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ドイツの最終兵器シュトルムティーガー、「World of Tanks Console」でまさかの本実装へ
単発1,700ダメージを誇る38cm砲を搭載
2021年10月11日 18:42
- 【ドイツ新駆逐戦車ツリー】
- 10月12日実装予定
Wargamin.netは、現在プレイステーションおよびXbox向けに提供しているオンライン戦車アクションゲーム「World of Tanks Console」において、ドイツに新たな戦車ツリーを追加し、シュトルムティーガーを加えることを明らかにした。実装は10月12日を予定。
シュトルムティーガーは、そのずんぐりむっくりした、まるでマンガから飛び出してきたようなビジュアルと、38cmという戦艦並の主砲、わずか2輌しか現存していないという希少性などから戦車ファンに愛されてきた存在。タミヤからも1994年に「1/35 ドイツ38cm突撃臼砲 ストームタイガー」としてスケールモデル化されている。
「World of Tanks」においても、常にその存在は話題となってきたが、最大でも183mm砲までしかない世界に、38cm砲を実装してしまうことで、ゲームバランスが滅茶苦茶になってしまうことを恐れ、これまではイベントとしてネタ的な実装に留め、技術ツリーへの採用は避けられてきた。
そして今回、ベラルーシで開発されている本家本元のPC版「World of Tanks」ではなく、米国シカゴで開発されている「World of Tanks Console」で実装される運びとなった。「World of Tanks Console」は、ベースのゲーム性は共通ながらも、細かいゲームルールやバランス、技術ツリー、そしてゲームモードなど、独自路線を歩んできており、PC版に先んじての実装となる。
シュトルムティーガーをTierXに擁する新たな技術ツリーは、ドイツの新駆逐戦車ツリーとして実装される。現在宙ぶらりんとなっているTierIV駆逐戦車「StugG III B」よりツリーが伸びる形となり、Tier VからTier Xまで一気に6輌の戦車が実装される。
TierVから順に、StuIG 33 B、Brummbär、Sturmpanzer、Sturmtiger (P)、Bär、Sturmtigerと、IV号突撃砲の愛称として知られるブルムベアや、架空となるポルシェバージョンのシュトルムティーガー「Sturmtiger (P)」など、戦車ファンの空想をかき立てさせてくれるラインナップとなっている。適当な実装ではなく、うまくいけばPC版での逆輸入もありえるのかもしれない。
ゲームでの実際のバトルスタイルは、榴弾運用の「StugG III B」がどんどん巨大化、大口径化していくイメージで間違っていないようで、大口径の元祖ロマン砲として知られる「FV215b (183)」や「FV4005 Stage II」を上回るロマンたっぷりの戦いが楽しめそうだ。なお、前回「World of Tanks」でシュトルムティーガーがイベント実装された際に、特別企画を掲載しているので合わせてお楽しみ頂きたい。