「レッド・デッド・オンライン」ダイナマイト連載 無法者ども、荒野を奔る

「レッド・デッド・オンライン」ダイナマイト連載 無法者ども、荒野を奔る

「RDO」連載第10回「オレ達の大発見! 蒸気船がマジヤバい! 無法者ども、大瀑布をダイブ! 」

 今回、オレ達は歴史に残るような大発見をした。そう、「レッド・デッド・オンライン」で、操縦可能な「蒸気船」を発見してしまったのである!

 「RDO」のアップデートはコンテンツ追加に留まらず、フィールドも改良されている。オフラインでの「RDR2」では名所の1つであった間欠泉が、「RDO」では機能してなかったのだが、アップデートでオフラインのように派手に上がるようになった。ボートやカヌーもアップデートされた要素の1つで、オフライン時のように頻繁に出現するようになったんだ。

 そして今回の大発見はボートで遊んでいるときに起きた。ボートやカヌーは、「RDO」でもミッションで乗るんだが、背景のように動いている大型船に乗れるか、そういう実験をしていたときなんだ。中型の蒸気船が横切ってくる中、俺達はそれに乗り……そして操縦することができたんだ! ボートやカヌー以外の乗り物を発見した俺達の興奮、ゲーム内で全く説明されていない遊び方を発見した興奮は、ぜひみんなに知らせたい!

 そんなわけで今回は、蒸気船などの船を使った海の冒険について語っていくことにするぜ。また、蒸気船と同様にアップデートで追加された新戦闘モード「略奪」についても紹介していこうと思う。

【著者近影:「レッド・デッド・オンライン」、オレの日常】
オレ: 今回は短い動画だけどノーカットでお届けだぜ。タイトルはズバリ「RDOあるある!ワニに食い殺されてリスポーンした瞬間にワニに食われた」だ。復活した瞬間にワニに食いつかれた時の衝撃は忘れられないな
【著者近影:「レッド・デッド・オンライン」、Rianの日常】
Rian: そういえばこの連載でレースを紹介していなかった、ということでプレイ動画を届けてみようと思う。「RDO」のレースは今のところちょっと大味で駆け引き部分がもう少しな感じなんだよ。今後レース要素もアップグレードされるようなので、期待したいところだな

 なお、「RDO」連載は今回で一旦の休みに入る。「RDO」スタートから4カ月ほど、ロックスターもエンジンがかかってきて勢いのあるアップデートをガンガン出してきた中で少し充電をしておくぜ。もちろんデカイアップデートがあったときはオレ達が再びレポートする。これからまだまだ「RDO」は拡大していく。皆が応援の声をくれれば、また毎週情報を届けたいと思っているぜ!

 俺は引き続き「RDO」を続けていく。俺や仲間達「DTTS」を見かけたら気楽に声をかけてくれよな。

【「レッド・デッド・オンライン」、今週のダイナマイト】
連載最後のダイナマイトはみんなでド派手に飛び散ったぜ。大瀑布の岩の上での大爆発は締めくくりにはちょうどいい。俺たちの別れに涙は似合わない。俺たちの戦いはまだまだこれからだ!

ついに蒸気船が登場! 操縦もできてテンション上がるぜ!

 ということで、新たに追加された蒸気船について語る前に、俺たちのこれまでの船旅の軌跡を紹介させてほしい。「RDO」のフィールドにはボートやカヌー、さらには沖の方に巨大な船の影があった。ボートやカヌーは見知らぬ人ミッションなどで乗ることができたが、他にも乗っているボートを奪ったりして、遊ぶことができた。しかしボートが来るのはとてもまれだったんだ。しかしアップデート後、「RDR2」同様、頻繁に見かけるようになったんだよ。

 オレ達がボートでやっていた遊びはRianが先週動画で紹介しているが、サンドニの沖にある監獄島上陸を目指すこと。しかし、監獄島だけでなく、他の場所でも沖まで出ると“謎の力”が働いて、船は沈み、泳げるはずなのにスタミナが尽きて溺死してしまう。どこまでボートで行けるか、この世界の果てはどこなのか、そういったことを試しながら船で遊んでいたんだ。

 そのときローズの西側の沖に中型の蒸気船が動いているのがわかったんだ。沈むかどうかおっかなびっくりで向かったところ、何と乗れたんだな。しかし運転席などはついてなく船はゆっくりと周回軌道を描いていた。それでもこれは「RDR2」でも発見できなかった事だったので、興奮してたんだよ。しかし、その直後仲間の1人が大発見をしたんだ!

 そう、ボートより2周りほど大きい蒸気船、資材などを運ぶことができる小型の蒸気船は舵を持っているNPCを追っ払えば、プレーヤーが操縦できるんだ! 舵のところで△ボタンを押すことで操縦でき、操作は機関車と同様×ボタンで前進、R1で後退。この蒸気船を操縦できるのは今はまだ正式な仕様ではないようで、操作ガイドは一切出ない。開発者の試験要素、という感じなんだ。それを今回、俺達は発見したんだよ!

ボートやカヌーは「見知らぬ人」ミッションなどでも乗れるが、放浪モードのフィールドで見かけた船を奪って乗り回す事もできる
蒸気船を発見!まさか乗り込んで操縦できるとは思ってなかったから初めて操縦した時はかなりの衝撃だったな
蒸気船には何も積まれてないシンプルなヤツ以外にも果物などを山のように積んだ貨物船のバージョンも用意されていたぜ

 この大発見でさらに遊んでみよう、ということで人数も集め、蒸気船に乗ってみることにしたんだ。蒸気船はまず岸近くでボートやカヌーを奪い、それから沖までこぎ出さないと遭遇できない。まず俺達はそうやって一艘の蒸気船を手に入れた。しばらく乗り回していると、同型の蒸気船が来たんだ! 1度蒸気船が手に入ると、それ以降は同じような蒸気船が発生しやすくなるようで、ついにメンバー1人一艘の蒸気船を持てるようになった。最盛期には6艘もの蒸気船を手に入れ、みんなで乗り回していると、気分はちょっとした大船団だ。ヨーソロー! と叫びたくなるな。

 実際に乗り回してみた蒸気船の感触はなんとも言えない心地よさだ。何しろXボタンを押すだけでスムーズに前進するし、舵を切るだけでスムーズに旋回してくれる。ボートやカヌーと違い、動かしててもスタミナの消費がないんだ。また、蒸気船の甲板には人が立ったまま乗っても落ちないような動きになっている。たくさんの蒸気船が入手できないような場合は、一艘の蒸気船にみんなして乗り込んでワイワイやりながら移動するのもすごく楽しいぜ。

【「レッド・デッド・オンライン」蒸気船団大集結! 西の果てまでヨーソロー!】
まずはボートやカヌーを使って蒸気船を手に入れるところから始まり、途中で見かけた蒸気船を次々と回収し、最高6艘の大船団の誕生だ! シネマティックカメラを使った蒸気船団のビジュアルはかなりカッコよくて思わず、掲載前にツイッターで流しちまったほどだ

 こうして蒸気船を手に入れて、このまま順風満帆に船旅を満喫できるかと思っていたが、そんなに海は甘くはない。しばらく走っていたら俺の船は突然煙突から蒸気を吹くのを止めてしまった。ん? 動きが鈍いな、と思ったときにはすでに船はブクブクと沈んでいき、哀れ海の底だ。何人かのメンバーの船はここで沈没し、哀れ海の底へと消えていった。

 最初のうちは何が起こったのかはっきりとはわからなかったんだが、あとから地図を開いてハッと気がついた。今回俺たちがハマった罠の正体はなんと“海流”だったんだ。地図を見ると、浅瀬には特に何も書かれていないが、海を奥に進んでいくと、規則性を持った感じの線が幾層にも書かれているのがわかると思う。そして先程自分が沈没したポイントを見てみると、何やら岸に近い海上エリアであってもこの層がやたらと深い模様になっていた。つまり一見すると浅瀬に見えて、実は深い海流に引っかかっちまったってことだったんだ。海を甘く見ていたぜ!

 ちなみにこうした船を沈められる海流にプレーヤー投げ出されると、生き残るのはまず不可能なレベルで、驚くほどあっという間に体力が奪われる。海の恐ろしさを肌で体感したぜ。

 その後は、残された蒸気船を乗り継いだり、途中で新たにカヌーを調達し、蒸気船と並走して走り回ったりしながら奥へと向かった。夜中に出発してからゲーム内時間で丸2日、ひたすら西を目指している間に、残った蒸気船も海流にハマったり、浅瀬に乗り上げて止まってしまったりで、一時期は6艘もの船団を築き上げたのに、結局すべての蒸気船を水没させてしまったんだ。

 蒸気船が沈んだあとも、俺たちはボートを調達したり、カヌーを乗り継いだりしながら西の果てを目指した。そこに待っていたのは……大自然の大瀑布! 巨大な滝だ。俺たちの海の旅はこの巨大な滝の流れととともに滝の底に吸い込まれていった。これはなんとも言えない爽快感だった。

【「レッド・デッド・オンライン」カヌーで蒸気船と並走、そして最後はボートでダイブ!】
途中で沈んだ俺の船の事はキッパリ諦めて、仲間の蒸気船で引き続き水路を進む俺たち。道中カヌーを手に入れたオレはなんとなく蒸気船たちと並走してみた。こうして並んで漕いでいると、カヌーやボートの方が船体重量が軽い分、スピーディーに移動できるんだな。道中で蒸気船を全て失った俺たちは結局現地でボートを調達して滝へのダイブで長かった水上の冒険にピリオドを打ったってわけだ

 その後は、滝のそばの岩場の上でド派手な爆破シーンを撮影したりして遊んで帰ったわけだが、それについては、「今週のダイナマイト」で紹介しているので見てみてほしい。

 こういうしょうもない遊びをみんなで遊べるのはやっぱり最高だ。今回も付き合ってくれた「DTTS」クルーのメンバーたちには感謝だな。ただ、繰り返すがこの蒸気船が操縦できるのは正式な仕様ではないようで、乗れるのは今だけかもしれない。「蒸気船に乗ってみたい!」という人は、注意して挑戦して欲しい。

カヌーの方が船足は速いので、急ぎの時や水上レースを行なう場合などはカヌーを使うのがおススメだ。水上レースってなんだよ(セルフツッコミ)。
最初の頃はみんな個々に乗れるほどあった蒸気船も長旅でどんどん沈んでいき、最後の蒸気船も途中の浅瀬に乗り上げてしまって動かなくなっちまった。やはり海には魔物が住んでるんだな
最後は大瀑布にボートでダイブしてきたぜ。風景などビジュアルがリアルな「RDO」ならではのド迫力な落下ビジュアルだったぜ

敵陣からバッグを奪って自軍に持ち帰れ「略奪戦争」

 もう1つは先日、戦闘モードに新たに追加になった新しいルール「略奪戦争」を紹介したい。「略奪戦争」は、敵、味方の2つに分かれて、それぞれの陣地を守りつつ、敵の陣地に置かれたバッグを奪って、自軍に持ち帰るルールだ。無事に持ち帰ればポイントが加算され、最終的によりポイントを集めたチームの勝利だ。

「略奪戦争」の目標となる敵の陣地からは敵のカラーと同じ色の煙が上がっているので、遠くからでもどこに向かえばいいのかが分かりやすい
バッグをより多く奪った方が勝ちとなる。キルデス比はあくまでも参考データだな
敵陣には略奪対象のバッグから小さいのろしが上がっているのがなんかかわいい

 ……ん? なんかすごく懐かしい気分になったか? そうだな。「GTAオンライン」にあった「キャプチャー」というミッションがこれに近いんだよ。ただ、キャプチャーよりもシンプルなルールのまま、田舎町ヴァレンタインや、要塞のフォート・マーサなど「RDO」のいろんな場所でプレイできるのが「略奪戦争」の面白いところだ。

 ルールがシンプルな分、やるべき事もシンプルで、如何に自陣に迫る敵を倒しつつ、敵陣からバッグを奪うか、そして敵にやられずにバッグを自陣にどう持ち帰るか。テクニックも重要だが、味方同士、互いの動きを確認しながらうまく連携していくのが勝利の鍵になるだろうな。

 あまりこういうバトルに慣れてない俺のようなヤツは、あまり無理に敵陣を攻めず、敵の動向を見ながら、自陣を防衛することに専念して仲間をフォローするのも1つの戦略だ。「RDO」では慎重に狙えばヘッドショットで敵を倒しやすい面もあるので、思い切って敵陣に突撃するのも面白いぜ。仲間と共に前線を押し上げ、敵陣深くを進み、バッグを奪ったら一目散に逃げ帰る。オレ達は民警団で挑戦したので連携が取れて勝つことも多かった。仲間とボイスチャットで情報交換しながら連携するのは、とても楽しいぜ。

【「レッド・デッド・オンライン」とっつぁん、そのバッグはいただくぜぇ!】
戦闘モード「略奪戦争」では2チームに分かれて互いの陣地にあるバッグを奪い合う。シンプルなルールなのでうまく役割分担して挑めば銃の腕がイマイチでもみんなで盛り上がれる。民警団を組んで挑むのも面白いし、1人で飛び込んでも楽しいぜ

 以上、一通り今回追加になった新要素について語ってみた。「RDO」は大自然のビジュアルを満喫しながら、西武開拓時代の雰囲気が楽しめるオンラインゲームだ。その魅力を一言で語るなら、1度遊んでみると、プレーヤー1人1人の楽しみがきっと見つかるところだと思う。馬が好きになったり、オシャレに目覚めたり、銃で暴れまわる無法者を演じられたり、熊と格闘したり、狩りや釣りを楽しんだりと、その楽しみはプレイしてみないとわからない。オフラインの「RDR2」とも違う魅力がそこにある。是非みんなも「RDO」の世界にやってきてみてほしい!

「RDO」で印象に残っているのは馬車を使った遊びだな。7人で馬車に乗って西の果てまで馬車で行ってみた。次回アップデートでは馬車が買えるようになったりするか楽しみだぜ
熊を素手で退治するなんて遊びもきっかけはしょうもないVCによる雑談から出た話題だったな。1人じゃなかなか難しい素手での熊退治も仲間がいれば乗り切れる
そして街やフィールドでふと出会う様々なプレーヤーたちとの交流こそが俺の「RDO」の楽しみだった。PKもいるけどいいじゃない。イカれたキャラがいたっていいじゃない。色んなプレーヤーと触れ合える「RDO」は俺にとって最高の“社交場”だったんだ