が向上すると語っている。E3での発表会ではゲームをしながらTwichでプレイ画面を配信するデモを行い、Twichへのストリーミングでは、Ryzen 9 3900Xでは98%以上のフレームで配信できるが、Core i9-9900Kでは2.1%までにフレーム落ちしていたことを紹介した。AMDがこれほどの自信を持って登場させたのがRyzen 3000シリーズなのだ。ちなみにマイクロソフトとソニー・インタラクティブエンタテインメントの次世代機には、本特集で紹介する「Zen 2」アーキテクチャのCPUとNaviが採用される予定となっている。

「ゲームキャッシュ」を用いた場合とそうでない場合の比較
ストリーミングをしたときの性能差を表したグラフ

インテルとの価格比の現状は?

 このような性能を持つRyzen 3000シリーズだが、これまであげたような性能以外に着目されているのがその価格だ。8月11日現在での主なCPUの価格は以下となる。

AMD Ryzenと、インテル Core iシリーズの価格表
AMD CPU価格インテル CPU価格
Ryzen 9 3900X64,600円程度Core i9-9900K55,900円程度
Ryzen 7 3700X42,300円程度Core i7-970042,900円程度
Ryzen 5 360025,800円程度Core i5 850023,500円程度

 発表当初はRyzen 3000シリーズの価格がCore iシリーズと比べて安く、それもあって人気となったのだが、現在では品薄などの影響なのか、Ryzen 3000シリーズのほうが若干高くなっている。ただし最新のPCIe 4.0といった機能を使い、マシンを構成できるのはRyzen 3000シリーズならではなので、機能価格比ではRyzen 3000シリーズを選ぶ理由はある。

AMDが当初示していた価格体系

Ryzen 3000シリーズのラインアップを拡充した「GALLERIA」

 このように人気が高まっているRyzen 3000シリーズだが、今回はサードウェーブの全面協力により、対決に使うマシンを提供していただいた。同社が発売しているゲーミングPC「GALLERIA」シリーズはGAME Watchの読者の方ならご存じだと思うが、“ゲーマーの味方”を社是として掲げ、Ryzen 3000シリーズの発売に合わせてラインアップを拡充している。

 GALLERIA AMDシリーズは、Ryzen 5、7、9のそれぞれでRシリーズ、Aシリーズ、AXシリーズを展開している。

 コストパフォーマンスが魅力の「Rシリーズ」については、これまで搭載していたRyzen 5 2600から変わってRyzen 5 3600を搭載。それでいて価格は84,445円(税別、GALLERIA RH5 2600)よりと、とても求めやすくなっている。

 ミドルクラス向けの「Aシリーズ」はRyzen 7 3700Xを搭載。ビデオカードの種別に応じてマシンを選択できるので、予算と欲しいスペックに合わせて選ぶことが可能なのもうれしい。ビデオカードはもちろん、最新のGeForce RTX 2070 SUPER、GeForce RTX 2080 SUPERを選んで構成できる。

 そしてハイエンド向けの「AXシリーズ」だが、Ryzen 9 3900Xを搭載する。今回紹介する最上位モデル「GALLERIA AXZ」はビデオカードにGeForce RTX 2080 Ti、ストレージにPCIe4.0対応の1TB NVMe SSDを搭載するなど豪華仕様。ゲーマーであればぜひとも手に入れておきたいマシンだ。

 GALLERIAシリーズがそろえているRyzen 3000シリーズ搭載マシンは全部で15種類。これならば自分に合うマシンが見つかるに違いない。

今回のテストに使用したサードウェーブの「GALLERIA」シリーズ。こちらはRyzen 3000シリーズ搭載マシン
こちらは同じくCore iシリーズを搭載したサードウェーブの「GALLERIA」シリーズ

いよいよ宿敵インテルCPUと直接対決!

 それではインテルのCore iシリーズとRyzen 3000シリーズの比較検討に移っていくが、今回用意した環境は、主なスペックに絞って紹介すると以下のようになる。

エントリークラスモデル

検証モデル:GALLERIA RT5(Ryzen 5 3600 + GeForce GTX 1660Ti)
比較モデル:GALLERIA DT(Core i5-8500 + GeForce GTX 1660Ti)

GALLERIA RT5(Ryzen 5 3600)編
比較その1:Ryzen 5 vs Core i5 手を出しやすい10万ちょい越えのエントリーモデル。ゲーマーがチョイスすべきマシンはどちらか?

https://game.watch.impress.co.jp/docs/feature/1201406.html

GALLERIA RT5(右)とGALLERIA DT(左)

ミドルレンジモデル

検証モデル:GALLERIA AXF(Ryzen 7 3700X + GeForce RTX 2070+PCIe 4.0/NVMe SSD)
比較モデル:GALLERIA XF(Core i7-9700 + GeForce RTX 2070)

GALLERIA AXF(Ryzen 7 3700X)編
比較その2:Ryzen 7 VS Core i7 やってきましたメインストリーム対決! AMDのマルチコア戦略の結果やいかに!?

https://game.watch.impress.co.jp/docs/feature/1201573.html

GALLERIA AXF(右)とGALLERIA XF(左)

ハイエンドモデル

検証モデル:GALLERIA AXZ(Ryzen 9 3900X + GeForce RTX 2080 Ti+PCIe 4.0/NVMe SSD)
比較モデル:GALLERIA ZZ(Core i9-9900K + GeForce RTX 2080 Ti)

GALLERIA AXZ(Ryzen 9 3900X)編
比較その3:Ryzen 9 vs Core i9 究極ハイエンド対決! 最強のゲーミングCPUはRyzen 9か? Core i 9か?

https://game.watch.impress.co.jp/docs/feature/1201609.html

GALLERIA AXZ(右)とGALLERIA ZZ(左)

 ビデオカードだが、検証用のマシンにNaviが間に合わなかったため、GeForceシリーズを用意することとした。ビデオカードが同じな分、CPUの性能差がストレートに出てよいのかもしれない。

 これらの環境下で「Apex Legends」(GALLERIA RT5とGALLERIA AXF)、「ファイナルファンタジーXIV」(GALLERIA RT5とGALLERIA AXF)、「PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS」(全シリーズ)、「SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE」(GALLERIA AXZ)をプレイし、GAME Watch認定PCの手順でフレームレートを測定して比較していく。また同時に、ゲームのベンチマークテストである「ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ ベンチマーク」、「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク」についてもその結果をご紹介していく予定だ。果たしてどのような結果になるのか、ぜひ各レポートをお楽しみ頂きたい。