【特別企画】
「龍が如く8」試遊版体験レポート。進化した「ライブコマンドRPGバトル」は面白いぞ!
「不審者スナップ」や「クレイジーデリバリー」などハワイのプレイスポットも
2023年9月24日 15:15
- 【龍が如く8】
- 2024年1月26日 発売予定
- 価格:9,680円〜
セガはTGS2023の会場にて、2024年1月26日発売予定のプレイステーション 5/プレイステーション 4/Xbox Series X|S/Xbox One/PC用ドラマティックRPG「龍が如く8」の試遊台を展開している。
今回は短い時間だったが本作を体験できた。先日公開されたストーリートレーラー、ゲームトレーラーでも、圧倒的なボリュームを予感させる作品だったが、会場でプレイした試遊でその予感は確信に変わった。バトルに、プレイスポットやサブストーリー、ビーチを探索していると、あっという間に試遊の時間が終了してしまった。他の参加者がプレイしている様子や、用意されていたマニュアルを見るとほかにも多くの遊び方があることがわかった。
そんな中でも筆者が体験できた内容についてお届けしたい。
“ライブコマンドRPGバトル”がさらに進化
試遊できた体験版では、最初にチュートリアルを含むバトルを体験できた。本作のバトルは、「龍が如く7 光と闇の行方」で新しく登場した“ライブコマンドRPGバトル”を正当に進化させたシステムだ。
そもそもライブコマンドRPGバトルというのは、リアルタイムで変化する戦況に、キャラクターがコマンドに基づいたアクションをとるバトルシステムだ。これまでの「龍が如く」シリーズでお馴染みだったアクションバトルから、コマンドバトルへと大きく舵を切ったシステムだった。近くにあるコーンや自転車のような道具をキャラクターが自動で掴んで攻撃したり、追撃を行うなど、その場の状況に応じてコマンドを選択してアクションを選ぶという、いわゆるJRPG的なバトルとは異なるプレイ感を楽しめる。
今回の新要素として面白かったのが、キャラクターの立ち位置を限られた範囲内で調整できることだ。前作のバトルではキャラクターが自動で立ち位置を決めていたのだが、今作ではプレーヤーが立ち位置を上手く調整することで、バックアタックを狙ったり、近くにある道具を使いやすくするなど、自分がバトルに介入できる要素が増えていた。
そしてバトルでもうひとつ特筆したいのが、桐生一馬のみが使えた新システムだ。これまで桐生が登場したいくつかの作品では、スピーディに動けるスタイルや、動きは若干遅くなるがより激しい攻撃をするスタイルなど、バトルスタイルを自由に変更することができた。「龍が如く8」でも、桐生にはバランス重視の「ヤクザ」、スピード重視の「ラッシュ」、パワー重視の「壊し屋」という3種類のスタイルがある。
また桐生は、ゲージを消費することでコマンドバトルからアクションバトルへとバトルシステムを変えて戦うことも可能だ。「龍が如く6」までのようなアクションで爽快感があり、敵を一方的に攻撃できるのはかなり強力だ。
転職システムも健在で、試遊台では男性キャラクターは「サムライ」、女性キャラクターは「トロピカルダンサー」が確認できた。トレーラーでも公開されている通り、ほかにも様々なジョブが登場するので、それらを体験するのも楽しみだ。
プレイスポットも充実。「不審者スナップ」や「クレイジーデリバリー」など
プレイスポットの充実っぷりとその遊び心も、良い意味で相変わらずだな、という印象だった。
まず笑わせてもらったのが「不審者スナップ」だ。文字面の時点ですでに面白い。
「不審者スナップ」は、トロリーバスに乗りながら、街にいる不審者を写真に押さえていくというコンテンツだ。なぜか不審者が壁にしがみついていたり、スケートボードに乗っていたり、そういうのをとっさにカメラを使って写真に撮っていく。急に出てくるので反射神経がいる。上手くズームして写真の真ん中にしたり、決めポーズの瞬間を撮ると高得点が得られる。
どういう発想をすればこのコンテンツが生まれるのかと思うほどのプレイスポット。本当に笑わせてもらった。
ほかにプレイできたのが「クレイジーデリバリー」というプレイスポットだ。ハワイの街を自転車で爆走し、道に落ちている商品を集めて、街立っている人々にデリバリーしていくという遊びだ。
商品を集めたら客の近くで止まる必要があるのだが、高額の商品を求めている客はその判定が小さく、比較的安い商品を求めている客は判定が大きい。言ってしまうと「クレイジータクシー」に似ている。自転車でウィリーしたり、ジャンプしたり、ドリフとしたり、トリックを決めたり、車の上でジャンプしたり……、とても自転車とは思えない派手なアクションが決められる。
前作の缶集めにも似ているが、比較するとかなり爽快感のあるゲームになっていた。ポイントを稼いでアイテムと交換したりできるようで、繰り返し遊ぶと本編のプレイに役立ちそうな要素だった。
また厳密にはプレイスポットとは異なるかもしれないが、海を泳ぐこともできた。海はかなり広く自由に移動できる。いくつかのポイントにアイテムが落ちており、潜るとアイテムがゲットできる。まさにリゾート地であるハワイというロケーションを使ったコンテンツだなと感じた。
もちろんハワイの街をぶらぶらと散歩するだけでも楽しい。あくまでも試遊版なので、限られたエリアしか体験できなかったが、移動したり仲間達と会話したり、NPCと挨拶したりもできた。フィールドを移動中に音楽を聴くこともでき、散歩も楽しめる要素が盛り込まれていた。
こちらでも笑わせてもらったのが「OKAサーファー」という乗り物だ。自動運転式の2輪車というかセグウェイ的な乗り物なのだが、これに乗ってハワイを移動できる。オートドライブという機能があり、自動で移動することも可能だ。
今回の試遊で、改めて「龍が如く」シリーズのファンにとって嬉しい要素が色々盛り込まれていることがわかった。レジェンド「桐生一馬」はもちろん、「龍が如く7」の主人公「春日一番」。ほかにも前作で活躍したキャラクターや、今回からの新キャラクターとも一緒に冒険ができるのは本当に楽しみだ。
11月9日に発売される「龍が如く7外伝 名を消した男」には「龍が如く8」の体験版が収録されることが発表されている。こちらでぜひ「龍が如く8」の新システムや魅力を体験してほしい。
(C)SEGA