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MSI、プロゲーミングチームSunSisterのメインスポンサー就任を発表

SunSister太田代表「国際大会で勝てるチームに育てていきたい」

4月12日発表

会場:京都コンピュータ学院

 エムエスアイコンピュータージャパン(MSI)は4月12日、ゲーミングノートPCブランド「G」シリーズの発表会を開催し、プロゲーミングチームSunSisterのメインスポンサーに就任することを明らかにした。

サプライズ登場したSunSisterのメンバー
握手を交わすMSI Felix Hung氏とSunsister代表の太田桂氏
挨拶する太田氏

 この発表は、同社の新製品発表会の終盤にサプライズとしてアナウンスされた。MSIといえば、米国のCloud9、ヨーロッパのFnatic、日本では「A.V.A.」のプロチームとして名を馳せたGalactic、現在も国内外で活動を行なう日本を代表するプロチームDeToNatorのスポンサーとして、古くから世界中のeスポーツチームを支援してきたメーカーとして知られる。日本では2017年一杯でDeToNatorとの契約期間が切れ、今後の展開が注目されていた。その座を射止めたのが「A.V.A.」や「Overwatch」、そしてここ1年では「PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS」部門SunSisterSuicider'sを擁するチームとしてメキメキ頭角を現わしてきたSunSisterというわけだ。

 会場には、SunSister代表の太田桂氏をはじめ、SunSisterSuicider'sのメンバー4人(CrazySam、gabha、Molis、Sabrac_)、「AVA」部門リーダーのA.F.O選手が登場し、
選手達は完成したばかりだというMSIのロゴが大きく入った新ユニフォームに身を包み、MSIのスポンサードに感謝の言葉を述べるとともに、今後に向けて決意を語った。

 スポンサードの内容は、資金面のサポートに加え、「G」シリーズの提供やイベント開催協力、海外活動支援など、eスポーツ活動支援全般。契約期間についてはまだ契約前で未定ということだが、MSIとしては実績を残してくれる限り、長く継続していく方針。今後、日常的なプレイや練習に「G」シリーズを使用するかどうかは、調整中ということだが、海外遠征時は必ず持っていきたいという。

 SunSisterとしては、MSIスポンサー就任後も、基本的な活動スタイルは変えず、代表の太田氏は、今後も引き続き京都から、全国に散らばる所属選手をサポートしていき、選手達も本業や学業との“二足のわらじ”状態を継続していく。収入面が安定し、選手の希望が多ければ、ゲーミングハウスの設置も考えていきたいという。

 SunSisterSuicider'sの今年の目標は、5月から開催予定の「PUBG」βリーグでの優勝、その後に行なわれるプロリーグへの参戦、国際大会での上位入賞だという。前者2つは見えてきているものの、3つ目はまだ暗中模索の段階だという。過去3度の挑戦ではいずれも下位に甘んじているが、「MSIのスポンサードにより、以前よりプレイ環境が整うことで、結果に繋げていきたい」という。

 ちなみにMolis選手は、家庭の事情でβリーグの参戦を見送ることが決定し、現在、欠員1人と、IEM Katowice終了後に解散したSunSisterRoyaltyの穴を埋める新チーム向けの4人、計5人のメンバーを募集している。太田氏によれば、すでに1,200名の応募があり、現/元選手も多く、実力と所属メンバーとの相性を重視ながら選定を行ない、現在最終段階に入っているという。新メンバーを向けたSunSisterSuicider'sは、以前通りの強さを発揮できるのか、切磋琢磨が続く「PUBG」において上位入賞を維持できるのか、5月からスタートするβリーグでの彼らの活躍に注目したいところだ。

CrazySam選手
gabha選手
Molis選手
Sabrac_選手
A.F.O選手
スポンサーロゴの先頭にMSI
発表会終了後、選手達が最新モデルを品定め