インタビュー

ZETA DIVISION、「VALORANT」世界ベスト3進出インタビュー! crow選手「日本が強いことを伝えられて嬉しい」

【VCT Masters Reykjavík 2022 – Bracket Stage Day10】

4月23日 開催

 PC用タクティカルFPS「VALORANT」の世界大会「2022 VALORANT Champions Tour Stage 1 - Masters Reykjavik」(VCT 2022 Stage 1 Masters)において、APAC・Paper Rexに勝利したZETA DIVISIONのメディアインタビューが実施された。

 グループステージを含め、これまでFNATIC、NINJAS IN PYJAMS、TEAM LIQUID、DRX、そしてPaper Rexに打ち勝ち、本大会ベスト3以上が確定したZETA DIVISION。今回対戦相手となったPaper RexについてLaz選手は、「パッと見てすごいイケイケで、かつ個人でブイブイいわせているチームかと思っていたのですが、かなり繊細に、アグレッシブにスキルをあわせていていいチームだと思った」とコメント。勝利できたことに対しては「世界3位と同時にアジア1位を獲得できたかなと思っているので、それも含めてめちゃくちゃ嬉しいです」とコメントしてくれた。

Laz選手

 Paper Rexが非常に得意としているヘイヴンで13vs2の大差で勝利できたことについて、Dep選手は「悔いの残らないようにいつも通りのイケイケプレイができた」こと、「(1マップ目の結果を)ちゃんとリセットできてコミュニケーションをいっぱいとれた」ことを挙げた。またTENNN選手は、相手のペースに飲み込まれて負けてしまわないように前に出て戦うことをチームで意識していたと教えてくれた。

Dep選手
TENNN選手

 第3マップとなるスプリットはZETA DIVISIONの得意マップだが、Paper Rexには少し対策されているように感じられた。そこをどう改善し勝利できたのか。SugarZ3ro選手は「スプリットで落としたラウンドはミスがあったり、焦りでタイミングがズレたりといったことがあったので、そこを修正しつつ、自分たちの手札の中でどれが一番刺さるかを話してプレイしていた」と話してくれた。また、Paper Rexのf0rsakeN選手が前に詰めてきていたプレイに対しては、「無理に付き合わず、引かせることができればいい」という考えが効果的だったという。

SugarZ3ro選手

 crow選手は、「国内で活発な『VALORANT』の競技シーンですが、世界では勝てないというイメージを覆せたんじゃないかなと思います。日本は強いんだぞ、というのを伝えられているのが嬉しいです」と本大会での活躍、世間の注目度が上がっていることに対してコメントした。

crow選手

 次戦で戦う北米のOpTic Gamingについて、XQQコーチは「これまで戦ってきたチームよりはOpTicはしっかり対策してきてますし、NAで残っている一番強いチームなので警戒したいです」とする一方で、「今回初めてNAのチームと戦うのですごい楽しみです」と意気込みを語ってくれた。

 また、Laz選手は「すでに未開の地なので、一番最初にあった“世界大会で超えなければならない壁”に対するプレッシャーは完全になくなっています」とコメント。続けて「今回の試合が同じアジア地域で絶対に負けたくない試合だったので、そういう意味で別のプレッシャーがあったかなと思います。これも払拭され、次からはもっとリラックスしてプレイできるのかなと思います」とのことだ。次戦は4月24日2時から。北米OpTic Gamingとの戦いが非常に楽しみだ。

Laz選手(左)、XQQコーチ(右)