インタビュー
ストリーマー・SPYGEAさん、ZETA・crow選手「RAGE VALORANT」インタビュー
SPYGEAさん「スティックバルーンの衝撃音が忘れられない」
2022年5月20日 00:00
- 【RAGE VALORANT 2022 Spring】
- 5月7日、8日 開催
東京ガーデンシアターにて開催された大型オフラインイベント「RAGE VALORANT 2022 Spring」。5月8日に出演した人気ストリーマーのSPYGEAさんと、5月9日に出演したZETA DIVISION(以下ZETA)所属のプロゲーマーcrow選手にイベント終了後、短時間ではあるがインタビューの機会を設けていただいた。今回のイベントの感想に加え、それぞれの活動についても簡単に伺ってきたので早速お届けしよう。
DAY1 ストリーマー・SPYGEAさん「スティックバルーンの衝撃音が忘れられない」
――今回「RAGE VALORANT」は久々の大型オフラインイベントということでしたが、まずは出演した感想から聞かせていただけますか。
SPYGEAさん:やっぱり一緒にゲームしている人たちと嬉しかった瞬間や悔しかった瞬間を、感情を表に出してともに味わえるというか共有できるっていうのはすごく楽しいなって思いました。
――お客さんの前でプレイしたのも久しぶりですよね。
SPYGEAさん:そうですね。今日は6,000人以上のお客さんが入っていて、歓声は出せないんですけどスティックバルーンの「ボンボンボンボン!」っていう衝撃音。あれがやっぱり忘れられなくて。入場のときもまるで大洪水の雨が降っているかのような音がステージ裏から聞こえていて、あれはもう今しか味わえないっていうか。あれが声だったらもっとすごかったなっていうのはありますけど、なんか音が身体に振動して伝わってくるので、いいプレイをしたときにもすごく伝わってきて興奮しました。
――では、今回のイベントで一番印象に残っていることって何でしたか。
SPYGEAさん:印象に残っているのは最後のエキシビションマッチですかね。最初5人で入場するときに、腕を組んでV字になってポーズをとろうっていう話になったんですよ。でも僕だけ身長が高くて、顔にスポットライトが当たらなかったんです。首が切れているかのように見えて面白かったですね。めちゃくちゃカッコよく決まったなと思ってたんですけど、後で見たら僕だけ首が切れてるっていう(笑)。
何回見ても笑えるpic.twitter.com/J1g4iBMsqG
— SPYGEA⚙高橋 (@spygea_jp)May 10, 2022
――きっと舞台演出さんの想定以上の背の高さだったんでしょうね。ところでストリーマー仲間の皆さんと直接会ったのはどうでしたか。
SPYGEAさん:今回のメンバーは結構顔見知りで、初対面だったのは2人ぐらいですかね。まあでもその人たちもネット上では話したことがあるので。それ以外は色々なイベントで会っているようなメンバーだったし、そこに対してはいつも通りっていう感じでした。
――今回のメンバーの半分が「VALORANT Champions Tour(以下VCT)」のミラー配信をされていて、SPYGEAさんもそのうちの1人ですが、いま改めて先日の大会を振り返ってみて何を思い出しますか。
SPYGEAさん:やっぱりZETAが3位まで進んだっていうことですね。一度ルーザーズに回ってからのっていうところで、初戦で負けた韓国のDRXに対してもリベンジしましたし、すごいドラマがあるなって思いました。
――DRXは強豪チームとして知られていましたから、劇的な勝利でしたよね。
SPYGEAさん:前評判でも「ZETAは無理だ」みたいなのがあったし、初戦もDRXと結構大差で負けたじゃないですか。そこからの快進撃ですよね。僕自身が元プロゲーマーで、昔から韓国チームにボコボコにされてきたっていうのがあって、そういう苦い経験があったのでそこを覆してくれたっていうか。
――本当に素晴らしかったですよね。
SPYGEAさん:もうあれは本当に日本中で応援してたんじゃないかな。多分「VALORANT」をやっていない人も日本が戦ってるってことで応援してたと思うし、それがきっかけで「VALORANT」を見始めた人も多いと思うので、本当にそういう意味では反響はすごかったですよね。
――そうですね。ところでSPYGEAさんご自身も「VALORANT」でイモータルの実力をお持ちですが、このゲームの魅力ってどんなところにあると思いますか。
SPYGEAさん:5対5のタクティカルシューターっていうのは昔からあるんですけど、やっぱり「VALORANT」は各エージェントが持っているアビリティを組み合わせて攻めたり守ったりっていうのが醍醐味なので、チームの人と連携してかみ合ったときがすごく楽しいと思える部分ですね。相手のアビリティ状況を味方の報告によって気づかされたりするので、そういう情報をもとにじゃあ最適解はこれだろうみたいなのを提案し合ってカチッとはまると、すごく「してやった感」がある気がします。
――なるほど。では、配信するうえでのモットーや、気をつけていることはありますか。
SPYGEAさん:自分が楽しめるようにやっていますね。ゲームも結構そのときの旬のゲームじゃなくて、自分がやりたいと思うゲームを触ることが多くて、そっちをメインでやっています。
――やっぱり楽しいのが一番ですよね。あとはコラボ配信をする機会も多いと思いますが、そういうときに気を配っていることはあったりしますか。
SPYGEAさん:コラボするときは、あんまり緊張せずに自然体で挑むことが多いですかね。あと、あまり事前情報を見ないです、逆に。コラボしたときに視聴者も初めて見る方が多いので、コラボ配信内でその人に対していろいろ質問するっていう感じです。知ったうえで質問するんじゃなくて、どういう人なのかっていうことを配信上で視聴者と一緒に知っていきたいので、ある意味ぶっつけ本番でいきますね。
――台本ありきではなくあくまで自然体、いいですね。では最後に、応援してくださっているファンの皆さんに向けてひとことお願いできますか。
SPYGEAさん:楽しむことを大前提でやってはいるんですけど、自然体で日々配信しているのでネガティブなことも言いがちなんですよね、僕。なので、言わないようにしたいです。皆さんにリアルタイムで時間を使って見てもらっているので、見ている人がゲームを一緒にやっているかのような感覚になるぐらい楽しく配信していけたらと思っています。今後もどうぞよろしくお願いします。