イベントレポート

「ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア」ユーザーイベントを開催

吉田Pがミコッテに変身! 日本語声優のトークショウでは新キャラ「アルフィノ」を初公開

4月27日〜28日開催

会場:幕張メッセ 1〜8ホール、イベントホール

入場料:1日券 1,500円(前売)、2,000円(当日)

通し券 2,500円(前売)
優先入場券 1,500円(1日券)、2,500円(通し券)先行販売のみ

イベントは終日大入りの人気だった
イベントを牽引した“ヨシッテ”こと「FFXIV」プロデューサー/ディレクターの吉田直樹氏

 スクウェア・エニックスは、4月27日より幕張メッセにて開催されている「ニコニコ超会議2」日本マイクロソフトブースにおいて「マイクロソフトのWindows8とスクウェア・エニックスのファイナルファンタジーXIV:新生エオルゼアがコラボしてニコニコ超会議2に参加してみた。」を開催した。イベントは明日4月28日まで開かれる。

 今回のイベントは、Windows 8をプッシュしている日本マイクロソフトと、「ファイナルファンタジーXIV」を今期Windows向けに展開するスクウェア・エニックスの全面タイアップにより実現したもの。ブースでは、協賛ハードメーカー各社によるWindows 8搭載最新ゲーミングPCを使って、現在実施されているクローズドβテストフェーズ2を体験することができたほか、「FFXIV」プロデューサー/ディレクターの吉田直樹氏をはじめ、サウンドディレクターの祖堅正慶氏、コミュニティチームの“モルボル”こと室内敏夫氏や、“もっちー”こと望月一善氏など、お馴染みのメンバーが駆けつけ、終日に渡って様々なイベントを繰り広げた。

 本稿では、初日のイベントの模様を中心にお伝えしたい。なお、「FFXIV」ファン向けにディープな質疑応答が繰り広げられた「出張プロデューサーレターLIVE Part.1」および「Part.2」に関しては、別記事にてお伝えしたい。

【日本マイクロソフトブース】
「ファイナルファンタジーXIV」一色に染まった日本マイクロソフトブース。試遊に、コスプレーヤーさん、そしてサイン入り台本の展示とかなり充実していた。唯一の例外はWindows RT体験コーナーで、ここからコラボキャンペーンの応募が可能だった

吉田氏が頭からしっぽの先までサンシーカーになりきった「ミコッテメイクしてみた」

大人気の吉田プロデューサー
オープニング直後、笑顔で挨拶に応じてくれた吉田氏。この後酷いことになる(笑)

 「FFXIV」関連のイベントで、まず始めに実施されたのは、吉田氏が出演した「ミコッテメイクしてみた」。吉田氏がミコッテのメイク、具体的にはサンシーカー男のメイクをするというもの。露骨に嫌がる吉田氏を、MCの望月氏が来場者や視聴者を味方に付けて無理矢理説得し、ステージ上でプロのメイキャップアーティストにメイクをして貰うことに。10分もすると、吉田氏の顔にサンシーカー独特の戦化粧が施された。

 盛り上がったのはその後だ。これで終わりと思っていた吉田氏だが、望月氏は銀髪のカツラまで用意していた。そこまではさすがにできないと拒否した吉田氏だが、望月氏はニコニコ生放送のアンケートを用意し、その結果で決めることを提案。しぶしぶ承諾した吉田氏だったが、9択のアンケートはすべて「かぶるべき」、「かぶりたいはず」などかぶる関連のものばかり。

 かくして銀髪のカツラまでかぶることになった吉田氏は、頭にカツラ用のネットを被され、しばしのセット時間を経て、見事な銀髪にフェイスペイントを施したサンシーカー姿を披露し、場内を沸かせた。吉田氏は首から下は「FFXIV」オリジナルTシャツ姿だったが、そこもサンシーカーの等身大POPの首部分を切り取ったものを用意し、さらにしっぽまで完備。最終的に頭からしっぽの先まですべてサンシーカー男になり、吉田氏は若干ふてくされながらも、実はまんざらでもない雰囲気で記念撮影に応じていた。吉田氏はこの格好で1日を過ごした。

【吉Pビフォアアフター】
体を張った吉田氏のミコッテコスプレにイベントは大いに盛り上がった。仕込みでノリノリの望月氏に、半切れする吉田氏がおもしろかった。ちなみにアンケートトップは「かぶりたいはず」の44.8%

吉田氏がこだわりのポイントを語る「種族装備をプロデューサーが語る」

「慣れてきた」といい、そのままイベントに参加する吉田氏
イベントの最後にはコスプレーヤー6人の人気投票も行なわれた
僅差ながら見事1位に選ばれたのはヒューラン女のコスプレーヤーさん

 お次は「種族装備をプロデューサーが語る」。文字通り、吉田氏自身がプロデュースした種族装備の設計思想について語るというもの。

 吉田氏は、種族装備を用意した理由として、「FFXIV」には種族装備が質素で地味なものしかなかったことと、種族イメージに直接結びつく格好を用意したかったため、「新生エオルゼア」では種族にこだわったデザインの装備を初期装備として付けて認知して貰おうと考えたと語った。もうひとつは、意外にも「コスプレして貰うため」。MMORPGでは多種多様な装備があるため、どれをコスプレしたらいいのか悩んでしまうが、コスプレしやすさを考えたデザインの種族装備を導入することで、より多くの人にチャレンジして貰えるのではないかと思ったとコメント。

 ステージには吉田氏、室内氏に続いて種族装備のコスプレをした六人のコンパニオンが登場。6人による記念撮影を行なった後、1人1人壇上に呼んで、それぞれの種族装備のデザイン哲学を語った。

・ヒューラン女

 現実世界にもいるようなベーシックなキャラ。「旧FFXIV」では地味と言われてしまって選択して貰いにくかったので、綺麗なだけでなく可愛いというところも追求して、キャラクターメイキングではその両方を狙えるようにした。

・ミコッテ女

 “ミコッテオンライン”というぐらいに人気・使用率の高い種族。デザインチームにも、まっすぐミコッテが最大勢力となるようにデザインしてくれと伝えている。キーワードは“元気”。露出多めでもいいから元気いっぱいのキャラクターになるように。

・ミコッテ男

 「旧FFXIV」にはいなかった種族で、「新生FFXIV」でようやく男女を揃えることができた。これは「FF」シリーズの美形を突っ走ったキャラで、ただそれだけではなくて、獣っぽさやちょっとした生意気さを入れるようにしている。ベースはネコなので、ネコっぽいモーションも入れるようにしている。こだわって作っているので、ぜひ“オスッテ”を使ってみてほしい。

・ララフェル女

 ララフェルは海外でも人気の高い種族。背が低く可愛らしいキャラクターだが、人形っぽくしすぎるなと。たとえば、冒険に使う革製のポーチなどは冒険者であることを忘れないようにと指示した。でも、コスプレして貰ったらやたらと可愛いと(笑)。さっきも連れて帰りたいぐらい可愛い子がいました。

・エレゼン女

 立ち居振る舞いを見れば分かるように、最初っから「スーパーモデル」で行ってくれと伝えた。黒基調で、レザーで、光沢があって、タイトであることと指定して、イメージとしては尖っていて、とっつきにくいキャラ。

・ルガディン女

 強くて綺麗で、僕(吉田氏)のお気に入り。これも「FFXIV」にはいない種族で、ルガディン男が凄いガテン系で、その女性を作るのは、日本の市場ではなかなかデザイン的に難しいところで敬遠され気味だったが、種族の男女が揃っていないのはありえないという話をして作ることになった。強さと女性のかっこよさがチャンと出るようにと指示。実は一度開発中に体型が変わっていて、以前はくびれがなく寸胴で、ララフェルと並べると、娘を買い物に連れて行く母親のようで、スタッフから“お母さん”と呼ばれていたこともあるという。

 最終的には強いんだけど露出高めで、胸元などは強調するデザインにしていて、強い女性も、綺麗な女性も作れるようになっているので、使いこなすのは難しいかも知れないが、カスタマイズしがいのあるキャラになっているということだ。

声優トークショウでは、日本語ボイスを担当した中村悠一さん、立花慎之介さんが登場!

1日目のトークショーは男性声優の中村悠一さん、立花慎之介さんの2人。祖堅氏と望月氏がモデレーターを務めた
アルフィノ役を担当する立花慎之介さん
サンクレッド役の中村悠一さん

 1日目のメインイベントとなった「中村悠一・立花慎之介スペシャルトークショー」には、熱心な女性ファンが詰めかけ、午後3時のトークショウで良い場所を取るために、開場直後から並ぶという熱の入れようで、これには吉田氏をはじめ「FFXIV」開発スタッフも驚いていた。

 望月氏と祖堅氏によるQ&Aコーナーでは、中村さんは、「FFXI」のコアユーザーであることを告白。エルヴァーン男の戦士ではなかなか誘われなかったという悲しいエピソードを披露し、「FFXIV」では、ミコッテ女のヒーラーという、いわゆる“姫”キャラで、ちやほやプレイを堪能したいと語り、笑いを誘った。ちなみに「FFXIV」のβテストは一度外れて、フェーズ2から参加しているということで、早くリムサロミンサでプレイしたいということだ。

 一方、立花さんは、スクウェア・エニックスとは縁があると切り出し、声優で組んだ機会が多いのかと思いきや、実はスクウェア・エニックスの元デバッガーだった過去を告白。「聖剣伝説」シリーズのデバッグ等を担当した経緯があり、現「FFXIV」宣伝担当とは仕事仲間で、また同じタイトルで一緒に仕事をすることになり、不思議な縁を感じているという。また、立花さんもβフェーズ2からプレイし始め、昨夜もあまりにおもしろくて朝5時までプレイしてしまったとのこと。ちなみに、立花さんもミコッテ使いということだ。

 祖堅氏によれば、収録では中村さんはコアなファンということで、収録時間より、ゲーム談義のほうが長くなり、β版の文句をちくちく言われるという。一方、立花さんは、収録時に、祖堅氏が急病で倒れ、収録に立ち会っておらず、意外にも本日が初の対面ということだった。

 そして話は、本題の「FFXIV」の日本語ボイスに移った。中村さんは、ウルダハにいるヒューランのNPCサンクレッドのボイスを担当。中村さん自身はサンクレッドの印象はゼロで、別のミコッテNPCに釘付けになっていたということだ。

 ボイスも公開されたが、ほぼ中村さんのクリアな地声のままで、既知のシーンに加えて、新しいシーンのボイスもあてたということで、「新生エオルゼア」ではサンクレッドが大いに活躍するようだ。

 立花さんは、完全初公開となる新NPCアルフィノの声を担当していることが明かされた。アルフィノは謎の組織「暁の血盟」に関連する重要NPCで、公開されたボイスでは、「暁の血盟」を含む意味深なキーワードを連発し、いかにもメインストーリーに絡みそうな役割であることが想像できた。

 祖堅氏のポロリによれば、ピアスが片耳だけなのは意味があり、実は姿形の似た姉弟がいるという。これを受けて、その後に行なわれたプロデューサーレターLIVEでは、吉田氏が、そのキャラクターはアリゼーであることを明かした。こうした情報がぽろぽろ出てくるということは、「新生エオルゼア」のストーリーはかなり煮詰まってきていることが予想される。

 祖堅氏によればNPCにボイスが当てられるのは正式サービス以降で、βフェーズ3やフェーズ4でもテキストのみとなるようだ。残念ながらすべてのセリフにボイスが当てられているわけではなく、テキストだけのシーンも存在するようだが、カットシーンがフルボイスで楽しめるMMORPGはなかなかないだけに、その仕上がりが楽しみだ。

【2人がボイスをあてたNPC】
サンクレッド
アルフィノ

【サウンドディレクターがジングルを即興でつくってみた】
行列整理をしている風の祖堅氏
ステージ上の吉田氏にダメ出しをする祖堅氏
すっかり色物キャラとして定着している「FFXIV」サウンドディレクター祖堅氏がその実力を見せつけたイベント。お題をその場で決めて、正味30分足らずで2つのジングル(ファンファーレのような短い音楽)を作るという地獄のような企画。今回はF.A.T.E.の加入時のジングルということで、民族風で、ぴんからぴーで、「FF」調という無理難題。祖堅氏は、ステージ上で文字通り目の色を変え、見事やりきり、2つのジングルを作りきっただけでなく、「FF」アレンジバージョンのニコニコ動画の時報を作り驚かせた。今回作成したジングルは、正式に実装することも検討されているようだ

(中村聖司)