ニュース
アイアンリーガー登場! VF-4にグレートマジンガー、何を見ても楽しい「TAMASHII NATION 2018」UDX編
2018年10月25日 21:02
いよいよ今年もスタートとなる「TAMASHII NATION 2018 青の衝撃」。このイベントの最大の面白さは「次はどんな商品が出てくるのか」がわかるところだ。あんなものや、このキャラクターまで立体化さされるのか、というのはとてもワクワクさせられる体験である。
TAMASHII NATIONは、ここ数年2会場で開催されているのが、ベルサール側はこれまでは既存の商品が中心だった。しかし今回はどちらの会場にも新製品が展示され、細かく見て回ることで様々な発見がある。また、展示は商品の担当者自身が行なっているのだが、商品のポーズや、並べる順番にも強い気合いと思い入れを感じることができる。ぜひ2つの会場をたっぷり見て欲しい。
注目作品は多いが、本稿で取り上げるのは「METAL BUILD」、超合金シリーズが中心となる。高級アイテム中心のラインナップで、「ガンバレルストライカー」、「エヴァンゲリオン」、「バルキリー」など、これまでの取材で得た情報のブラッシュアップも盛り込んでいこう。
今回は新作も膨大であり、明日の朝解禁商品もあるので、本稿ではUDX会場の新作に絞って紹介したい。ベルサール側の展示と、解禁商品は、明日改めて掲載する。こちらもお楽しみに。各コーナーを回るような形で細かく紹介したい。
ワタルの新展開にアイアンリーガー、メタルビルドエヴァの気合いの入った展示まで、こだわりに満ちた新商品
UDX会場では、入り口から右側は仮面ライダーのコーナー。真骨彫製法の紹介があるため撮影ができなかったが、「S.H.Figuarts(真骨彫製法) 仮面ライダーキバ キバフォーム」に対応するバイク「マシンキバー」の試作品はぜひ会場で見て欲しい。キバにぴったり合うように設計されたフォルムは素晴らしいの一言だ。また、仮面ライダーアマゾンズの大型モデル「S.I.C.スタチューモデル」の大迫力の造形も注目である。「仮面ライダーレーザー」、「仮面ライダーローグ」といった、ライダーのバリエーションも豊富だ。
その先には「コトブキ飛行隊」がある。デフォルメだが、造形や特に目の表現に力を入れた「Figuarts mini」。アニメのキャラクターをそのまま立体化したような「フィギュアーツZERO」、さらには機体に乗ったフィギュアなど、ユーザーのニーズに合わせた商品展開をしていく。「ガールズ&パンツァー」で美少女ファンのみならずミリタリーファンに大きく賛同を得た水島努監督は、今作でも大きな人気を得られるか、注目していきたいところだ。
会場でコレクターズ事業部の岡崎聖氏が熱く語っていたのが「SDX アイアンリーガー」シリーズだ。「アイアンリーガー」はロボットとスポ根もの融合させた異色作だが、濃いファンがいる。そのファンに向けて岡崎氏は金属パーツを使う「SDX」で商品化を提示した。「だって“アイアン”リーガーでしょう? 金属は使わないと」という岡崎氏の言葉には、思わずうなずいてしまう。
しかもラインナップが渋い。主人公チームのマグナムエース率いるシルバーキャッスルと、最初のライバルチーム「ゴールド3兄弟」のセットなのだ。マグナムエースにはゴールドマスク、極み十郎太にはゴールドアーム、これらの組み合わせには岡崎氏の原作への愛が詰まっているという。
もう1つ、ファンの心を強く揺さぶる商品がアニメのスタイリングを再現した「超合金魂D.C.」シリーズに装着された謎の武器「超合金魂XX計画01 武器セット」である。大きな手の指にミサイルがついた武器や、クレーンなど、アニメには登場しないが、見覚えがある……1970年代のポリプロピレン製巨大玩具「ジャンボマシンダー」の武器そっくりなのだ。これはリスペクトを込めた展開だという。岡崎氏ならではのアプローチだ。
そして担当者の思い入れを感じさせるのが「ネクスエッジシリーズ」での「魔神英雄伝ワタル」。デフォルメシリーズのネクスエッジシリーズは等身の低いワタルにぴったりだ。龍神丸はもちろん、主人公を助ける戦神丸、幻神丸、空神丸もラインナップ。さらに撮影できないが、その後のシリーズや、驚きの新展開も会場では見ることができる。
弊誌でも取り上げた「DX超合金 初回限定版 VF-1J バルキリー 一条輝機」にも新展開が明らかになった。「ミサイルセット」、「スーパーパック」、「ストライクパック」、「TV版ハンドセット」今回あえて各パーツの展示のみで、装着した姿もなかったのは、今後の情報で提示されるからだろう。部品の一部を見ることができただけだったが、期待が大きく膨らんだ。
もう1つ、「Hi-METAL R」シリーズでは「VF-4」が明らかになった。OVAやゲームなどに登場するVF-1の後継機だが、立体物が少ない。それが3形態にきちんと変形するのだから、ファンは注目だろう。他の商品と同じように発売日未定の参考出展だが、ワクワクさせられる。
METAL BUILDシリーズで一際大きく展示されているのが、「METAL BUILD エヴァンゲリオン初号機」。弊誌でもインタビューした企画者の洲崎敦彦氏が想いを込めて展示したもので、実に躍動感たっぷりのエヴァを見ることができる。劇中のイメージではなく、本商品らしい、様々な武器を使う姿を見ることができる。面白いのは、台座についたアームである。「METAL BUILD エヴァンゲリオン初号機」は不安定なポーズをとらせても、このアームでしっかり立たせることができるとのことだ。
洲崎氏担当の「METAL BUILD グレートマジンガー」も初出展だ。ニーインパルスキックなど、多彩な武器mきちんと同梱されており、「METAL BUILD マジンガーZ」同様にたっぷり遊べる商品となる。そして商品説明に「劇中未使用のあの武器も」という1文がある。映画を見た人ならば「アレだな」、とわかるだろうが、ここは秘密にしておこう。
「METAL BUILD」では前田哲也氏担当の「ガンバレルストライカー」、「クロスボーンガンダム」もある。こちらも気合いが入ったディスプレイがされている。特にガンバレルは筆者が取材したときよりもブラッシュアップされていて、メカ描写がとても見応えがあった。……そして「ガンダムエクシア」も展示されている。エクシアは「METAL BUILD」の人気商品であり、たくさんのバリエーションが出ているが、なぜ会場にあえて……というところは、ぜひ会場で見て欲しい。
このほか、撮影不可だったが強く興味を惹かれたのが「PUROPLICAデュエルディスク」と、「PUROPLICAシーアハートアタック」。遊戯王のカードを入れるディスクを本物そのものに再現しようというのだ! まだまだこれからと言うことだが、その姿を見るだけでワクワクさせられる。「俺のターン、ドロー!」とやってみたくなる。
シーアハートアタックは「ジョジョの奇妙な冒険」第4部に登場する、自動追尾型爆弾スタンドである。これは会場で“アクション”を見ることができる。立体化されたタンク型フィギュアが、どう動くか、会場では「スイッチ」を入れることでアクションが見れる。ぜひ楽しみにしてスイッチを入れて欲しい。
正直、まだ書きたいこともあるし、何より、もう1つの会場も紹介したくてたまらない。明日、弊誌で「ベルサール編」を掲載するので、こちらを楽しみにして欲しい。