ゲーミングマウス「ロジクールG PRO X SUPERLIGHT」レビュー
ロジクールG PRO X SUPERLIGHT ブラック
2020年12月21日 00:00
ギリギリ攻めれば60gを切る激軽ボディ
その一方で、冷静になって考えてみると、今度は「本当に60gなのか?」という疑問も思い浮かぶ。というわけで、0.1g単位で計測できるJIS規格対応のタニタの計測器を使って実際に計測してみた。
結果は写真の通りで、ブラックカラーは60.5g、ホワイトカラーは塗料の関係で61.4g。いずれも公称スペック通り。試しに手元にあるロジクールの主要マウスも計測してみたが、「PRO」は80.1g、「G502 LIGHTSPEED」は117.6g、「G903」が113.0gと来たところで、「G903」だけ公称数値よりも重いことに気付いた。
理由は、POWERPLAYのアタッチメントを付けていたからだった。POWERPLAYのアタッチメントは、無線充電を実現するために通常の裏ふたよりも重いようで、この重量分が加算されていた。
再度裏ぶただけで再計測してみたが、「PRO X SUPERLIGHT」は裏ぶた自体も軽量化を図っており、ミニ四駆顔負けの肉抜き工夫が施されている。わざわざ裏ぶたを通常版とソール貼付版の2種類用意しているのも、ソール貼付版はわずかに重いからではないか。前人未踏の記録を打ち立てたいロジクールとしては、公称値を1gでも軽くするために軽量のふたを用意したのではないかと推測できる。
というわけで限界にチャレンジするために裏ぶた自体を取ってみたところ、見事にブラック、ホワイト共に60gを切った。軽さを目指すならアリかもしれない。
また、G903やG502と比較して劣っているとされるグリップ力についてもグリップシールを同梱することである程度解消している。グリップシールは、大手ではRazer、それ以外にサードパーティー製のものがいくつがリリースされているが、薄く軽量でグリップ力や吸水性を実現するため1,000円以上はするもので、これが標準装備なのは地味に嬉しいところ。
グリップシールにはグリップ力や吸水性を高めるための微細な穴が無数にあいており、貸すかな粘り気があり、グッと力を入れるとしっかりグリップしてくれる。数グラム重くなるのが玉に瑕だが、グリップ力を求めるゲーマーは積極的に使っておきたいところだ。































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