【特別企画】
【年末特集】忙しい年末年始の隙間時間に最適! 気軽にプレイできるカジュアルゲーム特集
「スイカゲーム」など今年話題になったゲームもおさらい
2023年12月25日 00:00
今年もいよいよ終わり。年末年始には家でゆっくりとゲームを楽しみたいものだが、そんな思いに反して何かと忙しいのもこの時期だ。多忙なため、じっくりと腰を据えて重いゲームをプレイするのが難しいという読者も少なくないだろう。
そこで本稿では、気軽にサクッとプレイできるカジュアルなゲームをピックアップして紹介する。忙しい人は隙間時間に、時間に余裕のある人はメインゲームの合間にそれぞれプレイして欲しい。
スイカゲーム
プラットフォーム:Nintendo Switch
発売日:2021年12月9日
メーカー:Aladdin X
価格:240円
2023年に最も注目されたゲームの1つである「スイカゲーム」は、2021年12月にリリースされてから約2年の時を経てヒットを記録したタイトルだ。動画配信やSNSでの拡散を通じて話題になった本作は、老若男女問わずプレイされ、300万ダウンロードを達成。ニンテンドーeショップのダウンロードランキングでも1位を記録した。
本作は所謂「落ちものパズル」ゲームで、ランダムに出現するサイズの異なる11種類の果物を箱の中に落としていく。同じ果物を2つ繋げると合体し、次の大きさの果物へと進化。最終的に最も大きなスイカができあがる。このスイカを作ることと、スコアを稼ぐことが目的となる。尚、積みあがっていった果物が箱からはみ出すとゲームオーバーになってしまう。
操作は落下地点を決めて果物を落とすだけと非常にシンプルで、制限時間もないのでどこに果物を落とすかをじっくりと考えることができる。その一方で、果物を大きくしていくほど箱のスペースがなくなり、進化させたくても進化できない果物が増えていってしまう。また、予想しきれない物理演算のせいで、落とした果実があらぬ方向に転がっていったり、合体の際の衝撃でとんでもない挙動を起こし吹き飛んで行ったりすることで、積み上げてきたプランニングが簡単に崩壊してしまうことも少なくない。だからこそ、うまく連鎖が決まり果物が合体していくのは爽快だ。
このように、とっつきやすいゲームでありながら考えることも多いので、ゲームオーバーになるたびに、「もっといい手があった」と考えてしまい、ついつい次のプレイを始めてしまう。この中毒性に多くの人が夢中になったのも頷ける。
ゲーム内ではオンラインでのスコアランキングで他のプレーヤーと競ったり、マイスコアを確認して自分の成長を感じたりといった要素も存在する。人気ストリーマーによる配信や攻略動画なども豊富なので、プレイしても視聴しても楽しいゲームとなっている。
どこかで見た“あのゲー”ムたちを棒人間でつくってみたけれど、果たしてあなたはクリアできるのか?
プラットフォーム:Nintendo Switch/Steam
発売日:2023年7月20日
メーカー:D3PUBLISHER
価格:1,111円
YouTubeなどの動画サイトで最もよく見かけるゲームといえば何だろうか?それは流行の新作FPSでも、人気の格闘ゲームでも、配信映えのするホラーゲームでもない。敵を倒すと頭上の数字が増えていき、数字が小さい敵を倒せるようになるゲームや、ピンを抜いて宝をゲットしたりするゲーム……。そう、広告でよく見かけるが、サイトにアクセスすると全然別のゲームをプレイさせられる「あのゲーム」こそ、我々が最も目にするゲームではないだろうか。
そんな「よく見かけるのにプレイできない」ゲームを棒人間でゲーム化したのが「どこかで見た“あのゲー”ムたちを棒人間でつくってみたけれど、果たしてあなたはクリアできるのか?」略して「あのゲー」だ。
本作に収録されているのは「ピンぬき」、「すうじタワー」、「カラーわけ」、「クルマだし」、「マネーあつめ」の5つのミニゲーム。どのゲームも、どこかで見たような内容を、どこかで聞いたようなBGMと共にしっかりと再現しており、どれもシンプルな操作でサクサク遊ぶことができる。
ステージは合計で250もあり、後半のステージではそれなりに考える必要もある。広告で見たときは「こんなミスで死ぬなんてあり得ない」と思っていたのに、実際にプレイしてみると「ピンぬき」ではピンを抜くタイミングが重要だったり、「クルマだし」では当たると即死のお邪魔キャラに苦戦を強いられることになったりする。ただ広告のゲームを再現するだけでなく、しっかりと遊べるゲームになっているのは嬉しいポイントだ。
また、本作にはステージやミッションクリアで貰えるコインで「しょうごう」や「プレート」が貰えるガチャを引くことができ、ネームプレートのカスタマイズが可能。このネームプレートを付けて、クリアタイムやスコアを競うオンラインランキングに挑むことも可能だ。
尚、本作のプラットフォームはPC(Steam)とNintendo Switchとなっており、煩わしい広告が流れてくることはないので安心してプレイして欲しい。
□「どこかで見た“あのゲー”ムたちを棒人間でつくってみたけれど、果たしてあなたはクリアできるのか?」公式サイト
□Steam「どこかで見た“あのゲー”ムたちを棒人間でつくってみたけれど、果たしてあなたはクリアできるのか?」
□マイニンテンドーストア「どこかで見た“あのゲー”ムたちを棒人間でつくってみたけれど、果たしてあなたはクリアできるのか?」のページ
Refind Self: 性格診断ゲーム
プラットフォーム:Andoroid/iOS/Steam
発売日:2023年11月14日
メーカー:PLAYISM
価格:スマホ版 600円、Steam版 920円
「Refind Self: 性格診断ゲーム」はアドベンチャーゲームをプレイすることでプレーヤーの性格を診断することができるゲーム。主人公であるロボットの女の子を操作し、ゲーム内で様々な行動や選択をこなしていくと、プレーヤーの性格をRPGの職業風に表現された性格に当てはめてくれる。
アドベンチャーパートではNPCとの会話やイベント、レトロ風の横スクロールアクションや射撃ゲームといったミニゲームなどが散りばめられている他、道中で花を拾ったり、ゴミ箱を漁ってお金を得たりといった行動もできる。何かアクションをする度に画面上部のハートが溜まっていき、これが満タンになると診断が終了する。ゲーム上のあらゆる行動が診断の対象となるものの、ゲームオーバーは存在せず、進め方には特定の正解や間違いは存在しないので自由にプレイしつつ性格診断をすることが可能だ。
また、1周目では「貴方を最も象徴する性格」が診断されるだけで、2周目、3周目とこなすことで「補足する性格」と「秘められた性格」を明らかにすることができる。周回プレイでは前回のプレイから行動や選択肢の意味を推測したり、「アドベンチャーパートのストーリーを明らかにしたい」、「ギャンブルを楽しみたい」などの目標が生まれたりする。その結果、前回は選ばなかった残酷な選択肢を取ったり、資金集めのためにスクラップを掘り続けたりといった風にプレイの内容が変化し、周回を重ねるほどに自分がどんな風にゲームをプレイしているかが見えてくるという訳だ。
尚、本作は1周のプレイ時間は長くても1時間程度。周回を重ねるごとにプレイ時間も短くなるので、気軽にプレイすることが可能だ。また、診断された性格は、プラットフォームを跨いで集計されており、他のプレーヤーの選択肢を見て、自分との差異を楽しむことができる。自分の診断結果はいつでも振り返ることができるので、診断の結果を友人やストリーマーと比べてみるのも面白いだろう。
□「Refind Self: 性格診断ゲーム」公式サイト
□Steam「Refind Self: 性格診断ゲーム」のページ
□Google Play「Refind Self: 性格診断ゲーム」のページ
□App Store「Refind Self: 性格診断ゲーム」のページ
Q REMASTERED
プラットフォーム:Nintendo Switch/Steam
発売日:2022年7月28日(Nintendo Switch版)
メーカー:liica inc.
価格:999円
2023年上半期に話題を生んだ物理演算パズル「Q REMASTERED」。フリーハンドで図形を描き、重力を利用してステージのクリアを目指すゲームで、「コップからボールを出せるか」や「だるま落とし」など1200問以上のステージがあり、中には作者自身がクリアできていない超難問も存在するという。
本作の最大の特徴は解き方の自由度。どのステージもシンプルでありながら頭を使わないとクリアできないステージが並ぶ一方で、どのように線を引くかは人それぞれだ。一見力業のように見える方法や、奇跡的な挙動をしてのクリアなど、まさかの解き方も多く存在し、試行錯誤の楽しさを味わえる。また、自分のクリアしたステージを他の人がどう攻略するかを動画などでチェックすれば自分とは全く異なる解答に驚かされるはずだ。
また、IQ診断専用ステージとして「IQ TEST」も搭載されており、こちらでは簡単ながら解き方に差が出る問題が収録されている。このモードをプレイすることで、プレーヤーのIQ数値が可視化され、分析がグラフで診断される。
解答が思いつかないとクリアが難しいゲームではあるものの、挑戦して難しいと感じた問題はスキップして次の問題に行くことも可能なのでサクサクプレイすることもできる。勿論、一問に対してじっくりと考え、順番にステージをクリアするような遊び方でも楽しめる。隙間時間にサクッとプレイしてもよし、がっつり腰を据えてプレイしてもよし。自分に合ったプレイスタイルで挑戦してほしいタイトルだ。
□「Q REMASTERED」公式サイト
□Steam「Q REMASTERED」のページ
□マイニンテンドーストア「Q REMASTERED」のページ
Vampire Survivors
プラットフォーム:Xbox Series X|S/Xbox One/Nintendo Switch/Andoroid/iOS/Steam
発売日:2022年10月21日(Steam版)
メーカー:poncle
価格:499円(Xbox版は500円、スマホ版は基本プレイ無料)
2021年にアーリーアクセスが開始し話題になった「Vampire Survivors」だが、その後正式版が2022年に配信開始されXbox版も登場。そしてスマホ版に続きNintendo Switch版が2023年にリリースされ、いずれのプラットフォームでも高い評価を得ている。
本作はアイテムを獲得してキャラクターを強化しつつ、迫りくる敵を撃破していく見下ろし型のローグライトゲーム。アクション要素はほとんどなく、攻撃も自動で行なうなどシンプルな作りとなっているのが特徴だ。
プレーヤーが行なえるのはキャラクター移動と、レベルアップ時の武器とアイテム選択のみ。基本マップでは周囲から迫ってくるモンスターを倒しつつ、30分間生き残れればゲームクリアとなる。
武器には近くにいる敵を攻撃する「魔法の杖」や、ブーメランのような「十字架」などが存在。それぞれに打ち出す方向やクールダウンが設定されており、キャラクターを上手く移動させることで攻撃をヒットさせることが重要となる他、武器のレベルを上げつつ特定のアイテムと組み合わせることで強力な武器に進化させることも可能となっている。
敵キャラは基本的にはただ突進してくるだけだが(追加マップでは遠距離攻撃をしてくる敵等も存在)、時間とともに体力と出現数が増えていき、最終的には高体力のモンスターがマップ全体を埋めつくすようになる。
この終盤のラッシュに向けて、自キャラを武器やアイテムで強化する必要がある。アイテムはレベルアップ時にランダムで表示されるものや、ボスが落とす宝箱から入手できるのだが、所持数には限りがあるため既に持っている武器やアイテムとの組み合わせを考えながら、どの武器を入手し、どれを取らないかの取捨選択が悩ましい。
また、レベルアップをするためには、倒した敵がドロップしたジェムを取ってレベルアップをする必要がある。敵を倒すだけでは経験値が入らないので、逃げながら敵を迎撃し続けているだけだと、いつの間にかじり貧になってしまう。時にはジェムを拾うために敵の群れに突っ込んでいくリスクを冒す必要があるのだ。
一見すると地味な本作だが、アイテムのランダム性や、経験値やアイテムをどう拾うかなど判断が求められる場面も多く、いつの間にか時間を忘れて没頭してしまう中毒性がある。また、上手くいったときに強化しきった自キャラが立っているだけで敵をなぎ倒していく姿を見るのは痛快だ。
プレイ時間も30分以内と決まっているので、隙間時間に是非プレイして欲しい。ただし、1プレイだけと思って始めたのに、気付いた時には何時間もプレイしていたなんてことはザラにあるゲームなので、熱中しすぎには注意してほしい。
□Steam「Vampire Survivors」のページ
□マイニンテンドーストア「Vampire Survivors」のページ
□Microsoft Store「Vampire Survivors」のページ
□Google Play「Vampire Survivors」のページ
□App Store「Vampire Survivors」のページ
スイカゲーム (R)
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