レビュー
「アサシン クリード ミラージュ」レビュー
2023年10月5日 10:01
基本はステルス、剣は見つかった時の最後の手段
とにかく兵士に見つからないようにする、というステルスプレイは今作とにかく重要視されている要素だ。前作「ヴァルハラ」では、見つかって乱戦になった時に、角笛を吹いて鴉の戦士団を呼び寄せ、「襲え襲え! 皆殺しだ!」と付け火しながら力押ししたりもできたが、バシムは序盤では基本単独行動。見つかって大勢の兵士に囲まれるとノーマル難易度ではほぼ生き残れない。
ただ、今作の兵士たちはわりとのんびりしていて、見つかっても素早く身を隠せばごまかすことができるし、人間らしい反応の仕方をするので、超反応でいきなり攻撃してくるということもない。つまり、見つかるか見つからないかのすれすれのところを見極めつつ、ドキドキしながらも身を隠して相手の視界を避けつつ潜入していくという、これぞ「アサクリ」というプレイの醍醐味を十分に堪能することができる。
武器はヒドゥンブレード以外は剣と短剣、投げナイフ。メインになるのはもちろんヒドゥンブレードで、剣と短剣は現在のところ囲まれたときや見つかった時などの急場をしのぐために使うことが多い。投げナイフも初期状態では威力が低く、持てる本数も少ないのでそれだけでどんどん進めるわけではない。
ほかには射程は短いが敵を眠らせたり、混乱させることができる吹屋や、煙幕、敵を集める騒音爆弾などの道具があるが、こちらもある程度ストーリーを進めなければアンロックすることができない。スキルツリーは3系統各8つと大きく整理された。「ヴァルハラ」にあったようなボタンに登録して使うスキルはなくなり、すべて既存の能力を強化したり、追加の効果を付与するような内容だ。
敵の配置や動きはある程度パズル的になっており、うまく紐解けばほとんど殺すことなく潜入することすらできる。エンキドゥで敵にマーカーをつけ、どこなら視線が届かず潜入できるのかを考えつつ動く楽しさがある。射手がいるとエンキドゥを飛ばせないので、まずは危険を冒してでも射手を倒してから出直しということもある。
高い場所へ上る時にもルートの選定が必要だ。「ヴァルハラ」はボタンを押しているだけでほとんど自動的に登っていってくれたが、今作は初期作と同じく、手がかりになるものがない場所は登ることができない。手がかりを求めてあまりガチャガチャやっていると、いきなりジャンプしたり落ちたりもする。やはり登る楽しさは落ちるかもというスリルあってだと思えば、この変更は筆者としてはとても嬉しい部分だ。
新要素「暗殺の極意」は事前に設定してノータイムでオート暗殺が可能
ここまでつらつらと、これまでの「アサシン クリード」シリーズとの比較や、旧作オマージュを解説してきたが、もちろん本作ならではの遊びもある。
バシムがもと盗人という設定のせいか、本作ではやたらとスリをする要素が多い。お金や鍵のほかに、結社の上級構成員から盗み取ることで、武器などをアンロックできる「謎の欠片」、金持ちから盗み取れる収集品、特定のものをバレずにスリ取ることを目的にしたサブクエストなどなどスリの腕が重要だ。そのため、スリの技術が向上する「スリの達人」というスキルすらある。街中を普通に歩いている最中にも、自動的に財布がフォーカスされ、すれ違う時にスリをするためのボタンが表示される。スってスってすりまくるゲームなのだ。
そして本作の新機能が「暗殺の極意」だ。これは非戦闘時に発動すると、時間が止まり、暗殺目標を選ぶと、バシムが自動的にその対象を超高速の動きで暗殺してくれるという技能。例えば門の前に並んでいる2人の衛兵を片付けたいときなどにこの技能を使う。暗殺の極意画面に入ると、一定時間時間が停止し、近くにいる敵の中からどれを暗殺するか選択できるようになる。選ぶと、どんなふうに暗殺するかを示唆するようなバシムの幻影が敵の近くに現れる。指定できるのは「フォーカス」というゲージ分だけで、初期状態では2人まで。選択して開始すると、幻影の場所に瞬間移動してあっという間に2人とも暗殺する。選択に手間取りすぎると、自動的にキャンセルされる。フォーカスは敵を暗殺することでたまっていく。
また今作はバシムの成長物語でもある。ゲームが始まった段階では、入門の儀式を終えたばかりの「入門者」から始まり、「見習い」、「新人」、「門弟」、「アサシン」、「マスター」という階級を上がっていくことになる。このランクはストーリーを進めることで上がっていくので、ランクが上がることで起きる物語の進展も気になるところだ。
そしてメニューの中にある「辞典」には、物語に関わりのある事柄だけでなく、実際の文物の写真とともに詳細な歴史解説が掲載されている。歴史好きなら、これを読むことで「ミラージュ」の世界をより楽しく旅することができるはずだ。
人を選ぶ要素もあるが、ステルス好きならやってみて
本作は、これまで積み上げてきたものを大幅に削り落とし、思い切った断捨離によって「アサシン クリード」が持っているコアなゲームプレイを際立たせたタイトルだといえる。本作に、次の15年を担えるような強烈な新しさがあるかというと、残念ながら本作はそういった趣のゲームとはいえない。これまで支えてきたファンが待ち望んでいた意味での原点回帰、ある意味公式からのファンサービス的な、そういった意味で15年を総括するようなゲームであるといえるだろう。
ここ最近のアクション性やビルド要素の豊富なタイトルを気に入って本作を手に取った人は、単純さに驚き、がっかりする人もいるかもしれない。だが、このシンプルさを待ち望んでいた人にとっては、やったーともろ手てを上げたくなる作品でもある。つまり、合う人と合わない人がはっきり出るゲームだろうと思う。
そういったことで、万人にはお勧めしにくいゲームではある。ただ、今では危険度4で旅行にいくことすらためらわれるバグダッドだが、その全盛期の優雅さの中を観光したい人や、昔「アサシン クリード」を遊んだことがある人、なによりステルスのスリルが大好きという人は一度本作を遊んでみてほしい。
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