先行体験

新「ポケモンセンターヒロシマ」レポート! 広々した店内に可愛いポケモンたちがいっぱい

広島オリジナルのグッズにも注目

【ポケモンセンターヒロシマ】
4月11日 リニューアルオープン
営業時間:10時〜20時
場所:広島駅北口ekie2F
(広島県広島市南区松原町1-2)

 「ポケットモンスター」シリーズのグッズを多数取り揃えるオフィシャルショップ「ポケモンセンター」。現在、日本に16店舗を構えるが、中四国地方唯一の店舗である「ポケモンセンターヒロシマ」が4月11日にリニューアルオープンを迎える。

 旧「ポケモンセンターヒロシマ」は広島の中心部・紙屋町にある「そごう広島店」にあったが、今回のリニューアルにあたって広島駅の「ekie」に移転。今回はオープン前日に開催されたメディア向け内覧会に参加できたので、生まれ変わった「ポケモンセンターヒロシマ」の様子をお届けする。

入口からスケールアップ! 外からも目を引くギャラドスがお出迎え

 広島の大学に新幹線通学をしていた筆者にとって、広島駅はとても馴染みのある場所……。なのだが、近年は広島駅の再開発が進み、2025年3月には新駅ビル「minamoa(ミナモア)」が開業するなど、昔の面影はほとんどない。今回「ポケモンセンターヒロシマ」が移転した場所は2017年にオープンした商業施設「ekie(エキエ)」の2階で、新幹線改札から徒歩30秒ほどと非常にアクセスしやすい。

 店舗の入口で出迎えてくれたのは「広島東洋カープ」を連想させるような真紅に染まった色違いのギャラドスだ。広島そごうにあった旧「ポケモンセンターヒロシマ」にも赤いギャラドスのオブジェは存在していたが、新店舗では大きさもポーズも進化していた。サイズは6.5mとギャラドスの等身大サイズを忠実に再現している。

旧「ポケセンヒロシマ」にあった赤いギャラドスのオブジェ。当時筆者も訪れたことがあるが、筆者(身長185cm)よりも少し大きいくらいだった
新店舗の入口で出迎えてくれる赤いギャラドス。サイズは6.5mとスケールアップし、店の外からも人々の注目を集め存在感を放っていた。

 ギャラドスの近くの巨大なモニターには滝登りをしているコイキングの姿も見られた。普段はコイキングが滝を昇っているのだが、よく観察しているとその個体数が1体のときもあれば、3体が同時に登っていることもあった。入店した瞬間からポケモンワールドに引き込んでくれる多幸感は、旧店舗を上回っていると感じた。

普段は1匹のコイキングが跳ねているのだが、時折複数匹になることもある。またコイキング以外にも様々なポケモンが登場したり、いつもとは違うアクションをする様子も確認できた
どの様なバリエーションがあるか、どのようなポケモンが登場するのかはぜひ訪れて確認してみてほしい

 また、大きくなったのは赤いギャラドスだけではなく、旧店舗と比較して売り場面積が大幅に広くなっている。旧店舗は売り場面積の狭さゆえに土日になると親子連れや旅行客でごった返していたが、新店舗では広々とした環境でショッピングが出来そうだ。また、広島駅の新幹線改札から徒歩30秒ほどなので、電車や新幹線の待ち時間に訪れるのも良いかもしれない。

筆者は旧店舗もたびたび訪れていたが、あまりの盛況ぶりから入店を諦めたこともあった。新店舗では売り場面積が広くなり、レジも大幅に増台されていたため、購入もスムーズに進みそうだ

本当に「ポケモンセンター」にいるような感覚。細かいレイアウトにも注目!

 店舗に居る時は本当に「ポケモンセンター」にいるかのような感覚だった。といってもグッズショップという意味ではなく、ゲーム内に登場する施設の「ポケモンセンター」だ。

 BGMにはゲーム内でポケモンセンターに立ち寄った際のBGMが流れたり、前述のギャラドスのオブジェの近くにいると、時折力強いギャラドスの鳴き声が聞こえてくる。また、店内にはところどころボールの形を模したデザインがされている。

店内の至るところにモンスターボールがデザインされている
こちらはスタッフルームの入口なのだが、この扉が開閉されるだけでまるでポケモンのスペシャリストが出入りするように感じられる
ポケモンアプリを紹介したり、ゲームを購入できるコーナー
鏡ではバリヤードがパントマイムをしていた

広島ならではのオブジェがたっぷり! ピカチュウたちが遊びにくることも!?

 ポケモンセンターの魅力の一つとして、その地方ごとの特色が強く現れていることが挙げられるが、もちろん「ポケモンセンターヒロシマ」でも広島でしか味わえない体験がたっぷりつまっている。

 例えば、ポケモンセンター全店舗のシンボルであるピカチュウ。ここ「ポケセンヒロシマ」では広島の銘菓「もみじ饅頭」を抱えていたり、名産のレモンを抱えたり、広島を象徴するアイテムであるしゃもじを持ったピカチュウがおり、どれも非常に可愛らしい。

もみじ饅頭を抱えるピカチュウ
広島名産のレモンを抱えたピカチュウ
宮島のお土産として有名なしゃもじを持つピカチュウ。どれも非常に可愛い

 また、取材中に広島カープのユニフォームに身を纏ったピカチュウが遊びにきてくれた。赤い帽子に白いユニフォームのコントラストがなんとも可愛らしい。そしてそのユニフォームをよく見ると2つのサインが書かれているのだが、これは先日行なわれた広島カープとポケモンセンターヒロシマの合同記者会見に出席した広島東洋カープの菊池涼介選手と矢野雅哉選手のものだ。

 なお、ピカチュウはオープン後も遊びにやってくるとのことで、スケジュールは公式ページの「スタッフボイス」で公開予定となっている。さらにグッズ「カープ×ポケモンセンターヒロシマ Tシャツ 赤いギャラドス」に書かれた両選手のサインの展示もされているのでカープファンは必見だ。

内覧会にピカチュウがサプライズでやってきた!
広島カープの菊池選手、矢野選手のサイン入りユニフォームを着ている
店内では菊池選手、矢野選手のサイン入りTシャツも展示されている

広島ならではのオリジナルグッズがいっぱい!店内には隠された遊び心も

 先述の通り、ポケモンセンターはその地域によって様々な特色があるが、その特色を活かした限定グッズは見逃せない。ここではそんな広島オリジナルのアイテムを紹介していきたい。

 まずには広島銘菓の「もみじ饅頭」と瀬戸内レモンを使った「あられ」をラインナップ。もみじ饅頭は旧店舗のオープン時から販売されているが、今回のリニューアルに合わせてパッケージが変化し、駅員のような姿のキャプテンピカチュウとなった。

広島銘菓の「もみじ饅頭」。旧店舗時代から販売されていたが、リニューアルに合わせてキャプテンピカチュウへ進化した。また、箱の内部にも新たなデザインが施されているとのことだった。
広島の名産レモンを活かした「瀬戸内レモンあられ」

 また前述のように広島東洋カープとのコラボレーションアイテムも多数登場する。広島駅は、広島東洋カープの拠点である「マツダスタジアム」が非常に近いので、応援グッズの一つとして持っていきたい。

 そのほかにも広島県福山市のデニムメーカー・カイハラとコラボレーションしたデニムジャケット、広島県民のソウルフード・お好み焼きを食べるときに使う「ヘラ」も販売されている。

広島東洋カープとのコラボグッズ
マツダスタジアムでの試合観戦前に立ち寄って、グッズを購入するのもアリだ
カイハラデニムとコラボしたジャケットやトートバッグもある
お好み焼きを食べる時に使いたい「ヘラ」も登場

 また、クリアファイルなどで使われるビジュアルには広島を連想させるモノが多数描かれていた。中央には「マツダスタジアム」が描かれているほか、広島に新しくできたサッカースタジアムの「エディオンピースウイング広島」、広島の交通の要である路面電車、レモン、お好み焼き、紅葉など広島を象徴するシンボルが多数盛り込まれている。地域と密着したアイテムが多数並んでいるので、是非広島に立ち寄った際は購入を検討したい。

広島の陸の玄関口・広島駅。ポケモンは店外からもお客さんを引き寄せる魅力がある!

 新しくなった「ポケモンセンターヒロシマ」はガラス張りになっていて、取材中も多くの人が足を止めガラス越しに店内を見ていた。やはり外からでも店内の魅力が伝わるよう工夫されていたからだろう。

 特に旧店舗にはなかったポケモンカードゲームの対戦スペースは外の人たちから丸見え。対戦している様子がよく見えるので、目を引くスポットになるはずだ。なお、こちらの対戦スペース、しばらくはフリーの対戦スペースとなるが、今後は公式大会の会場として使うこともあるかも……とのことだ。

ポケモンカードゲームの対戦スペースは外から丸見え。公式大会が開催された暁には、外から感染するのもよさそうだ

 また駅構内側には数多のポケモンたちが窓に描かれている。このポケモンたちが新幹線で広島へ降り立った人や広島駅にあるホテルへ向かう人、広島駅の駐車場からアクセスする人たちを迎えてくれるのだ。

 広島の陸の玄関口に「ポケモンセンター」という世界規模のコンテンツの発信拠点ができた。これから広島県民だけでなく、県外や海外からの旅行客もたくさん訪れることだろう。ぜひ広島へ足を運んだ際は「ポケモンセンターヒロシマ」に訪れてみてほしい。