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懐かしくも新しい「恐怖」……「バイオハザードRE:2」、プロデューサーによる実機プレイを公開
2018年9月22日 00:00
カプコンは9月21日、東京ゲームショウ2018において、「バイオハザードRE:2」のステージイベントを実施した。
ステージイベントでは昨日に引き続きプロデューサーの平林良章氏と神田剛氏が登壇。実際に「バイオハザードRE:2」をプレイしながら、本作の魅力を伝えてくれた。
懐かしくも新しい「恐怖」
「バイオハザード7」の開発に用いられた「RE:エンジン」で描かれたリアルなラクーンの恐怖感は本物で、本作の目指した「先に何がいるか分からない怖さ」が実現されている。また、本作はカメラ操作の自由度が高く、プレーヤーにストレスを与えず、このリアルな世界を体験を提供してくれる。
原作にあたる「バイオハザード2」はいわゆる"ラジコン操作"や固定カメラといった不自由さが恐怖を演出していたが、本作では直感的でアクティブな操作とキャラクターを中心としたカメラ操作ができるからこその恐怖がある。そう考えると、「懐かしいが新しい恐怖」という本作のテーマにも頷ける。
さらに本作においては「バイオハザード2」ではクリーチャーが出現しなかった場所でも襲われる危険があるとのこと。原作を知り尽くしたプレーヤーの意表を突くような仕掛けが用意されているようだ。なお、本作のゾンビはかなりしぶとく、そしてしつこい。もし、ゾンビに襲われてしまったら足を撃つことで相手の動きを制限することができるが、それでもゾンビは這いずりながら襲い掛かってくるので、逃げるか倒すかして対処する必要があるだろう。
また、本作ではナイフや手榴弾といった武器をサブウェポンとして持つことができる。サブウェポンは敵に掴まれた時などのピンチを脱出するのに使えるが、ナイフも含めて消耗品。なるべく節約して、窮地を脱するときに使うのがいいかもしれない。
リアルだが懐かしい表現も
リアルなラクーンシティの再現を追求しながらも、お馴染みの鍵など、どこかアナログなアイテムたちも引き続き登場。謎解きの要素もリファインされているとのことで、「バイオハザード2」をクリア済みでもまた新鮮な謎解きが楽しめそうだ。もちろん、進行上重要なアイテムを探す以外にも、弾やサブウェポンの補充のために探索をする必要がある。アイテム所持数に限界があるため、探索しながらもアイテムボックスを行き来する必要があるというシビアさは旧作「バイオハザード」シリーズらしさを感じさせる。
また、シリーズの深いながらも細かい演出を忘れないストーリー設定は健在だ。ストーリーは映画のような美麗なムービーはもちろん、プレイ中のセリフでも進行していく。
最後に神田氏は「原作プレーヤーが楽しめるのはもちろん、『バイオハザード』シリーズ未経験者にとっての入門的な作品に仕上がった」と語り、平林氏は「まだ今後も見所があるので注目して欲しい」と締めくくった。
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