「レッド・デッド・オンライン」ダイナマイト連載 無法者ども、荒野を奔る
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「RDO」連載第9回「より強く戦うために! タフな無法者を目指すアビリティ選択」
2019年3月15日 14:10
「レッド・デッド・オンライン」(RDO)にはオフラインである「RDR2」とは異なる様々な“アビリティカード”が用意されている。これらを育て、組み合わせることで自分のプレイスタイルを強化したり、弱点を補強することが可能なんだ。
このアビリティカードは、まず「レッド・デッド・リデンプション」(RDR)シリーズで時間の流れをスローにして一方的に攻撃できる「デッドアイ」という特殊能力を、「RDO」でどう活かすか、という方向性がある。デッドアイゲージを使用することでダメージが強化されたり、体力が回復したりするんだ。
そしてさらにパッシブアビリティとして、常時発動するアビリティが用意されている。走っている時にダメージを低減させたり、帽子をかぶってるとヘッドショット一発無効なんて強力なものもある。
とはいえ正直なところ、最初の頃はオレもほとんど装備せずに遊んでいた。しかしうまいプレーヤーはこれらのカードを使いこなしているし、オレもそろそろ中堅プレーヤーとして、1つ上の無法者になりたい。そこで今回は、オレなりのアビリティ選択を語っていきたいぜ。
また、先日のアップデートで追加が予告されていた新放浪モードイベント「愚者の黄金」についても語らせてくれ。放浪モードイベント自体も「本日の挑戦」で活発になっている。この独特の面白さを語っていくぞ!
「デッドアイ」で特殊能力が発動! アビリティシステムでキャラクターをカスタマイズ
「RDR」シリーズの特徴の1つと言えば、特殊能力の「デッドアイ」がある。プレーヤーの操作で発動させると、ゲーム内の時間の流れがスローになり、1度に大勢の敵を撃ち殺したり、一瞬のうちに精密な射撃が行なえるなど、ゲームを有利に進めるための便利な能力だった。
「RDO」ではデッドアイを発動する事で、ライフを少し早く回復させたり、複数の敵をターゲッティングして同時に攻撃するなど、アビリティに示された特殊な能力が利用できるようになる。デッドアイアビリティのカードは全部で6種類あり、ランクが上がる事でより強力なアビリティカードが購入して使えるようになる。従来のデッドアイと同様に、使用している間はデッドアイのゲージが減少していき、ゲージがなくなると回復するまでは使えなくなる。
デッドアイとは別にパッシブアビリティというものも追加されている。パッシブアビリティには戦闘アビリティ、回復アビリティ、防衛アビリティの3種類が用意され、それぞれに特徴的なアビリティカードが用意されている。いずれもランクが上がるごとに購入可能なアビリティが増えていき、装備スロットも増える。ランク40で1枚のデッドアイと、3枚のパッシブアビリティの装備が可能となり、ランク50まで上げればすべてのアビリティカードが購入可能となる。中級者からはこのアビリティが重要になるってわけだ。
例えば、パッシブの「馬術師」のアビリティは乗馬中に攻撃すると敵に与えるダメージが少し増加する、といった感じだ。これらをプレイスタイルに合う形で組み合わせる事で、よりゲームが優位に進められるようになる。狩りが好きな人はデッドアイとイーグルアイの消耗速度が遅くなる「凝視」、同じターゲットを連続で撃つ度にダメージが増加する「連勝」、スタミナが高いほどダメージが増加する「ベストコンディション」といった組み合わせが良いと思う。
PKに襲われたとき反撃したい、という人は帽子をかぶっていると1度だけヘッドショットを無効化できる「必需品」、ダッシュ時に銃弾のダメージが減少する「一時撤退」が良いだろう。反撃時に有利となる「連勝」も魅力だ。
狙撃より接近戦だ! というプレイスタイルの人は近距離でのダメージが増加する「ショートゲーム」、ナイフや山刀で戦うぜ! という人には近接武器使用中に銃弾のダメージが減少する「目的は一つ」がいいだろう。「一時撤退」と組み合わせダッシュで敵に近づいて倒すのはかっこよさそうだ。自身の遊び方や、得意な戦い方に合わせて組み合わせをあれこれ変えて楽しめる。アビリティカードは他のプレーヤーの装備も見ることが可能だ。熟練PKなどのアビリティは参考になるぜ。
いずれのアビリティにも一長一短があり、例えば「必需品」の場合は帽子をかぶっていない間はダメージが増加するというデメリットがある。また、アビリティはレベルがあって最大3レベルまで上げる事が可能で、高レベルほど効果はより大きくなる。カードをセットして戦う事で経験値が蓄積されていくが、レベルアップにはお金が必要で、コレが実は結構高い。このためどのカードのレベルを上げる、中堅プレーヤーには悩ましいんだよな。逆にお金に余裕ができた高ランクプレーヤーは状況に合わせてカードを入れ替えできるように複数のカードを育てておく、というのもアリだ。
オレがやっぱりスゴイと思うのは、やはりランク46で取得できる「必需品」。ヘッドショットを1回無効化できるので、銃を使う相手との戦闘では圧倒的な優位性を発揮する。モチーフは西部劇でよくある、帽子に弾が当たって帽子だけが宙を舞う、みたいなシチュエーションだろう。こういう遊び心はロックスターらしいよな。
一方でオレのようにスキンヘッドをアピールしたい人やポマードで髪型をキメてる人みたいに、オシャレが理由で帽子をかぶれない人たちが恩恵を受けられないのが非常に残念だ。対人戦重視なら帽子をかぶるという選択肢もあるがオレはイヤだ。ここは効率よりも自分のスタイルを貫きたいぜ! 逆に帽子をかぶらない人向けのナイスなスキルも用意しておいてほしいぜ。
アビリティカードの厄介な点は購入にもレベルアップにも金が必要になるところだ。しかもゴールドでは代替が効かず、ゲーム内で稼げるシルバーでしか強化できないようになっているため、課金ではどうにもできない。地道にシルバーを貯金していくしかないので、何かと金がかかる序盤では金が回らない。武器や服などとのバランスを考えつつ、早めに自分のプレイスタイルを見極めて、厳選して上げていく、というのがいいだろう。
実際にフィールド内の赤くて高ランクのプレーヤーのアビリティを見てみると、殆どのプレーヤーが「必需品」を装備しているのがわかる。それ以外には「連勝」もよく見かけるな。やはり高ランクプレーヤー同士の戦いでは一撃で戦いが終わる事はないからダメージ増加を狙うんだ。
それ以外は割とバラつきがあり、回復系の「奇妙な薬」やスタミナ最大時にダメージが上がる「ベストコンディション」の人もいれば、「馬術師」や「ショートゲーム」など特定条件でダメージが上がるもの、また最近は「今日の挑戦」で狩りをする人も増えたのかデッドアイとイーグルアイに有効な「凝視」を使ってる人も多く見かけた。
そしてデッドアイアビリティの方だが、こちらはやはり防御力強化の「着実」を装備しているプレーヤーを多く見かける一方で、意外だったのは序盤から使える複数ターゲットに狙いをつけて一斉に射撃できる「黒くぬれ!」を持っている人も多かった。こういう他人の工夫の組み合わせが自由にみられるのはありがたいな。
そんなこんなでオレのアビリティは「馬術師」、「ランドンの忍耐」、「凝視」、デッドアイアビリティは回復スキルの「つかの間の静養」だ。あまりPKとのバトルはやらないのと、1人で遊んでいる時は荒野で遠くを飛ぶ鳥を撃ち落とす長距離射撃の練習をしているんだが、その時の事を考慮した組み合わせで、いわば対鳥類撃墜装備なんだぜ。こんな感じで色んな人のアビリティを参考に自分のスタイルを築き上げてみてほしいぜ。
放浪モードイベント「愚者の黄金」
今回のアップデートでは、放浪モードイベントに新たに「愚者の黄金」が追加になった。放浪モードイベントは、通常のオンラインモード「放浪モード」で遊んでいる時に画面内に告知が表示され、そこで飛んでくる招待を受ける事で参加できるイベントだ。
放浪モードイベントには他にも特定のエリアを占拠し続けたプレーヤーが王様として勝利する「王様と城」、フィールド内に1つだけ置かれたバッグを保持し続ける事で勝利となる「死んでも離さない」、フィールド内にいる1匹の馬を入手して目的地に届ける「騎手抹殺」、指定の武器で参加プレーヤーを倒す「キルチャレンジ」、フィールド内に置かれた的を弓矢で撃って回る「弓名人」などがある。
これだけ色んなルールのイベントがあるんだが、実はオレたちはあまり放浪モードイベントに参加してこなかった。理由はシンプルで、「他のプレーヤーがカオスすぎて、ゲームに集中できないから」なんだ。折角のルールを無視して、ひたすら他のプレーヤーを殺すのが目的になっているヤツが多いんだよ。奪い合いに集中したいのにただ邪魔するだけのプレーヤーが多くて萎えるんだよな。ホントなんでなんだかわからないんだが、どうにかして欲しいぜ。
そういう状況なんだが、新しいモードが追加されたとなればやらずにはいられない。「愚者の黄金」では、他のプレーヤーと黄金の鎧を奪い合い、この鎧を身に着けた状態で敵を倒すとポイントが入る。黄金の鎧を着けたプレーヤーを倒すことでもポイントが入り、着用者が倒れた後は、早い者勝ちで鎧を奪える状態になる。
このルールでは鎧を持ってるプレーヤーを狙うか、または鎧を装備したプレーヤーが他のプレーヤーを狙うのが面白いところなんだが、やっぱり実際に開始してみると鎧の有無に関係なくこちらを狙ってくるプレーヤーが多い。そのため、お互いに何のポイントにもならない殺し合いが発生してしまう。
一方でうまく鎧を手に入れた状態で追ってきた他のプレーヤーを返り討ちにできればポイントが稼げて気持ちいい。今回のトライではオレ自身はMVPを取る事はできなかったが、こうしたプレーヤーの追っ手をかわしつつ、鎧を持っているプレーヤーを集中的に狙って、うまく鎧をゲットした状態で他のプレーヤーに挑めれば、MVPの可能性はかなりありそうだ。また、通常の放浪モードの「見知らぬ人」などと異なり、イベント自体が別セッションで行なわれるため、参加していない他のプレーヤーが妨害してこないというのも結構うれしいポイントだ。
……この面白い「愚者の黄金」なんだが、実は2回しか遭遇できてない。ローテーションの時間帯の問題かもしれないが、他の放浪モードイベントばかりが始まるんだよな。せっかく新しいイベントなんだからもっともっと回数を増やして欲しいぜ。次のアップデートでは「釣りイベント」が入る予定だ。こちらもぜひ参加したい!
放浪モードイベントは妨害するプレーヤーをいかにうまくあしらうかが勝負のイベントと考えて、ポイントになるアクションを繰り返していけば、MVPを狙いやすいイベントとも言える。オレも今後はもっと他の放浪モードイベントにチャレンジして金や経験値を稼いでいくぜ。