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「ArcheAge」、11種目の新適性「憎悪」を先行体験

攻撃、デバフ、撹乱までこなすポテンシャルの高さに要注目

12月19日 実装予定

 ゲームオンは12月19日、PC用MMORPG「ArcheAge(アーキエイジ)」において、大型アップデート「ArcheAge 5.0」を実装する。

 「ArcheAge 5.0」では新エリア「ヒラマ山脈西部」や11種目の新適性となる「憎悪」など、新コンテンツからプレイスタイルに影響するものまで、様々な要素が実装される。

 今回は「ArcheAge 5.0」の実装に先立って、特に「憎悪」にじっくり触れる機会を得た。新適性となってどんなプレイが可能になったのかを、本稿でお伝えしていく。

【ArcheAge公式: UPDATE「ArcheAge5.0」】

「憎悪ゲージ」を溜めて一気に攻めるのが「憎悪」の醍醐味!

 3種の適性を選び、その組み合わせからクラスが決定される「ArcheAge」において、今回の適性追加はクラスが45種類増えることを意味する。これまで副適性的な立ち位置だった「憎悪」が正式に適性の1種になったことで、プレイの選択肢が大きく広がったような印象だ。

 「憎悪」の特徴は、習得レベル1のスキル「フォースエッジ」、そして習得レベル20のスキル「怒り」に注目すると理解がはやい。

 まず「フォースエッジ」は、魔法弾をクールタイムほぼなしで連続発射できる攻撃スキル。4発目の威力がかなり強力で、この「フォースエッジ」を連発しているだけでもある程度戦えるほど優秀な性能となっている。もともと「死」のスキルだったものが、「5.0」にて移行された形だ。

とにかく強力な「フォースエッジ」。連発しているだけである程度の火力が出るほど頼もしい存在

 そして「怒り」は、発動すると1秒毎に「憎悪ゲージ」が1つずつ溜まり(最大値10)、それが10秒間継続するというスキル。「憎悪ゲージ」が溜まっていると、ゲージを消費する形で他の特定スキルがより強力になるため、ここの管理が「憎悪」を使うポイントになっている。

 また「怒り」発動時に「フォースエッジ」の魔法弾を敵に当てると、さらに「憎悪ゲージ」が1つ溜まる。つまり、「怒り」と「フォースエッジ」を組み合わせることで、「怒り」発動の10秒間の中で憎悪ゲージをより溜めながら強化版スキルをバシバシ撃ち、一気に敵を攻めたてられるというわけだ。

 強化されるスキルは様々だが、たとえば習得レベル10の「深淵の牙」という中距離の攻撃スキルは、憎悪ゲージ5でダメージ100%増加とターゲット周辺半径7mの魔法ダメージ、憎悪ゲージ10でダメージ100%増加とターゲット周辺半径7mの魔法ダメージ+2秒間石化という効果が付与される。

 スキル詳細については「『ArcheAge 5.0』第2弾概要ページ」にて告知されているのでこちらも参考にしていただきたいが、敵の右手装備を解除する「憎悪の輪」や敵のターゲティングを外す「死神」など、対人戦にも使えそうなスキルがある点も注目だ。「憎悪」だけで攻撃、デバフ、撹乱までこなせるので、使うほどにポテンシャルの高さを感じるような適性だった。

憎悪ゲージによって、特定スキルがより強力に、派手になる。憎悪ゲージの理解を深めることで「憎悪」の火力はより増していく

 他の適性との相性を考える上では、「憎悪」が魔法職であることをまず押さえておきたい。たとえば、今回「憎悪」に加えて同じ魔法職の「魔法」と「ロマン」を選んで「錬金術師」という職業でプレイしてみたのだが、とにかく相性がよかった。

 憎悪の「怒り」から始まる一気呵成の攻撃をした後、そのクールタイム中に「魔法」の優れた範囲攻撃で追い打ちをかけ、その最中は「ロマン」の回復魔法で周辺をサポートするなど、より高い相乗効果が生まれる。

「憎悪」、「魔法」、「ロマン」の職業は「錬金術師」。適性同士の相性のよさ優先なら妥当な選択……かもしれない

 ただしこれはあくまで「憎悪」をメインに据えた場合で、他にもあらゆる可能性があるのが「ArcheAge」の面白いところである。たとえば、普通に考えたら近接職とは相性のよくない「憎悪」だが、ターゲティング外し、右手装備解除という持ち味がピンポイントで活かせれば、可能性として近接職との組み合わせもなくはない。

 実践としてどこまで有効かが未知数であるがゆえに、想像が膨らむという点で「憎悪」は面白いと思う。実装後、どのような使い方が発掘されるかも含めて注目しておきたい適性ではないだろうか。

今回のテストプレイでは、新エリア「ヒラマ山脈西部」もチラリと見られた。大きくそびえる山のふもとに遺跡が広がっているエリアだ
「ヒラマ山脈西部」のマップ。「世界が生まれ、世界を終わらせた場所」があったと言われている