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加賀市で第2回「THUストーリーテリング」9月17日から20日まで開催

「風ノ旅ビト」のジェノヴァ・チェン氏ら世界のトップクリエイターと合宿

【THU Storytelling 2025】
9月17日~9月20日
チケット価格:900ユーロ(決済手数料 別途要)
場所:石川県・加賀市 ホテルアローレ

 「THU Storytelling 2025」が9月17日から9月20日まで、石川県・加賀市のホテルアローレにて開催される。チケットは、THUのオフィシャルサイト(日本語対応)で発売中。価格は900ユーロ(決済手数料 別途要)。

 「THU Storytelling 2025」は、ヨーロッパに拠点をおく「THU」と石川県加賀市とのパートナーシップで開催されるイベント。「物語性」や「物語を伝える」ことに軸に、国境を超えた学びと体験が提供される。イベントには「Sensei(センセイ)」と呼ばれる、最もクリエイティブで影響力のあるストーリーテラーらが集い、講演やワークショップを通しストーリーを創作する秘訣を伝授。多様な視点や文化的背景を持ちグローバルに活躍するSenseiと合宿のように共に過ごすことで、リトリート体験ができる。プログラムの3つ柱となるのは、講演、ワークショップ、参加者同士の交流アクティビティ。体験の質を高い水準に保つために、参加人数も300人までと制限し開催される。

 今回、Sensei(センセイ) の第1弾として、「風ノ旅ビト」や2.6億ダウンロードを記録する「Sky 星を紡ぐ子どもたち」の生みの親であるジェノヴァ・チェン氏、「PUI PUI モルカー」でTVアニメシリーズ初監督を務めたストップモーションアニメーターの見里朝希氏ら6名が公開された。

【THU×加賀市共催「THU ストーリーテリング」について】

 昨年の第1回目開催は、「THU Japan」として称して開催しましたが、今年より「THU ストーリーテリング」と名称を一新いたします。これによりイベントのミッションを明確にし、芸術としてのストーリーテリングと、それぞれの物語につながる人の心の動を探求することを目指します。

 昨今ストーリーテリングは、小説や映画の中にとどまらず、政治やビジネス、生活のあらゆる場面でその重要性をますます強めています。

 そして、加賀市ならではの温泉で心身を癒やし、地元の食材で作られた食事や地酒を片手に会話に花を咲かせることも重要なイベントの一部。国際的な雰囲気のなか、ストーリーテリングの技術を深めたいクリエイティブ業界の方やビジネスパーソンなど、年齢(未成年は不可)、プロ、アマチュアを問わずご参加をお待ちしております!(講演やワークショプは日本語と英語、それぞれ通訳あり)

「THU Storytelling 2025」イベント概要

開催日:9月17日~20日
会場: ホテルアローレ(石川県加賀市柴山町と5-1)
チケット:900ユーロ(決済手数料 別途要)
含まれるもの:すべてのアクティビティ。イベント期間内のランチと夕食。

□チケット購入ページ

※追加料金なしで分割払い可。8月31日までの購入で最大8回まで分割払いができます。

Sensei(センセイ) 第1弾発表

【ジェフ・ダロウ(Geof Darrow)氏】

 コミック・アーティスト兼ライター。伝説的なアメリカのアーティスト。細部へのこだわりと独特のスタイルは世界中広く愛される。コミック「ザ・ビッグガイ&ラスティ・ザ・ボーイロボット」はテレビアニメ化される。映画業界にも多大な影響を与えており、特に「マトリックス」3部作のコンセプト・デザインでは、コンセプト・アーティスト兼ストーリーボーダーとして活躍。

【ジェノヴァ・チェン(Jenova Chen)氏】

 ゲームデザイナー兼アーティスト。Thatgamecompanyの創設者。感情豊かで視覚的に美しいゲームを通じて、インタラクティブなストーリーテリングを再定義する。ジェノバの画期的な作品「風ノ旅ビト」、「Flower」、「flOw」、「Sky 星を紡ぐ子どもたち」らは、人間同士のつながりや共感、自己反省といったテーマが据えられている。数々の名誉ある賞を受賞し、新世代のクリエイターにインスピレーションを与え続ける。

【ケッチ(Ketch)氏】

 フィジカルコメディアン/マイムクラウン、演出家、講師。 7年のソロ活動後、が~まるちょばを結成。 2019年再びソロに転向後、ヨー ロッパに渡る。即興演劇、クラウニングなどを学び直し、ソロパフォーマンスだけでな く、ワークショップ、演出も始める。パンデミックを機に帰国。福岡を拠点に、国内での活動を本格化する。雲仙ふるさと大使。

【サイモン・リー(Simon Lee)氏】

 デザイナー&思想家。Spiderzero(スパイダーゼロ)としても知られるサイモン・リーは、ロサンゼルスを拠点とする映画・ゲーム業界のコンセプト・アーティスト&クリーチャー・デザイナー。携わってきた映画には「ロード・オブ・ザ・リング: 力の指輪」(プライム・ビデオシリーズ、2023年)、「コング対ゴジラ」、「スター・トレック BEYOND」、「マレフィセント」、「パシフィック・リム」など多数。またディズニーやドリームワークスで、講師を務める。

【ティム・ミラー(Tim Miller)氏】

 映画監督。監督デビュー作は大ヒット映画「デッドプール」(2016)。VFXアーティスト、アニメーターとしてキャリアをスタートし、1995年にブラー・スタジオを設立。デヴィッド・フィンチャー監督と共同制作したNetflixのアンソロジーアニメシリーズ「Love, Death & Robots」はエミー賞13部門、アニー賞8部門を受賞。最新作「Secret Level」ほか、現在開発中のコンテンツを多数かかえる。

【見里朝希(Tomoki Misato)氏】

 監督 / ストップモーションアニメーター。東京藝術大学大学院アニメーション専攻修了。WIT STUDIOに所属し、ストップモーションスタジオを設立。2021年「PUI PUI モルカー」でTVアニメシリーズ初監督を務める。25年に監督作、Netflix シリーズ「My Melody & Kuromi」を発表。