■ アスタロスのヴィスアーク()とムクスーザ()について
このふたつの技の共通点は、最大ホールドで打撃投げに移行すること。だが、攻撃がヒットする瞬間、もしくはやや手前でボタンを放すことにより、打撃投げには移行せず、打撃のみで攻撃が終わってしまう。ちなみに、ダメージは最大ホールド時のダメージと同じである。この最大ホールドで打撃投げに移行しなかった場合、元の攻撃ボタンと同じボタンを続けざまに入力し、それをホールドすると、通常の打撃に加えて、時間差で打撃投げが発動する。
【下の画像をクリックすると動画を見ることができます】 |
|
ヴィスアーク(最大ホールド)、ヴィスアーク(時間差)、タイミングを変えての追い打ちを収録した。
|
詳しく説明すると、ヴィスアークの最大ホールド時の攻撃発生は29フレームかかる。そのうち、25フレーム目からは“最大ホールド扱い”となっており、25フレーム目からボタンを放すと打撃投げにシフトしないヴィスアークとなる。その後、ヒット時の29フレーム目を基準フレームとすると、その19フレーム後までにを再びホールド入力すると、「打撃版がヒットしたあと、いったん離れた相手を引き寄せてから打撃投げへ移行する」といった奇妙な現象が起こってしまう。
ここまでなら「そうなんだ」で済む話だが、ヒット後からの19フレーム目までの間にちょっとした隠し要素が存在している。攻撃ヒットから17~19フレーム目までの3フレームの間にをホールドすると、引き寄せてからの打撃投げが下段投げコマンドでキャンセルできてしまう。例えばトゥルス・アズール(+or+)でキャンセルできるのだ。
このキャンセルをかけるタイミングにより、その後の相手の状況がふた通りに変化する。最速の場合、相手は物凄い勢いでステージを滑っていき、一気にリング際に追い込むことが可能になる。ただしこの場合、相手はずっと地上判定のようで、リングアウト勝ちはできない。逆にキャンセルするタイミングを遅らせた時(アスタロスと相手キャラが重なったぐらい)は、相手はアスタロスの足元で打撃投げを受けている状態となり、そのやられ中にアスタロスは行動可能となるので、スルバルト()最大ホールドが確定してしまう。また、トゥルス・アズール以外にも+or+や+or+でもキャンセルは可能。
上記と似たようなことがムクスーザ()最大ホールドからの打撃投げからもできる。こちらは最大ホールド時の攻撃発生フレームが32フレームとなっていて、最大ホールド自体は27フレーム目で完成された状態となっている。ヒット時の32フレーム目を0フレームとすると、ヒット後13フレーム目までにをホールドすることにより打撃投げへと移行する。ヒット後から7フレーム目から13フレームの間にホールドした場合のみ+or+、+or+、+or+で打撃投げをキャンセルすることが可能になる。
ヒットエフェクトに注目。ノーマルヒットの後、打撃投げの赤い稲光エフェクトが出ている。
【下の画像をクリックすると動画を見ることができます】 |
|
ムクスーザ(最大ホールド)、ムクスーザ(時間差[正面、側面、背後ヒット])を収録した
|
ムクスーザの場合は、ヒットする相手の向きにより、キャンセル時のレバー方向に大きな違いがでてくる。まず、正面ヒットした場合は、+or+でキャンセルをかけることにより投げが決まる。この時に決まる投げは相手の状況により、正面、側面、背後とタイミングにより変化していく。ムクスーザが背後ヒットした場合は、+or+で下段投げが決まるようになる。
【下の画像をクリックすると動画を見ることができます】 |
|
大辟(通常、ホールド、時間差)とナイトメアの高速移動を収録した。
|
■キリクの大辟()について 大辟はホールドすることにより、ダメージが22から30へと上昇し、かつ攻撃がヒットすると打撃投げへと移行する技だが、上記のアスタロスのホールド技とは特性に違いがあり、ホールド状態を解いた直後に、ダメージはホールドをしていない状態のダメージ22へと戻されてしまう。この特性のためか、ホールド状態で攻撃がヒットした瞬間にを放してホールド状態を解除すると、打撃投げには移行せず、ダメージが30と22となり2段攻撃へと変化する。
■ナイトメアの構えからの高速移動 ナイトメアのデキスター・ホールドとシニスター・ホールドのふたつの構えは、or方向への8WAY
RUN中から構えることで回転しながら構えに移行するのは有名であるが、この時コマンド入力時から10フレーム目までは、各種構えで回転軸移動をキャンセルできる。
この特性を使うことで、方向ステップ中デキスター・ホールドからデキスター・ホールドへ移行するということが可能となるのだが、これを最速で繰り返すことにより、高速で軸移動をするようになる。コマンドとしては、+★+スライド★+スライド★…の繰り返しという感じになる。2回転目以降は+★+★…の繰り返しでもOK。
構えに移行してしまい、軸移動ができない理由としては、上記の10フレームに間に合っていない場合と、コマンドの入力が完全でない場合のふたつが挙げられる。
|