インタビュー
ストリーマー・SPYGEAさん、ZETA・crow選手「RAGE VALORANT」インタビュー
2022年5月20日 00:00
DAY2 プロゲーマー・crow選手「すれ違う人全員が手を振ってくれて嬉しかった」
――まずオフラインイベント自体が久しぶりだったと思いますが、今回の「RAGE VALORANT」に出演してみていかがでしたか。
crow選手:そうですね、オフラインイベントは確か「GALLERIA GLOBAL CHALLENGE 2019」以来だったと思います。でも、この規模は初めてでしたね。会場に来るまでどれぐらいの大きさでどれぐらいお客さんが入るのか知らなくて、DAY 1に初めて来たんですけどめちゃくちゃ広くて、しかもほとんど全部の席が埋まっていてヤバいなと思いました。
――チケット完売ですからね。今回トークセッションもありましたが、緊張はしませんでしたか。
crow選手:そんなに緊張はしなかったですね。普通にインタビューみたいな感じでいつもどおり受け答えできたかなと思います。
――来場者との交流の時間もありましたよね。
crow選手:実は物販のところにちょっと顔出しに行ったんですけど、すれ違う人全員が手を振ってくれたり声かけてくれたりして本当に嬉しかったです。普段も道端で声をかけられたことは何度かありましたが、今回はもう来るのだけでも隠れながらじゃないと大変って感じでしたね。
――ステージ上の交流の質問のつもりだったんですけど、思わぬ裏話を聞かせてくださってありがとうございます。では改めて、来場者の方と一緒にゲームしたのはいかがでしたか。
crow選手:こういう参加型のイベントってあんまりやったことがなかったんですけど、思っていたよりみんなちゃんとコミュニケーションとってくれるし、普通の試合をしているみたいな感じで楽しかったです。
――ちなみに、今日のイベントで一番印象に残っていることは何ですか。
crow選手:最後のオールスターでAbsolute組が3人一緒のチームでできたのが一番印象に残っていますね。でもNORTHEPTIONの2人組も、Meiy君はそんなに絡んだことはなかったんですけどTENNNと元チームメイトなので2人はめっちゃ連携とれてるし、こっちはこっちで連携とれてるしで、みんなすごく息が合っていました。
※Absolute:crow選手の元所属チーム。Laz選手・barce選手・takej選手・Reita選手・crow選手で活動していた
――それ以外にもほかのチームの選手たちと会ったのはどうでしたか。
crow選手:わりともうみんな会ったことある人たちだったんですけど、久しぶりに会って交流できて楽しかったです。一番話したのはtakejとReitaかな、やっぱり。あとはZepher(REJECT所属)とか。takejには大会の結果について「おめでとう」って言われて、「良かったよ」みたいな感じの話はしましたね。
――それはファンにはたまらないエピソードですね。ところで世界大会「VCT」を終えて帰国してから直近まで隔離期間だったと聞いていますが、その間どう過ごしていましたか。
crow選手:実はちょっとだけ体調を崩しちゃって。時差ボケと、向こうが寒くてこっちが暑かったからだと思います。熱は出ていないんですけど、なんかずっとだるいなみたいな感じで最初のほうはずっと寝てました。今はもう大丈夫です!
――日本では「VCT」関連の記事や動画やテレビでも特集を組まれていましたけど、そういうのはご覧になりましたか。
crow選手:ちょいちょい知り合いが送ってくれたりとか、「見たよー」とか言われてチェックしたりはしました。テレビに出るなんてもう、昔やってた「Counter-Strike: Global Offensive(以下CS:GO)」のときから考えるとあり得ない話で。最後のほうは大きい大会とか開いてくれていましたけど、それより前は全然でしたから「VALORANT」の盛り上がり方はすごいなあって感じました。
――弊誌でも特集記事を掲載させていただきました。
crow選手:そうですよね。かなり昔の「CS:GO」時代のことから書いてくれていて、自分たちの背景を知らない方がパッと入れるような内容で嬉しかったです。
――では改めて「VCT」を振り返って、いま一番思い出すことって何ですか。
crow選手:正直いろんなことがありすぎてこれって言うのはないんですけど、勝った瞬間が今でも鮮明に思い出せますね、勝った全部の試合は。負けた試合は気持ちを切り替えちゃってて、試合内容をちょっと覚えているぐらいであんまり記憶になくて。それよりその負けた後の反省会を結構長いことしたんですけど、そっちで頭がいっぱいですね。
――じゃあ、もうすっかり次の「VCT」に向けて気持ちは切り替わっている感じですか。
crow選手:世界3位という結果もあって、海外チームも国内チームも僕らの試合を見ていただろうし今後は対策もされると思うんですよ。日本のリージョンが世界に通用するっていうのを証明できたと思うので他の選手たちもモチベーションが高いだろうから、ちょっと怖いですけど頑張ろうって感じです。
――では最後になりますが……。
(ここで突然XQQコーチ登場)
XQQコーチ:お久しぶりです!
――お久しぶりです。いまインタビュー締めようとしているところなんですけど、スペシャルゲストとしてひとことだけ喋ります? crow選手の評価とか。
XQQコーチ:頼りになる選手ですね。
crow選手:おお~!XQQさん、めったに褒めてくれないんで!
――crow選手、すごく嬉しそうですね。じゃあ、せっかくなので逆も聞いておきましょうか。XQQさんはどんなコーチですか?
crow選手:え~と……。
XQQコーチ:頼りになる、かっこいい。
crow選手:(笑)。かっこいい、おしゃれ。
XQQコーチ:優しい。
crow選手:優しい?
XQQコーチ:いや、事実だろ。
crow選手:いや(笑)。だけど、大変だなって思いますよ。アナリストとかJUNiORも含めてなんですけど、コーチ陣がやりたいことと選手たちがやりたいことって合致しなかったりするので、それのすり合わせというか落としどころをつけなきゃいけなかったりとか、責任重大だし大変だなと思います。
XQQコーチ:勝ったときだけ名前出してくれればいいよ。
一同:(笑)。
――ではcrow選手、改めて最後にファンの皆さんに向けてメッセージをお願いします。
crow選手:皆さん、いつも応援してくださってありがとうございます。あと、最近配信をTwitchに移行したので、良かったら見に来てください!
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