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お正月休みにジックリ見たいオススメ長編アニメ5選!【年末特集】

「進撃の巨人」「ジョジョ」「トニカクカワイイ」ジックリ系からライト系まで

 2024年~2025年の年末年始は9連休もある。まとまった時間が取れるという人も少なくないだろう。

 そこで今回は、イッキ見になかなか手を出しづらい長編アニメ5本ピックアップした。忙しい時期などにチマチマ見ると「先に視聴したエピソードを忘れてしまう」なんてこともあるかもしれないが、長期休みにイッキ見すれば、ストーリーもしっかり把握できて何倍も面白くなること間違いなしだ。

 ジックリ系からライト系まであるので、この機会に見てみるのはいかがだろうか。


「Dr.STONE」(全58話+第4期)

「Dr.STONE」キービジュアル第2弾

作品紹介

 「Dr.STONE」は、集英社の週刊漫画雑誌「週刊少年ジャンプ」にて原作を稲垣理一郎氏、作画をBoichi氏が担当し、2017年から2022年まで連載されたマンガ。アニメは第1期が2019年にスタートしており、2025年1月からはファイナルシーズンとなる第4期1クール目の放映が始まる。

 いつものように学校に通っていた主人公の石神千空(CV:小林祐介さん)や、彼の友人である大木大樹(CV:古川慎さん)、小川杠(CV:市ノ瀬加耶さん)たちは、ある日空が緑色に光るのを目撃する。その光は全地球上を飲み込み、全人類が石化してしまう。そんな地球を舞台に、主人公たちが科学を駆使して再び文明を取り戻し、石化の原因と解決に至るまでが描かれる。

 劇中には数多くの科学に関する技術などが登場するが、それらを図を用いて分かりやすく解説しているだけでなく、次々と登場する敵対する勢力や、彼らを倒してより組織的に強くなっていく千空たちなど、ジャンプの王道を行くストーリーが展開されていく。

あらすじ紹介

 その日、大樹は杠へ長年の想いを告白しようと、学校の校庭にあるクスノキの前に呼び出していた。そんな大樹を遠くから見守る幼馴染みの千空だったが、その瞬間に空が緑色に発光し、全人類は石化してしまう。

 それから約3700年後、1人目覚めた千空は石化の謎と新たな文明を作り上げるため、実験の日々を送っていた。そこに、無限ともいえる体力が自慢の大樹も石化が解けて合流し、2人での本格的な文明の立て直しが始まる。

 しかし、「なぜ全人類は石化してしまったのか?」「果たして、石化を人工的に解くことはできるのか?」そして、「人類は栄華を取り戻せるか……」。石器時代レベルまで後退した文明の中で、それらに答えを出すべく千空が動く。

【「Dr.STONE」あらすじ】

全人類が、謎の現象により一瞬で石化して数千年――。
超人的な頭脳を持つ、根っからの科学少年・千空が目覚めた。

文明が滅んだ石の世界(ストーンワールド)を前に、
千空は、科学の力で世界を取り戻すことを決意。
体力自慢の幼馴染・大木大樹はじめ仲間をよみがえらせ、
ゼロから文明を作り出していく――

石器時代から現代文明まで、科学史200万年を駆け上がる!
前代未聞のクラフト冒険譚、ここに開幕!

【TVアニメ 「Dr.STONE」 本PV第1弾】

見どころ

 本作の見どころは、この世の科学や医学、数学、生物学など、科学に類したことであればほぼ何でも知っているのではないかというくらいに知識量の豊富な千空が、それを活かして科学で仲間を増やしていき、文明を復興していく様子。知識があっても、それを活かすための道具などがまったく存在しない石器時代から、「どのようにして文明を発展させていくのか」という点がが大きな魅力となっている。

 「科学を利用して文明を復興」というと非常に難しく思えるが、それを図で分かりやすく解説したり、時に難解すぎることはほどよく飛ばしていくなど、常に視聴者が困らないようなノリを保ってくれているため、物語に集中できる。

 そして、手軽な科学を積み重ねていくことで難易度の高い道具なども創れるようになっていくあたりは、まさにジャンプの「努力・友情・勝利」が見られる部分だ。物語の途中で戦闘は起きるものの、“勝利すると次の強敵が出てくる”というよりは、“新たな材料が手に入って従来は創れなかったアイテムが作成可能になる”という感じ。

 ある意味では、コーエーテクモゲームスからリリースされている「アトリエ」シリーズを地で行っていると思うのが手っ取り早く、ゲーム中での調合部分をノンフィクションの科学で実行していると考えれば分かりやすい。それだけに、リアリティも抜群だ。“何かを作ってそれを基に別の何かを作る”といったゲームが好きならば、まず間違いなく楽しめると思う。

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「トニカクカワイイ」(全24話)

「トニカクカワイイ」キービジュアル

作品紹介

 「トニカクカワイイ」は、小学館の週刊漫画誌「週刊少年サンデー」にて、2018年から連載されている畑健二郎氏のラブコメマンガ。アニメは、第1期が2020年10月から12月、2期が2023年4月から7月まで放映された。

 畑健二郎氏は以前に、「ハヤテのごとく!」がアニメ化されており、すべてを合わせると4期放映されていたことから、「トニカクカワイイ」も「この後に続編放映があるのではないか」と期待を込めて取り上げた。

 オーソドックスなラブコメ作品では、主人公とヒロインが両思いになるまでを描くことが多いが、本作は序盤で主人公の由崎星空(読み:ナサ、CV:榎木淳弥さん)とヒロインの月読司(読み:ツカサ、CV:鬼頭明里さん)が早々に結婚して、そこから後の日常が描かれる。それゆえに、いわゆる“惚気話”のエピソードが非常に多く、2人のイチャコラっぷりを見ていて思わず微笑ましくなれる。

あらすじ紹介

 高校受験を迎えた雪のある日、星空は道路を挟んだ向かい側を歩く少女の司に一目惚れする。声をかけようとしたそのときに道路に飛び出し、トラックに轢かれてしまう。

 司が身を挺して星空を助けたことで一命は取り留めたものの、早く病院へ行かなければ危険な状態。そんな事態にも関わらず、星空は司に叫ぶ「僕と付き合ってください」と。すると司は、「結婚してくれるなら」と返すのだが、即座に「はい」と返事をし、彼の意識は途切れる。

 退院後、星空は“どこかで司に会えるのでは?”と思い、さまざまなアルバイトをこなすのだが、彼女を見かけることはなかった。そうして迎えた18歳のある夜、彼を訪ねてきた女性がいた。彼女こそ、星空がずっと待っていたトニカクカワイイお嫁さん、月読司だった。その日のうちに婚約届けを役所に出して迎える、6畳一間のアパートでの初夜……そこから、2人の初々しい結婚生活がスタートする。

【「トニカクカワイイ」あらすじ】

謎の美少女・司に運命の一目惚れをした少年・由崎星空(ナサ)。
ナサの決死の告白に、彼女の返事は「結婚してくれたら、付き合ってあげる」!?
ナサと司の愛に満ち溢れた、カワイイ&尊い新婚生活が始まる!!

【TVアニメ『トニカクカワイイ』PV】

見どころ

 本作の見どころは、放映からわずか12分で結婚に辿り着くという超速展開。第2期に至っては、開始1分でキスシーンが拝めるという、トニカクカワイイお嫁さんの司と星空の、イチャイチャが満載で描かれている。それを見ているだけで、お腹いっぱいの幸せな気持ちになれるというもの。

 見た目はクールだが、実は寂しがり屋でヤキモチ焼きな司と、そんな彼女や友人たちに飛び込んでくる問題を前向きに解決していく星空。ストーリーにトゲの立つところがほぼ無いので、心の平穏を保ちつつニヤニヤしながら見られるのが良いところだ。「フィクションなのだから、このくらい甘々な夫婦生活があっても良いよね」と、大いに納得しながら何度も見れる。

 とはいえ、1話目を見て“何か裏がありそう”と思った人もいることだろう。その部分は現在放映済みのアニメでは語られていないが、後にはそういった話も出てくるかもしれない。そのあたりは、今後の見所になりそうだ。

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「まちカドまぞく」(全24話)

「まちカドまぞく」キービジュアル

作品紹介

 「まちカドまぞく」は、伊藤いづも氏が芳文社の月刊漫画雑誌「まんがタイムきららキャラット」にて、2014年から連載している日常系マジカルコメディ4コママンガ。アニメは第1期が2019年7月から9月まで、第2期が2022年4月から6月まで、それぞれ1クールずつ放映されている。また、舞台が2025年1月から公演開始予定だ。

 闇の一族の末裔である女子高生の吉田優子(CV:小原好美さん)と、光の一族の末裔である、同じく女子高生の千代田桃(CV:鬼頭明里さん)。そんな彼女たちを中心に、多魔市で繰り広げられる戦い……ではなく、そこで暮らす人々の日常が描かれていく、ほのぼのとしたアニメとなっている。オーソドックスな“善と悪が戦う魔法少女もの”とは異なり、キャラクター性なども受けて大ヒットとなった。

 現在開催中の連載10周年を記念したイベント「まちカドまぞく ダブルアニバーサリー展」では、展示会をグレードアップさせるためのクラウドファンディングが行なわれ、目標金額1,000万円のところを8倍の8,000万円強まで集めるなど、その勢いはまだまだ止まらない。

□「まちカドまぞく ダブルアニバーサリー展」

あらすじ紹介

 ある日、突然“まぞく”の力に目覚めてしまった女子高生の吉田優子は、一族にかけられた呪いを解くべく魔法少女の千代田桃を倒すことになってしまう。ところが、相手はシャミ子がダンプカーに轢かれそうになった時に助けてくれた命の恩人であり、そのときに目撃した強さから、まったく勝てそうに無いことを悟る。

 果たしてシャミ子は、一族にかけられた呪いを解くことができるのだろうか? ポンコツ系庶民派まぞくとクール系筋トレ魔法少女が、舞台となる多魔市で織りなす、なんてことなくて少し心が温まる日々が描かれる。

【「まちカドまぞく」あらすじ】

15歳のある朝、封印されし「魔族」の力に目覚めた吉田優子の任務は、ご町内に住む「魔法少女」の千代田桃を倒すこと!? ツノと尻尾は生えたけど力は普通の女の子以下な優子が、“月4万円生活の呪い”の解除をめざして奮闘する、逆転マジカルヒロインストーリー!

【TVアニメ「まちカドまぞく」PV】

見どころ

 本作の見どころは、「弱いまぞくのシャミ子が魔法少女の桃に戦いを挑むものの、ことごとく負け、あまつさえ桃に戦い方を教えてもらう」という流れ。

 そんなシャミ子は、人の精神世界に入り弱みにつけ込んで操る能力を持つものの、後ろめたさのためほとんど使わなかったり、みんなが仲良くなりますようにという願いを持っているなど、心優しきまぞく。そのためエピソードを見ているうち、光と闇の対決などはどこかに消えて、自然とシャミ子と桃の日常を微笑ましく見ていくことになる。

 物語中に登場するシャミ子の母親・吉田清子(CV:大原さやかさん)や妹・吉田良子(CV:大和田仁美さん)、ご先祖様であるリリス(CV:高橋未奈美さん)、さらにはもう1人の魔法少女である陽夏木みかん(CV:高柳知葉さん)など、それぞれのキャラクターが非常に個性的で、彼女たちが平凡な日々を平凡で終わらせなくしてくれているため、見ていて飽きが来ないのもオススメできるところ。

 魔法少女たちやシャミ子の変身フォーム、何も無いようでいて実は綿密に張り巡らされた伏線などにも注目していただきたい。“日常時々百合アニメ”というだけではないところも、推せるポイントだ。

 舞台となっている多魔市は、現実の多摩市がモデル。そのため交通の便も良く、聖地巡礼に行きやすい。気になったら、迷惑にならないよう観光に行くのも楽しい。

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「進撃の巨人」(全94話)

「進撃の巨人」シーズン1第2弾キービジュアル

作品紹介

 「進撃の巨人」は、月刊少年漫画誌「別冊少年マガジン」にて2009年から連載がスタートし、2021年まで掲載された諫山創氏のダークファンタジーマンガ。アニメは第1期が2013年4月から9月、第2期が2017年4月から6月、第3期のPart.1が2018年7月から10月、Part.2が2019年4月から7月、第4期Part.1が2020年年12月から3月、Part.2が2022年1月から3月、そして完結編が2023年の3月と11月に前後編で放映されたほか、総集編の劇場映画も4作品が公開されている。さらに、ゲームもコーエーテクモゲームスより2作品が発売済みだ。

 アニメ1期のオープニングとなったLinked Horizonによる「紅蓮の弓矢」が、第64回NHK紅白歌合戦で歌われたことも有名だろう。原作マンガ単行本の累計発行部数が4400万部を突破した本作は、圧倒的な力を持つ巨人と、それに蹂躙されつつもあらがう人間たちの戦いが迫力あるアニメーションで描かれている作品で、これまでにはなかった斬新な世界観などでブームを巻き起こし、大勢を虜にした。ストーリーの都合上、少々残酷な表現も出てくるので、そのあたりに関しては各自で注意してほしい。

あらすじ紹介

 人類は、巨人の脅威から身を守るため三重の壁を作り、その内側で100年の平和を謳歌していた。しかし、それは超大型巨人の襲来により破られてしまう。その際、母親を殺されてしまった主人公のエレン・イェーガー(CV:梶祐貴さん)は、“すべての巨人をこの世から駆逐する”ことを誓い、巨人と戦う調査兵団の一員となる。

 命がけの戦いの中、エレンは自らも巨人となる能力を得て、人類の勝利に貢献しながら少しずつ世界の真実へと近づいていく。「無尽蔵とも言える巨人はどこからやってくるのか?」「壁の外の世界は、いったいどうなっているのか?」

 その謎を解くキーは、エレンが父親から渡され、「生家の地下で使え」と言われた鍵だった。巨人の闊歩するその場所に辿り着き、謎を解明することができるのか。人類と巨人との戦いが、ここに始まる。

【「進撃の巨人」あらすじ】

巨人がすべてを支配する世界。
巨人の餌と化した人類は高さ50メートルの巨大な壁を築き、壁外への自由と引き換えに侵略を防いでいた…。
まだ見ぬ壁外の世界を夢見る10歳の少年、エレン・イェーガー。
エレンは仮初めの平和に満足し外の世界へでることを諦めた人々に違和感を覚える。
彼らを「家畜」と呼ぶエレン。エレンを「異物」と感じる人々。
だが、壁をも超える超大型巨人の出現により、エレンの「夢」も人々の「平和」も突如として崩れ去ってしまう…。

【TVアニメ「進撃の巨人」PV】

見どころ

本作の見どころは、身長が小さいと3m程度、大きければ50mほどもある巨人と、ちっぽけな人類、そんな両者の間に起きる戦いが、迫力あるアニメーションで描かれている点。巨人の弱点である“うなじ”を攻撃するために、ありとあらゆる技術で立ち向かう人類の姿は、時に感動すら覚えるほどだ。

 その動きも決してオーバーなフィクションではなく、リアリティを重視して描かれているため、戦いをより身近に感じられる。最初に大きく広げた謎が、ストーリーが進むにつれて徐々に明らかになっていくのも見所で、伏線がうまくばらまかれているため物語にグイグイと引き込まれていく。

 当初は、巨人がどこからやってくるのか、壁外がどうなっているのかも分からないのだが、真実が少しずつ明らかにされていき登場人物たちと同じ目線で物語を把握できるため、ストーリーへののめり込み度合も非常に高い。その登場人物たちも、それぞれが持つ思惑をさまざまに絡み合わせながら生きているため、人間ドラマの部分もしっかりと見応えがある。

 原作は全部で34巻あるが、それを4クール+完結編7話を含めた94話で構成しており、1日10話ずつ見たとしても10日間かかる計算。しかも、1度見ただけでは伏線などを回収できないため、2度3度と見て楽しめるのも良いところだ。長期の休みにイッキ見すれば、伏線なども回収できてスッキリできるだろう。

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「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズ(全190話)

「ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド/戦闘潮流」ビジュアル

作品紹介

 「ジョジョの奇妙な冒険」は、荒木飛呂彦氏により、1986年から2004年までは集英社の週刊漫画雑誌「週刊少年ジャンプ」に、2005年からは月刊漫画雑誌「ウルトラジャンプ」に舞台を移して連載が行なわれているマンガ。アニメは、原作Part6「ストーンオーシャン」まで展開されており、全部で5シーズン190話構成となっている。

 Part1に登場する主人公のジョナサン・ジョースターと彼の血を受け継ぐ一族と、邪悪な吸血鬼と化してしまったディオ・ブランドーとの一世紀以上にわたる戦いが描かれる。

 Part1やPart2では波紋と呼ばれる技で、Part3以降は各登場人物たちが持つ“スタンド”という様々な特徴を持った分身のような存在が、激しいバトルシーンを繰り広げていく。

 アニメでは、ジョジョシリーズお馴染みの擬音、特徴的なセリフも再現されており、まさに原作を“見る”感覚で楽しむことができるのが特徴だ。

あらすじ紹介

 19世紀後半、人々の思想と生活が激変していた時代に出会ったジョナサン・ジョースターとディオ・ブランドー。2人は少年時代から青年時代を共に過ごすが、古代メキシコで繁栄を遂げたアステカの民に伝わっていた奇妙な石仮面を巡り、彼らは数奇な運命を辿ることになる。

 ジョナサンの死から49年後、メキシコのある遺跡にて一体の奇妙なミイラが発見される。そのミイラの傍らには、石仮面のレリーフが刻まれていた。ジョースター一家と石仮面を巡る因縁は、未だ終わらず。

 ジョナサンの死から100年後、ジョナサンの肉体を乗っ取りDIOが復活する。その影響でスタンド能力を身につけた空条承太郎は、DIOの呪縛によって倒れた母ホリィを救うため、祖父のジョセフや仲間たちとともに打倒DIOの旅に出る。

 そして1999年、ジョセフの隠し子である東方仗助の住む町では、スタンド使いが増えていた。仗助の祖父はその一人に殺されてしまい、彼の意志を継ぎ仗助は町を守るべくスタンド使いとの戦いを決意する。

 それから2年が経ったイタリア・ミネアポリスでは、DIOの息子であるジョルノ・ジョバァーナがギャングになり街を浄化する夢を叶えるべく、ギャングに入団。ボスを倒して町を乗っ取るべく、抗争のただ中へと飛び込んでいく。

 その後2011年、承太郎の娘・空条徐倫は、ワナに嵌められ刑務所へと収監されてしまう。助けにきた承太郎だったが、刑務所内のスタンド使いによって能力を奪われ、仮死状態にされてしまう。徐倫は父の命を救うため、スタンド使いと戦いながら裏で糸を引くものを突き止めるべく動き出す。

【「ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド」あらすじ】

古代メキシコで繁栄を遂げた太陽の民アステカ。彼らには奇妙な 「石仮面」が伝わっていた。

それは、永遠の命と真の支配者の力をもたらすという奇跡の仮面。だが、ある時を境に歴史から姿を消すこととなる。

やがて時は過ぎ、19世紀後半。人々の思想と生活が激変していた時代に出会った、ジョナサン・ジョースターと ディオ・ブランドー。2人は少年時代から青年時代を共に過ごし、やがて「石仮面」を巡って数奇な運命を辿ることとなる――。

【「ジョジョの奇妙な冒険 戦闘潮流」あらすじ】

ジョナサンの死から49年後。
時は移り、世代も変わる。

石油王となったスピードワゴンは財団を設立し、ストレイツォは老師トンペティに代わり、波紋使い一派の後継者となっていた。

その頃、スピードワゴン財団が派遣した遺跡発掘隊により、メキシコにある遺跡にて一体の奇妙なミイラが発見される。
そのミイラの傍らには、あの忌まわしき石仮面のレリーフが刻まれていた…!

ジョースター家と石仮面を辿る因縁は未だ終わらず…!

見どころ

 本作の見どころは、原作が持つテンポの良い展開や「メメタァ」「レロレロレロ」といったジョジョでしか見られない擬音の映像化。とにかく熱いバトルシーンなど、どこをとっても非常に良く出来ている。全部で200話近くあるにも関わらず、まるで漫画を読むような感じてサクサクと見られるのが推せるところだ。

 特に、戦闘シーンは肉体的なバトルよりも頭脳戦が多いのも見所。「強敵を倒したら更なる強い敵が現れたという紋切り型」ではなく、頭脳戦で相手の弱点を突いた戦いを繰り広げるという展開なので、バトルには不向きな体型や体力の持ち主でも、勝つ道筋が用意されているのも面白い部分だ。

 全世界での単行本累計発行部数が1億2000万部を突破した、大人気漫画を原作としたアニメだが、実はOVAや劇場用アニメになったことはあったものの、テレビアニメ化されたのは21世紀になってから。そのおかげか、さまざまな技術の進歩もあり原作に忠実なアニメ化がなされているのが特徴だ。

 話数が多いので、一部だけは見たけど全話視聴済みにはなっていないという人は、こういった長期休みの機会にコンプリートしてしまおう。

Amazon Prime Videoで視聴