【特別企画】

サッカーゲームというより、もはや職業体験シミュレーター「フットボールマネージャー 2024」プレイレポート

【Football Manager 2024】

11月7日 発売予定

価格:
7,128円(PS5/Xbox Series X|S/PC版)
6,028円(Switch版)

 セガは11月7日に「Football Manager」シリーズ最新作「Football Manager 2024(フットボールマネージャー2024)」をプレイステーション 5/Xbox Series X|S/Nintendo Switch/PC/Netflixにて配信開始した。

 「Football Manager」シリーズはその名の通り、プレーヤーがサッカーチームの全権監督となり、所属チームのマネージメントをしていくシミュレーションゲームだ。本作には世界中の国から120以上のリーグ、2,300以上のクラブチーム、そして50万人以上の実在する選手のデータが登録されている。その膨大なデータ量と正確性は凄まじく、リアルすぎるシミュレーションゲームとして知られている。シリーズ最新作となる「Football Manager 2024(以下、FM24)」では、ゲームの日本語化と、明治安田生命J1、J2、J3リーグが追加されることで、日本人ファンの間で話題となった。

 リアルすぎるサッカーシミュレーションゲームとして人気の本作だが、その言葉に嘘偽りは無い。比喩などではなく、本当にサッカーチームの監督体験ができるのだ。今回、筆者は本作のSteam版(PC)版を先がけてプレイすることができたので、「Football Manager」シリーズをはじめて知る方にもわかるように、そのゲーム内容と魅力を紹介していく。

【『Football Manager 2024』世界中のサッカーファンに愛されるサッカーマネジメントゲーム、待望の日本デビュー!】

就職面接まで用意されているリアルすぎる世界

 サッカーゲームと聞いた時、多くの方が想像するのは「eFootball(旧ウイニングイレブン)」や「EA Sports FC(旧FIFA)」シリーズなど、サッカー選手を操作してプレイするタイプのスポーツゲームではないだろうか。テレビで流れるワールドカップやJリーグの試合のように、選手を自分の手で操作して再現できる、まさにサッカーの表舞台を題材にした作品たちだ。しかし、「Football Manager」シリーズはまったく違う。本作が取り扱うのは選手たちによる輝かしい表舞台ではなく、サッカーチームの運営という、人目につくことのない裏舞台だ。

 本作最大の特徴は、莫大なデータ量と再現性にある。ゲーム内には1,500人以上の調査員が世界中から集めてきた、50万人以上の選手データが収録されていてる。これらデータの正確性は凄まじく、実際のプロクラブが選手の移籍や、スカウティングに活用しているという話もあるぐらいだ。また、ゲーム内ではすべての要素がAIによって管理、シミュレートされている。プレーヤーの選択や行動をもとに展開が随時シミュレートされ、変化していく。このシミュレーション機能が本当に細かいところまで適用されており、プレーヤーがゲーム開始時に設定する監督のプロフィール情報すらもゲームの進行に影響している。

監督のプロフィール作成画面。ここでプレーヤーの分身となる監督を作成する
見た目はもちろん、好きなチーム、年齢、国籍、話せる言語など、細かいところまで設定できる。選択内容次第で、設定した国籍の選手に詳しくなったり、同じ言語を喋る選手とコミュニケーションをとりやすくなるなど、設定した情報がゲームプレイに変化をもたらす

 本作では5つのコンテンツから選択してプレイすることができる。ソロでプレイすることができる「キャリア」と「クラブを作成」、オンラインで他のプレーヤーと対戦できる「オンラインキャリアで」、「ファンタジードラフト」、「オンライン対戦」の3つだ。それぞれを簡単に説明する。

・キャリア
 従来の「Football Manager」を楽しむことができるコンテンツ。現実のサッカーと同じ動きで選手の移籍が行われるリアルモードや、プレーヤーの進め方でIF展開を楽しむことができる物など、3つのモードから選択してプレイすることができる。

・クラブを作成
 クラブ名やユニフォームのデザイン、在籍選手など、オリジナルのクラブを作成してプレイすることができる。まったく無名のチームから、有名選手が集うドリームチームなど、プレーヤーが考えたオリジナルチームの監督としてプレイすることができる。

・オンラインキャリア
 専用のサーバールームを作成することで、キャリアを他のプレーヤーと一緒にプレイすることができる。

・ファンタジードラフト
 ドラフトでチームを作り、参加している他のプレーヤーと対戦することができる。

・オンライン対戦
 キャリアで作成したセーブデータを使用し、自分が育てたチームで他のプレーヤーのチームと対戦することができる。

 基本的には「キャリア」で好きなチームの監督として就任し、チームを運営していくのが主なゲーム内容となっている。今回追加された日本のJリーグはもちろん、ドイツのブンデスリーガや、フランスのリーグアンなど、世界中のサッカーチームから選ぶことができる。また、チームに所属していない状態での開始も可能だ。その場合は「ジョブセンター」と呼ばれる就労支援センターにある求人情報から、募集しているチームに応募していく。求人に応募すると、プレーヤーに興味があるチームから面接への案内が届くので、そこから採用を目指す。面接では結構しっかりとした質疑応答が行なわれるので、適当に答えていると容赦なく落とされてしまう。

「キャリア」ではクラブ監督や代表チームの監督など、世界中のチームを所属先として選択できる。無所属を選択したは場合は無職スタートとなるので、クラブの求人に応募するところから始まる
「FM24」からは明治安田生命J1、J2、J3リーグが追加されたことで、日本のサッカークラブの監督としてプレイすることができるようになった
無所属で始めた場合、「ジョブセンター」の求人リストから就職先を探すところから始まる
プロフィールで設定した年齢や資格(ライセンス)、監督として今まで築いた実績などによっては書類選考で落とされることも……
書類選考を通過すると、面接官との質疑応答に進む
面接を無事に通ると、クラブからオファーが送られてくる。オファーの内容は交渉可能で、お互いが合意できれば晴れて契約が完了する

実際の仕事と遜色ないゲーム設計

 「FM」シリーズをプレイするプレーヤーが最初に目にするのがメールソフトを模した斬新なUIだ。プレーヤーが必要とする情報の共有や、決断をするための選択は基本的にメールを通して行なわれる。クラブスタッフから送られてくる報告書や、エージェントとの交渉、ミーティングへの参加など、多種多様なメールを処理していく事でゲームが進行していく。メールを確認しながら淡々と処理していく作業には思わず“これ普通にゲームではなく仕事なのでは?”と自問してしまった。さすがは公式サイトで“現実のサッカーの監督に最も近い体験をしよう”と謳っているだけある。

「受信箱」に届くメールの内容を確認し、処理していくことでゲームが進行していく

 本作には「受信箱」の他に「ソーシャルフィード」や「ニュース」といったセクションもある。いわゆるSNSやネットニュースが確認できる箇所で、ここではチームサポーターの声や、他のチームの動向などの情報を収集することができる。

「ソーシャルフィード」では選手移籍の噂話や、施策についての反応など、様々な情報を得られる。フォローする相手を増やしたり、外したりもできるなど、作りが細かい
「ニュース」や「移籍市場ニュース」では各チームがどの選手にオファーを出しているか、いくらだったのかなども確認できる

 ゲームを進めて行くと、取材陣からの電話インタビューや、記者会見のイベントも発生する。その内容も「ソーシャルフィード」や「ニュース」に掲載される。発言次第で記者やサポーターへの印象に影響もでるので、現実同様にしっかりと考えて広報活動をする必要がある。

報道陣を集めた記者会見。返答の際はジェスチャーを用いて答えることもでき、実に芸が細かい

監督に伸し掛かる膨大な仕事の山

 全権監督に就任したプレーヤーに、最初に襲いかかるのが膨大な仕事の山だ。「キャリア」を選択し、クラブに所属した状態でゲームを開始したするとプレシーズン時期からスタートする。シーズン前の準備期間ということもあり、監督として一番忙しい時期ともいえる。この期間中にプレーヤーは主にこれらの事を行なう。

戦術と選手の設定
トレーニングメニューの構築
選手の管理(選手のスカウトや移籍、契約更新など)
スタッフの管理(補充や解雇、責任者の割当など)
試合のチェック

 実際に触れると本当に凄まじい量の作業がまっている。とは言え、これら全てをプレーヤーが一人で行なわなければいけないわけでは無いので安心してほしい。ちゃんとプレーヤーをサポートしてくれるシステムも用意されているので、後ほど紹介する。

 それでは簡単に各項目を紹介していく。

戦術とチーム

 「戦術」セクションではチームにどんなプレイをさせるかを決めることができる。ここで決めた内容に沿って、チームのトレーニング内容や、運用方法が決められていく。戦術の設定は簡単で、「概要」タブから戦術のテンプレを選択することで設定可能だ。もちろん、オリジナルの戦術を考えて設定することもできる。

最初に戦術スタイルを選択する。攻撃型や防御型のスタイル、ボールキープするものから、相手にプレッシャーを与えるものなど、様々なスタイルから選べる
「自分でスタイルを作成」を選択すれば、自身で考えて作ることも可能
スタイル選択後は選手のフォーメーションを決定する
フォーメーション選択後はチームメンバーの選定になる。各ポジションのスターティングメンバーや、控え選手を決める

 「戦術」では他にもセットプレイ時の行動や、ペナルティーキックの担当、キャプテンの任命、試合プランの作成、対戦相手への対応指示など、細かいところまで設定し、指示することができる。

セットプレイを作成することで、選手がコーナーキックやフリーキック、スローインなどの場面で、どう動き、何をしたらいいのかを指示できる
「試合プラン」ではシナリオを作成することで、特定シチュエーションでの対応方法を決められる。引き分け狙いや、◯点以上で勝利、残り時間いくつではパスを多くする、積極的に攻撃してシュートする、など様々なシチュエーションを想定したシナリオを作成することができる
「対戦相手への対応指示」では各選手にどの相手をマークするか、どこへ誘導するかなどを指示できる。強力なエース選手がいるチームと戦う際はしっかりと設定して試合をコントロールしたい

 戦術が決まったら、次はチームの管理だ。「チーム」セクションでは選手たちの詳細を確認できる。ステータスはもちろんのこと、その選手の体調や出場への意欲、コーチによる得手不得手のレポートや評価、直接会話したりなど、あらゆる情報が確認できる。ここを確認しながら、試合での役割を決めたり、トレーニング内容を考えていく。

選手の現在の状況や過去の記録、コーチが作成したレポートがみれる
特定の技術や項目のトレーニングを追加するなど、選手毎にトレーニング内容を設定することも可能

トレーニング

 ゲーム内でもっとも奥深いのがこのトレーニングかもしれない。「Football Manager」のトレーニングは単純に選手の能力を向上させるだけじゃない。設定した戦術の習熟度や、チームの結束力など、ステータスの数字だけでは測れないところにも大きく影響している。特にプレシーズンでは、選手たちが休暇から戻ってきたばかりということもあり、身体がなまってしまっている。試合勘やキレを取り戻すためにも、フィジカルトレーニングに重点を置くなど、シチュエーションに合わせてしっかりと内容を考えていこう。

「スケジュール」タブではトレーニングメニューとその予定を作成することができる。試合前の調整や、戦術スタイルに合わせた物、技術に特化したものなど、様々なテンプレートから選択できる
しっかりとトレーニングプランを考えたい場合、自身で全てのスケジュールを組むこともできる
メンタリングでは特定の選手をグループにすることで、一緒に練習させることが可能。若手選手をベテラン選手を組ませることで、プレイスタイルや精確に影響を受けさせるなど、選手に刺激を与えられる
コーチもトレーニングにおいて重要な要素だ。専門知識や経験が豊富なコーチがいれば、その分だけトレーニングが成功しやすくなる

契約と移籍

 全権監督として常に頭を抱えるのが選手の管理だ。全ての選手には契約期間が存在している。たとえ今契約している選手でも、残りの契約期間が6カ月を切ってしまうと、別のチームが契約交渉を行えるようになってしまう。そのため、有望な選手には早めに契約更新をする必要がある。逆にそうでない選手については他チームに売却することで、移籍金を獲得することができる。

 悲しいことではあるが、選手には実力が発揮できるピーク年齢がある。齢を取れば取るほど、全盛期の実力を出せなくなっていく。チームを常に最良の状態にキープするためにも、選手の入れ替えは重要なタスクとなっている。決められた予算内でいかにうまく選手をやりくりするのかが腕の見せ所だ。

チーム画面では選手の給与や契約満了日、市場価格を確認できる

 とはいえ、リアルさが売りの本作。決して簡単な作業とは言えない。移籍を実現するには選手や所属クラブとの交渉をしっかりと行なう必要がある。契約金や給与の金額はもちろんのこと、選手側からも移籍するうえで条件を提示してくる。この時、守れない約束をしてしまうと、後々問題に発展してしまうので注意が必要だ。また、選手登録の時期や、大会出場へのレギュレーションなどもしっかりとあるので気をつけてほしい。せっかく契約した選手が試合で使えないという自体になると悲惨だ。

移籍

 選手の移籍条件を設定することで他のクラブからオファーを受け取ることができる。また、今作から仲介人を雇うことができるようになった。

仲介人を雇うことで、移籍を成功しやすくなるが、代わりに手数料を請求される

スカウト

 「スカウト」タブではスカウト可能な選手が表示される。この時表示される選手はチームに所属をしているスタッフの「知識」によって決まる。

監督の国籍がブラジルの場合、ブラジルの選手が表示されやすくなるなどの効果がある
選手検索画面に表示された選手に対して視察やスカウトの割り当てを行なえる。これを行なうことで、選手の詳細なレポートを得ることができる
レポートを確認し、選手を獲得したい場合は選手の所属クラブにオファーを送る。移籍金は一括払い以外に、分割払いや、特殊な条項をつけた契約など、様々パターンから選び、交渉することができる。いずれもメリット、デメリットはあるが、うまく活用することで予算を超えた移籍の実現も可能となる
クラブに所属していない選手や、契約期間が迫っている選手などには代理人に直接オファーを送ることもできる

スタッフ

 監督であるプレーヤー最大の味方が心強いスタッフたちだ。彼らなくしてチームの運営は成り立たないと言っても過言ではない。スタッフをどう使うかで、監督の業務量が大きく変化する。

 本作でスタッフは選手のトレーニングを担う「コーチングスタッフ」、選手を発掘してくる「採用チーム」、選手の体調管理を担う「医療チーム」の3つに分けられている。チーム内には役割ごとに特化した様々な役職のスタッフがおり、チームの運営を手助けしてくれる。スタッフにもそれぞれプロフィールが設定されており、能力値が設定されている。優秀であればあるほど、良い結果を出しやすくなっているので、できるだけ優秀な人材を集めたい。ちなみにスタッフも講習や研修を受けさせることで成長させることができる。即戦力のスタッフは給与も当然高くなるので、資金に余裕が無い場合は、時間をかけて育成するのも手だ。

スタッフ画面では何名のスタッフがそれぞれのチームに所属しているか確認できる。スタッフの人数については役員会から増やしたり、減らしたりした方がいいという意見される
スタッフも選手同様に「スタッフ検索」で探すことができる。もちろん他チームのスタッフをヘッドハントしたり、されたりもする

 スタッフがもつ一番の目玉は、業務を委任できることだ。これがいわゆるサポート機能で、業務にそれぞれ責任者となるスタッフを設定することができる。責任者を設定し、委任された業務はAIがスタッフの性能に合わせて自動で行なってくれる。良くも悪くも作業を丸投げできてしまうのだ。

 とは言え、最終的な決定権は監督であるプレーヤーにあることは変わりない。要望や変更がある際は事前に連絡がくるようになっている。スタッフとは定例ミーティングも設定できるので、任せた箇所の報告や相談を定期的に受けとることができる。業務を委任すれば作業量をグッと減らせるので、うまく活用しよう。

「責任者」タブからスタッフの担当内容とそれぞれの担当を設定できる

 これだけの業務を一人でこなすのは正直無理なので、任せられるところはガンガン任せてしまうのがいい。なによりも、自身が詳しくない分野などは、専門性のあるスタッフに任せた方が良い結果になるはずだ

定例ミーティングでは担当者から報告や、要望を共有される。最終的な判断は全て監督であるプレーヤーに委ねられる

試合

 監督としての成果を確認できる一番の場所が試合だ。今まで組み立ててきた戦術やトレーニングプラン、選手やチームへの采配が正しかったのかを見極めることができる。

 試合の展開は全てAIによってシミュレートされる。選手は250項目ほどの能力値が内部的に管理されており、そのパラメータと監督の指示をベースに、1/4秒につき1回選手の思考がシミュレーションされる。これが全ての選手で行なわれており、その結果が選手の動きに反映されている。試合自体はリアルタイムで最初から最後まで見ることもできるし、重要な展開のあった場面のみを取り上げたハイライトシーンや、ゴールシーンのみ映し出すなど、プレーヤー側で選ぶことができる。

 もちろんリアルタイムの場合は試合を見ながら選手の交代や、動きの指示を出すことができる。ハーフタイムでは選手たちに声をかけたりすることで、選手のメンタルケアも可能だ。

テレビでみるようなカメラアングルなど、複数の視聴方法から試合を観ることができる
もちろん試合中は戦術の変更や、選手の交代を指示できる
試合前やハーフタイム中の選手ロッカーでは声をかけることで、選手のメンタルケアができる

 また、試合後の結果分析もしっかりと行なわれる。フィールドのどの部分でプレイが多く行なわれていたか、選手たちはどう動いていたかなどを振り返ることができる。ここで得た情報を基に、次の試合に向けて調整を加えていく必要がある。ちなみに、この時行われる分析の精度は、スタッフに分析を得意とするアナリストがいるかどうかでも大きく変わってくる。分析チームの配備に力を入れることで、より細かい情報をレポートで入手できる。

 試合では選手の勘を取り戻したり、チームの士気を上げることができる。この時得られる選手たちの実践経験も重要となっている。試合を行なえば行なうほど、チームの連携や戦術に磨きがかかっていくからだ。また、試合は選手だけでなく、チームの運営にも重要なイベントになっている。試合を行なうことで、チケットの売上に貢献できる。チームの財源確保はもちろん、勝つことで新たなファンやスポンサー確保へも繋がる。そのため、できるだけ多くの試合を行いたいところだが、試合を増やすと選手たちが怪我をするリスクも上昇してしまう。やりすぎには注意しよう。

各選手の動きやパス回しなど、試合で行なわれた細かい部分まで確認できる
試合を行なうことで、チームの結束力や、戦術の習熟度が上昇していく

プラットフォーム毎に変わるゲームシステム

 「FM24」は今回、PS5/Xbox Series X|S/Nintendo Switch/Netflix/PCにて配信される。各機種でそれぞれシステムに違いがあるので注意してほしい。簡単にではあるが、以下にそれぞれの違いを紹介する。

【PC版】
 全ての要素をプレイできる「Football Manager」。しっかり、ガッツリとプレイしたい方にオススメ。

【PS5/Xbox Series X・S版】
 「Football Manager Console」と呼ばれるバージョン。一部のシミュレーション部分をダウングレードすることで高速化し、コンソールのプレイ環境に調整されている。PC版と違い、短いプレイ時間でも楽しめるように細部が調整されている。

【Nintendo Switch版】
 上記PS5/Xbox Series X|S版からオンラインモードを取り除いたバージョン

【Netflix版】
 「Football Manager Mobile」と呼ばれるバージョンで、従来の3Dエンジンではなく、2Dエンジンを使用している。ゲームシステムも簡略化されており、初心者でも手軽に遊べるようになっている。Netflixのサブスクリプションをしている人がプレイできるバージョンで、サービス加入者は無料でプレイが可能。

難易度は高いが、その分多くを得ることができるゲーム

 良くも悪くも、本作は誰でもが簡単にプレイできるタイトルではない。だが、細部まで拘りをもってつくられており、サッカーチーム運営シミュレーターとしてはこれを超える物は無いと思わせる出来だ。組織のトップとしてどう動くか、何を考える必要があるかなど、マネージメントについても学ぶことができる。そういう意味ではサッカーが好きな人に限らず、これから社会に出る人や、今チームの管理をしている人にも是非プレイしてみてほしい作品と言える。

 しっかりと遊べるようになるまで、学ぶ事が多いゲームではあるが、ここで得た経験と知識はきっと得難いものになるはずだ。自身のレベルアップのためにも、日本語に対応したこの機会に是非プレイしてみてはいかがだろうか。