【特別企画】

4K/HDRと相性バッチリの超美麗グラフィックスの「メトロ エクソダス」でディスプレイの実力を試してみた!

今が買いの迫力重視4K、HDRモニター「ET322QKwmiipx」をチェック

発売中

価格:オープン

 4K、HDR環境未導入のゲーマーにとって、「いつ環境を切り替えるか」は難しい問題だと思っている。たとえば、4K、HDR対応のPlayStation Proは2016年11月発売。ここをひとつの指標としても、すでに2年以上は4K、HDR時代が経過してしまっているわけだ。

 しかし、ある程度時間が経ったことで、4K、HDRモニターはスペックも値段もこなれてきた感がある。ゲームに適した4K、HDRモニターの標準線はここだよね、というのがだいたい決まってきたようなイメージだ。だからこそ、失敗の少ない今が環境切り替えのチャンスと言えるのではないだろうか。

 ではどのモニターを選べば……ということで今回ご紹介したいのが、日本エイサーの「ET322QKwmiipx」。このモニターはHDR10対応の31.5型4Kモニターで、価格はオープン。Amazonなら、45,000円ほどで購入できる(記事執筆時点)製品だ。今回は、圧倒的に美麗なグラフィックスで描かれた世界観が魅力の「メトロ エクソダス」を4K、HDRの画像でプレイすることで、より迫力のある映像を楽しめるといった点などを中心に、その魅力をお届けしたい。

【ET322QKwmiipx】
正面
裏面
横から見たところ
「メトロ エクソダス」は、その圧倒的なグラフィックスが大きな魅力の1つだが、大型ディスプレイだからこそ、4K、HDRという美しいグラフィックスがより際立つと言えるだろう

迫力たっぷりの大きさ、ゲームに集中しやすいパネル

 「ET322QKwmiipx」は、迫力重視の方に最もおすすめしたいモニタだ。机などに置くモニタとしてはやや大きめの31.5型という大きさが、ゲームの迫力を感じる点ではむしろいい方向に作用する。

 また液晶パネルに採用されているVAパネルは、暗い画面での表現力に優れている。黒が締まって見えるため、暗い場所や夜を冒険するようなゲームには最適。暗い場面で、画面に自分の部屋や自分自身が映り込んで邪魔くさく感じることやそれこそ没入感を削がれることはよくある。「ET322QKwmiipx」は178°の広視野角対応の非光沢パネルが採用されており、反射が少ないのでゲームに集中しやすい。

画面の右側裏に操作ボタンがあり、詳細な設定が可能。なお1番下は電源ボタン

 反射が少ないということは、長時間の視聴でも目の疲れを感じにくい。ほかにもブルーライト軽減機能、LEDバックライトの明滅をなくすフリッカーレス・テクノロジーが搭載されており、目への負担が極力抑えられている。

 見た目としての作りはとてもシンプルで、モニターの下にはシルバーのスタンドがあるだけ。正面から見た姿はとてもすっきりしている。組み立てられた状態で箱に入っているので、特別な作業は必要はない。適当な場所に置いて、ケーブル類を繋げばセッティングは完了という、セッティングに難しさを感じない、誰にとっても優しい作りと言えるだろうだろう。

電源、入力端子は下から挿すタイプ。入力端子はHDMI 2.0が2つ、DisplayPortがDisplayPort 1.2が1つ、またヘッドフォン端子もある
画面の右下にはLEDランプも。電源オンなら青、待機状態ならオレンジに光るため、暗い部屋ではひと目で状態がわかる

美しさに思わず見入る「メトロ エクソダス」をプレイ

 続いて「ET322QKwmiipx」の実力を試すため、今回はPS4 Proで「メトロ エクソダス」をプレイしてみた。「メトロ エクソダス」は4K、HDR対応で、暗い場面も鮮やかな描写も多く、なんと言っても迫力のある冒険が醍醐味。サンプルとしてはこれ以上ないタイトルだ。

 実際に試してみると、映像のかっちりとした色の表現が非常に感動的。美しく降る雪と荒廃した街並みのコントラスト、どんよりとした雲のグラデーション、朽ちてサビついた車両の赤褐色。ガラスの汚れ、鉄のくすみ、砂埃のザラつきなど、「メトロ エクソダス」ならではの緻密な表現に思わず見入ってしまう。

緻密な描写が美しい「メトロ エクソダス」
【「メトロ エクソダス」スクリーンショット】
「メトロ」シリーズの最新作となる「メトロ エクソダス」では、主人公アルチョムとその仲間たちは蒸気機関車「オーロラ号」を手に入れ、ロシア全土を横断する壮大な旅に出る。ストーリー性を重視しつつも、シリーズで初めて自由度の高いフィールド探索要素を導入している。探索が強化されたことで、より美しい風景を見つけるという楽しみもある。「メトロ エクソダス」はその美しい風景を楽しむという点でも最高の環境で楽しみたいゲームの1作だ

 グロテスクな怪物たちもそれはそれはリアルなので、スリルという意味でも迫力満点。応答速度は特に問題なく、プレイすればするほど没入していくことができた。「世界は荒廃しているのに景色はひたすらに美しい」という不思議な体験が、4K、HDRでさらに強化されているような印象だ。

暗い場面で、画面を横から見ても映り込みはほとんどない

 ちなみに、セットアップについてはこれ以上ないくらいに簡単。他のモニタと同じように線を繋ぐだけで、起動した直後から4K、HDRで表示された。

 モニタのメニュー画面からは輝度やカラーリングの調整ができるが、筆者がプレイした限りでは特に設定を変えなくても十分に綺麗。デフォルトの設定のまま、4K、HDRのゲームが存分に楽しめる。何気ないが、この手間のなさが個人的には嬉しかった。

画面設定はメニューから変更できるが、最初の設定のままでも満足度は高い

購入タイミングを見て快適な4K、HDRゲームライフを

 「ET322QKwmiipx」の入力端子は、HDMI 2.0が2つ、DisplayPort 1.2が1つ付いている。ゲーム用に1つはポートを使うとして、4Kチューナーを繋げば4K放送も見られる。それにAMDのFreeSyncにも対応しているため、特にPCゲーム用モニターとしては大いに活躍してくれるだろう。

設定にはFreeSyncの文字も。PCゲーム用のモニターとしても活躍できそうだ

 ほかにも細かい設定や機能はあるが、モニターの基本性能としてはだいたいこんな感じである。もしスペックについてもっと知りたい場合は、日本エイサーの商品ページなどをご覧いただきたい。

 快適な4K、HDRゲームライフを考えてみても、「ET322QKwmiipx」は十分なスペックを備えている。そこそこ値段が下がってきた今は、購入タイミングとして悪くない。ゲームプレイの迫力を重視したいなら、「ET322QKwmiipx」は真っ先の候補となるだろう。「メトロ エクソダス」はもちろんだが、「レッド・デッド・リデンプション2」、「アサシン クリード オデッセイ」、「シャドウ オブ ザ トゥームレイダー」など美しい映像を迫力のディスプレイで楽しみたいゲームタイトルは多数発売されているし、これからも発売が続くだろう。そういった意味でも、この機会に4K、HDR環境の導入を検討してはいかがだろうか。

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