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「EARTH DEFENSE FORCE:IRON RAIN」新たな巨大昆虫や侵略兵器などの情報を公開

謎の武装集団「カインドレッド・レベリオン」についても明らかに

2019年 発売決定

価格:未定

CEROレーティング:審査予定

 ディースリー・パブリッシャーは、2019年に発売を予定しているプレイステーション 4用アクションTPS「EARTH DEFENSE FORCE:IRON RAIN(以下EDF:IR)」の最新情報を公開した。

 本作は、荒廃した地球を舞台に戦い続けるEDFとその兵士たちを、リアリティをもって描く。今回公開されたのは、アグレッサーの新たな敵、巨大昆虫「ウルフスパイダー」や、侵略兵器「ガーガント」について。EDFとは異なる謎の戦闘組織「カインドレッド・レベリオン」についても明らかになった。

増殖する巨大昆虫

ウルフスパイダー

 蜘蛛型の巨大生物。足を広げた最大幅は25メートル以上に達する。動きはさほど早くないが、口や腹部から粘着性の高い糸を放つ。この糸はPAギアの運動性能を封じるほどの強靭さを持っている。ウルフスパイダーの最大の特徴は腹部に住み着いた無数の子グモの存在にあると言える。通称“ベビースパイダー”と呼ばれる小型のクモには特殊な生態が確認されている。

ベビースパイダー

 ウルフスパイダーの腹部に住み着いた無数の子グモ。子グモと言っても全長は約2.5メートルもあり、人間よりもはるかに大きい。当初、親グモの糸によって捕縛された人間をベビースパイダーの餌にすると考えられていたが、ベビースパイダーは敵が接近すると、自ら親グモから離れて行き、攻撃する習性を持つ。その攻撃方法は強酸性の体液を周囲に撒き散らすべく、自ら内部爆発を起こすという恐るべきものである。

侵略兵器について

ガーガント

 突如、西海岸エリアに出現した高層ビルに匹敵する超大型侵略兵器。巨大な六本脚を持つその兵器は絶えず歩行移動を繰り返しており、各地に壊滅的な被害を与え続けている。本体には多数のレーザー砲が装備され、脚部からは強力なプラスマ弾を射出する。

 その巨体ゆえ、ただ歩いているだけで周囲の建物を破壊するほどの衝撃波を発生。さらに内部から多数の侵略兵器を放出する姿が確認され、この超大型侵略兵器はアグレッサーの移動プラントとしての機能も兼ね備えられていると考えられる。

 装甲の強度もこれまでの侵略兵器の比ではなく、地上部隊による攻撃はもとより航空部隊による戦術爆撃でも進行を止めることはできなかった。そのため、ガーガントの殲滅はEDFの最重要課題となっており、EDF科学技術局指揮の下、アグレッサー研究部と兵器開発部が合同で新兵器の研究、開発を進めている。

もうひとつのEDF組織

 謎の武装集団、それは「カインドレッド・レベリオン」を名乗るもう1つのEDFとも言える組織であった。

正規EDFVSスピンアウトEDF

・カインドレッド・レベリオン

 アグレッサーに対抗するレジスタンス組織。アグレッサーと戦っているという意味ではもうひとつの防衛軍とも呼べるが、EDFとアグレッサーの戦闘に旧式のウォーメックで乱入し、アグレッサーが落としたエナジージェムを奪い取っていくためEDFとも敵対している。

 その正体は元EDF精鋭部隊フレア大隊で、2033年のハイヴクラフトとの決戦で壊滅した精鋭部隊の生き残りである。ハイヴクラフトとの決戦で成功確率の低い作戦を命じられ、多くの仲間を失ってしまったことによってEDF上層部と対立し、ついに2035年、カインドレッド・レベリオンを名乗りクーデターを起こした。2040年現在、レベリオンはEDFからの脱走兵や民間から賛同者を増やし続け、廃棄された“防衛優先レベルD”のエリアや都市部の地下に潜伏している。

 レベリオンは組織の規模ではEDFに及ばないものの、強奪したPAギアやウォーメックを始め、EDFのスポンサーにならなかった企業や研究機関から闇ルートで得た強力な威力を持った試作型光学兵器を有しており、EDFと対等に渡り合えるほどの戦力を持っている。

 最新情報では、地下鉄道跡を拡張して大規模な研究施設を作り、新兵器の開発を行なっているという噂がある。

 彼らの合言葉は「Resist!Revolt!Rebel!(レジスト!リヴォルト!レベル!)」直訳すると「抵抗、反対、反抗」となるが、「屈するな!行動せよ!立ち向かえ!」という意味が込められている。

スピンアウト組織KRの戦力

ナイトクローラー(カインドレッド・レベリオン:ウォーメック)

 レベリオン物資回収部隊の主戦力である“ナイトクローラー”と呼ばれる旧式のウォーメック。ウォーメックはPAギアの開発以前に対アグレッサー兵器の要として使用されていた大型の二足歩行兵器であったが、クーデターの際にカインドレッド・レベリオンによって奪取された。

 堅牢な装甲と強力な火砲を有するが、機敏な巨大生物に対し機動性で劣り、現在EDFでは主戦力としての運用はされていない。EDFとアグレッサーの戦闘時に現れては、エナジージェムを強奪していく。なお4門の榴弾砲を左右に装備した中距離戦闘タイプのほか、長距離砲を装備したタイプも存在する。

EDFとレベリオンの確執とは

 EDFの内紛から生まれた組織カインドレッド・レベリオンは、侵略者アグレッサーと敵対するという意味ではEDFと同じである。しかしエネルギー資源に乏しい2040年現在、アグレッサーの体内にあるエナジージェムこそが人類の生活を支えるエネルギーとなってしまった。この枯渇したエネルギーの争奪においてはEDFとレベリオンは敵対関係にある。またレベリオンのクーデターにより、友人や親族を失ったEDF隊員も存在し、遺恨をいだく関係であることに間違いはない。

EDFに残る遺恨

 事実、ブラスト小隊第2分隊長のマイク(マイク・モーリス)は、2035年のレベリオンのクーデターによってEDF隊員であった2歳年上の兄を失っている。彼のレベリオンに対する思いとは……。

EDFに誰もが等しく守ってもらえるわけじゃない?防衛優先レベルとは

 ハイヴクラフトとの決戦で消耗したEDFは地球全域を防衛するだけの戦力を維持できなくなってしまった。そのため、優先して防衛すべき地域を区分するため制定されたのが「防衛優先レベル」である。レベルにはAA~Dが存在する。優先レベルの高い地域には、EDFの支援者である富裕層やスポンサー企業の重役たちが避難しているエリアが数多く含まれている。これに反発してレベリオンに賛同する者も少なくない……。

レベリオン物資回収部隊

ファイザ

 カインドレッド・レベリオン物資回収部隊隊長。CQC(Close Quarters Combatの略で近接格闘の意)のスペシャリスト。レベリオンの首領であるギデオンの末妹で、2035年のクーデター以前はEDFのフレア小隊に所属していた。2033年に両親は死亡している。EDFフレア小隊としてアグレッサーと戦うも、その後EDFが制定した「防衛優先レベル」に反発、兄のギデオンと共にクーデターに参加する。なおファイザはアラビア語で「勝利」を意味する。

アデル

 カインドレッド・レベリオン物資回収部隊副隊長。EDFや軍に所属したことのないKR生え抜きの兵士。KRの誕生当時、16歳のアデルは難民キャンプで少年窃盗団のリーダーをしている孤児だった。首領ギデオンから食料を盗もうとして捕まるが、自分を囮に仲間を逃がそうとする姿にギデオンはアデルを許し、この男気に触れたアデルは窃盗団の仲間とともにKRへ参加した。ギデオンからの信頼は厚く、好戦的なファイザのお目付け役として物資回収部隊に配属される。狙撃手を務めることが多い。