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「懐かしくも新しい」。プロデューサー陣による「バイオハザードRE:2」スぺシャルステージイベント
2018年9月21日 11:04
去る6月の「E3」での発表後、大きな反響を呼んだ2019年1月25日に発売予定の「バイオハザードRE:2」。本作について、TGSのカプコンブースにてスペシャルステージイベントが開催された。
ステージでは新プロモーション映像が公開されたほか、プロデューサーの平林良章氏と神田 剛氏が登壇し、実際に「バイオハザードRE:2」をプレイしながら本作の魅力を語った。
ただのリメイクではない「バイオハザードRE:2」
本作は1998年にプレイステーションで発売された「バイオハザード2」をリメイクした作品。しかし、"ただのリメイク"ではないと平林氏は語る。最新のREエンジンを搭載し、ストーリーやゲームのプレイ体験を0から再構築したものとなっており、「懐かしくも新しいというところを目指して開発している(神田氏)」とのことだ。
今作では絵作りのコンセプトを「ウェットネス、ダークネス」と設定し、実機プレイによる解説では暗さはもちろん、恐怖を引き立てる"濡れ感"などが強化されていることがわかった。なかでもゾンビは「主人公の1人であるといっても過言ではない」という言葉通り表現にはかなり力が入っていることが見て取れ、彼らはかなり気持ち悪く、そして怖い。
また、ストーリーやラクーンの街も再構築されており、ストーリーでは「レオン編」でマービン、「クレア編」ではアイアンズ署長とかなり序盤で出会うことになる。彼らの登場時期が変わったことで、どのように既存のストーリーから変化を見せるのか期待が膨らむ。
さらにラクーンの町や建物にもオリジナル版ではなかった階段が追加されたり、新たにトイレが設置されたりと「バイオハザードRE:2」ならではのマップとなっている。「バイオハザード2」をプレイしたことがあっても、再び新鮮な気持ちでプレイに臨めるだろう。
プレイのしやすさという意味でも改良が行なわれており、タイプライターでセーブが可能なのは「バイオハザード2」と変わらないが、今作では「インクリボン」の消費がなくなり、セーブのためのアイテムの残量を気にする必要がなくなった。タイプライターにまで辿りつきさえすれば必ずセーブすることができる、という安心感は非常に大きい。弾薬の面でも「バイオハザード 3」や「バイオハザード7」で実装されていた「ガンパウダー」が追加されているため、必要な銃の弾を作ることが可能となっている。
また、本作ではCERO D表現のものに加え、よりホラー体験を楽しめるCERO Z仕様のバージョンも用意されるとのことなので、よりグロくより怖い「バイオハザードRE:2」を楽しむこともできるようだ。また、日本語版CVは「バイオハザード2」と同じ声優が努めているので、「バイオハザード2」からのファンも違和感なくプレイができるだろう。
最後に神田氏は「『バイオハザードRE:2』の再構築された魅力をこれからも伝えていきたい」と語り、平林氏は「皆さんのシリーズに対する愛に応えることができ、新しくプレイされる方にも楽しんでいただけるものになっていると思っています。ぜひ発売日を楽しみにしていてほしい」とコメント。
単なるリメイクにとどまらず、RE:エンジンによるグラフィックスの向上やマップ、システムの刷新などを行ない、往年のファンも新たなファンの期待にも応える本作。発売日を楽しみに待ちたい。