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蒸気機関車で荒廃したロシアを巡る「メトロ エクソダス」、ストーリーや戦闘システムの一部が明らかに

家族の戸惑いをよそに、生存者を探し続けるアルチョム

2019年春 発売予定

 スパイク・チュンソフトは、4A Gamesが開発するサバイバルシューター「メトロ エクソダス」のプレイステーション 4/Xbox One版を2019年春に発売する。価格は未定。

 なお、「メトロ エクソダス」は海外においてPC(Steam)版の発売も予定されているが、スパイク・チュンソフトはPS4/Xbox One版において日本向けパブリッシングを担当する。

 核戦争によって荒廃したモスクワの街と、被害を逃れた人々が生活するメトロ(モスクワ地下鉄)を舞台に物語が展開してきた「メトロ」シリーズ。その最新作となる「メトロ エクソダス」では世界が大きく開かれ、主人公アルチョムとその仲間たちは蒸気機関車「オーロラ号」を手に入れ、ロシア全土を横断する壮大な旅に出ることになる。

 また、「メトロ エクソダス」では従来作で評価の高いストーリー性を重視しつつも、シリーズで初めて自由度の高いフィールド探索要素を導入。探索やサブクエストなどが追加され、ゲームプレイの楽しみの幅が大きく拡張されている。

冒険の舞台は、いよいよ地上へ

 アルチョム達の乗る蒸気機関車「オーロラ号」は、旅の途中で様々な困難に直面し、その都度見知らぬ土地で停留を余儀なくされる。この停留地それぞれが自由に行動できる広めのフィールドとなっており、メインストーリー以外にも多くのサブクエストや探索要素が用意されている。

物語は雪に覆われた冬のモスクワで幕を開け、春・夏・秋と季節ごとに新たな地を訪れることになる

シリーズ伝統の緻密な世界観・重厚なストーリー

 「メトロ」シリーズでは、荒廃した世界でたくましく生きる人々の生活が細やかに描写されている。最終戦争から数十年が経過しているが、人々の間にはかつてのロシアの習慣や文化が残され、廃墟には戦前のテクノロジーが眠っている。一方で、新たな世界に適応した宗教や文化も誕生している。

主要キャラクター

アルチョム(CV:てらそま まさき)

 「メトロ」シリーズの主人公。最終戦争の数年前にモスクワで生まれた。かつてはメトロの治安を守る組織「オーダー」に属し、その活躍によりメトロの救世主とまで呼ばれていたが、現在は「オーダー」を脱退。

 地上に生存者がいると信じ、無線機を持って単身で地上に出ては、生存者からの信号を探し続けている。

アンナ(CV:田中 敦子)

 アルチョムの妻。オーダーの司令官であるミラーの娘。父と同じくオーダーの一員であり隊内でも随一の狙撃手として知られる。

 アルチョムの身を案じつつも、オーダーを脱退し地上で生存者探しに時間を費やす夫の姿に戸惑いを隠せないでいる。

ミラー(CV:間宮 康弘)

 「オーダー」の司令官にしてアンナの父。戦いで負傷し両足共に金属製の義足を使用しているが、それでも前線に出ることを厭わない根っからの軍人。

 アルチョムとは戦友のような関係であるが、任務も娘も放棄し、存在するとは思えない生存者を探す現在の彼には怒りを抱いている

さらに進化した戦闘システム

 戦闘の基本システムは過去作を踏襲し、FPSとしての完成度がさらに高められている。「メトロ」シリーズでは主な敵として武装した生存者と狂暴なミュータントが登場するが、それぞれ有効な武器や戦略が異なる。

 残弾が少ない、あるいは敵の数が多いといった状況では、正面から銃撃戦を挑むのは得策とは言えない。もし相手が人間であれば、背後から密かに近づき、周囲に気づかれずに倒してしまうこともできる。

 銃や装備のカスタマイズ要素も強化。アルチョムは簡易作業台としても使えるバックパックを背負っているため、フィールド上でいつでも銃のカスタマイズが行なえるようになった。

 遠距離から狙撃仕様の銃で敵を減らした後、すぐさまパーツを組み替えて突撃銃仕様にするといったことも臨機応変に行なえる。銃やガスマスクは、長く使っていると性能の低下や破損することがあり、メンテナンスが重要となる。