レビュー
「マリオパーティ スーパースターズ」レビュー
2021年10月28日 00:00
ミニゲームは全100種! ミニゲームだけを遊ぶゲームモードも搭載
本作を遊ぶ上で外せない、全部で100種類にも及ぶ様々なミニゲーム。基本的にはシンプルな操作で遊べるものが多い。その一部を紹介しよう。
まずは、最も数が多い、4人がそれぞれ競い合うタイプのミニゲーム。
プレーヤーがそれぞれチームを組んで戦う2vs2のゲーム。スポーツゲームが多く見られる。
1vs3のゲームでは、大抵はだれかひとりが邪魔する”親”のような立場に、残る3人は親からの攻撃を制限時間いっぱいまでうまくかわし切るようなものが多い。
さらには、ふたり用の対戦ゲームもある。
これらのミニゲームは、ボードゲームマップだけではなく、「ミニゲームマウンテン」でひたすらミニゲームだけをプレイすることも可能だ。好きなミニゲームをひたすら遊ぶフリープレイや、2vs2に分かれてのタッグマッチ、1vs3の3人チャレンジ、スポーツゲームを楽しんだりパズルでハイスコアを狙うチャレンジ、オンラインのひとりプレイ専用で何連勝できるかを目指すサバイバル、デイリートライアル、ミニゲームでコインを集めてコインの数を競うモードなど、様々なモードが用意されているので、ぜひ活用して「マリパ」を楽しんでほしい。
なお、ミニゲームはプレイするときにCPUの強さ設定や、ミニゲームの操作説明を挟むかを選ぶことができる。既に何回も遊んでいて操作説明が必要ない場合などは「説明なし」に設定しよう。CPUの強さを「やさしい」にしておけば、小さなお子さんでもCPUと互角の勝負ができるくらいの難易度になる。
シンプルだけれどそこがいい! 「マリパ」の良いバランス感を味わえる
本作のマリパの、いわゆるホームワールドには、様々なデータを見ることができるデータハウス、ミニゲームマウンテン行きの船、「マリオパーティ」本編へと向かう土管、キノピオショップ、フレンドハウスなどがある。
本作はオンラインに対応しているということもあり、データハウスでは「マリパカード」という名刺のようなカードを作成することができる。
このカードは何回でも自由に編集ができるので、「好きなミニゲーム」などはまだよくわからない、というときは、適当に選んでから後で変えておけばいい。オンラインで遊ぶ予定の人は早めに作っておこう。マリパカードのデザインは、ゲームを進めてコインを集めることで、ショップで購入することができる。ここでひととおりの準備を終えてからボードゲームマップへ向かうか、ミニゲームマウンテンへ向かうといいだろう。
ここまで紹介してきたように、本作はボードゲームならではの”運”はもちろんあれど、”大人から子供まで手軽に遊べて、あまり操作テクニックを必要としない”要素が多い。唯一、2vs2のゲームに多いスポーツゲームや落ちものパズル系のミニゲームだけは、得意不得意が大きく分かれると思うが、他は誰でも楽しく遊べる難易度や操作性のものが多くチョイスされている。
また、ボードゲームには、どうにもできない要素(通れない場所、他プレーヤーの停まったマス次第で起こるハプニングなど)はあれど、アイテムショップで購入するアイテム次第でピンチをチャンスに変えたり、他のプレーヤーの邪魔をすることもできる。
例えば「のろいサイコロ」などはサイコロの出目が1〜3のみになってしまうアイテムだが、ライバルがあと5マスでスターショップにたどり着いてしまう、という時に使えば、ライバルのスター購入を1ターン先延ばしにすることができる。
たかが1ターンではあるが、その1ターンに何が起こるのかわからないのが「マリパ」。家族でのんびりワイワイと楽しむも良し。世界中のライバルとガチ対戦を楽しむのも良し。本作はそのどちらも楽しみやすい調整となっているので、襲い来るハプニングやギミック、ライバルの攻撃を上手くかわして、1位を目指して頑張ってほしい。
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