マイクロソフト、Xbox 360「Mass Effect 2」の最新情報を公開
魅力的な登場人物や新種族など登場キャラクターを紹介
マイクロソフト株式会社はXbox 360用SFシューティングRPG「Mass Effect 2」のゲームの最新情報の公開を開始した。「Mass Effect 2」は2011年1月13日の発売を予定し、価格は7,140円。今回は、「登場人物」、「キャラクターカスタマイズ」、「部隊の強化」、「装備とアップグレード」、「新登場の種族」といった要素を紹介していきたい。
・ 登場人物
前作にも登場したアシュリー。タフな女性だ |
「Mass Effect II」には、多数の人物が登場する。前回も数人を紹介したが、今回はさらに10人の登場人物を紹介していきたい。1人目は「グラント」。直立したトカゲのような戦闘種族クローガンの戦士で、自信過剰なところがある。主人公シェパード少佐への今回の協力も、彼自身の個人的な戦いへの利用という打算があるという。2人目は「サブジェクト ゼロ」。犯罪や暴力行為をも厭わない、好戦的な人間の女性で、殺しをはたらくたびにタトゥーを入れてきた結果、全身がタトゥーに覆われてしまった。特殊能力のパワーは人類最強とも言われている。
「アシュリー ウイリアムス」は前作にも登場した女兵士。現在も連合軍所属だ。さらに特殊能力と技術力に秀でた「ケイダン アレンコ」、考古学研究でとくに機械や種の起源に没頭するアサリの学者「リアラ ティッソーニ」も前作から引き続いて登場するキャラクターだ。前作をプレイしていると、前作で築いた人間関係なども引き継がれる。プレーヤーによっては、全く異なる再会の仕方になるかもしれない。
また、ジョーカーと呼ばれる「ジェフ モロー」は前作同様シェパードを助け宇宙船「ノルマンディー SR-2」の操縦を担当する。また、主人公連合軍の大佐で、前作ではシェパードの上官だった「デイヴィッド アンダーソン」は政治的な活動をしているという。
この他、アサリで警察のような仕事をする超法規的な権限が与えられた執行者ジャスティカの1人である「サマラ」は、優秀な戦士である一方で神秘的な修道女としての一面もある。「セイン クリオス」は幼少期から、暗殺者となるべく英才教育を受けてきた。長距離からの狙撃や潜入活動を得意とし、特殊能力も自在に扱うことができる。「イルーシブマン」は人類の利益のためなら、他の種族を犠牲にすることも厭わない民族主義者。人類至上主義を掲げるシンジケート「サーベラス」のトップに君臨する。ストーリーの鍵を握る人物となりそうだ。
左から、グラント、サブジェクト ゼロ、ケイダン アレンコ | ||
リアラ ティッソーニ、ジェフ モロー、デイヴィッド アンダーソン | ||
サマラ、セイン クリオス、イルーシブマン |
・ キャラクターカスタマイズ
シェパードはどういった人物なのか? 本作では性別、外見、技能など様々なポイントをカスタマイズできる。外見では顔全体をカスタマイズすることも、目や鼻など一部のパーツだけを変更することも可能だ。パーツの位置や形、髪や肌の色など、カスタマイズ項目は多岐にわたる。性別の選択で仲間との関わり合いは変化する。
シェパードは連合軍の少佐だが、連合軍に入隊するまでの生い立ちを設定できる。「宇宙出身」、「コロニー出身」、「地球出身」の3つから選択できる。経歴とは、連合軍入隊後の経験のことで、「唯一の生存者」、「戦争の英雄」、「冷徹な軍人」の3つからひとつを選んでもらう。どのバックグラウンドを選択するかは、ゲーム内で起こるイベントを左右し、ストーリーを変化させる要素のひとつとなる。
クラスは、主人公の戦闘スタイルを決定する要素だ。戦闘スタイルには、多彩な武器を使いこなして前線で戦うタイプ(「コンバット」スキル)、特殊能力を操って敵にダメージを与えるタイプ(「バイオティック」スキル)、卓越した技術力で戦況を有利に導くタイプ(「テクノロジー」スキル)の3系統がある。キャラクター作成時には、それぞれのタイプに特化したクラスや2つのタイプの特徴を併せ持ったクラスなど、計6クラスから1つを選択することになる。
外見から技能までプレーヤーキャラクターは細かくカスタマイズできる。前作のプレーヤーはセーブデータを引き継ぐことが可能だ |
・ 部隊の強化
プレーヤーはシェパードとして銀河を巡り様々なキャラクターと出会う。彼らの何人かはシェパードへ協力を申し出る。時にはこちらから説得し、仲間に誘うこともある。彼らと冒険を重ね、能力を強化していくことで立ちはだかる難関を切り抜け、銀河の秘密へ迫っていくのだ。
すべてのメンバーは「アビリティ」を持っている。アビリティとは、戦闘時に効果を発揮する能力だ。メンバーの専門分野に応じて、敵を攻撃するためのアビリティや、仲間を援護するためのアビリティなど、得意なアビリティの傾向は異なる。そしてアビリティは、戦闘で得られる部隊ポイントによって、強化することができる。さらに特定の任務を遂行することで、新たなアビリティを身につけることもある。
メンバーは親密度と忠誠度というパラメーターを持っている。彼らが船内にいるとき、会話を重ねることで信頼関係を築くことができる。リーダーとしての尊敬を勝ち取ることもできれば、さらには特別な感情を抱くことも。メンバー達はそれぞれ生い立ちなどでプライベートな悩みや問題を抱えていることもある。それらを解決すればシェパードへ心を開いてくれるだろう。
メンバー達は様々な技能を持っている。組み合わせも考えていきたい | ||
メンバー達の特性を考え戦う。彼らとの会話を重ねることで寄り強い信頼関係を築ける |
・ 装備とアップグレード
部隊メンバーが使用する銃器は、アサルトライフル、ピストル、サブマシンガン、ショットガン、スナイパーライフルの 5 系統に分類される。メンバーによって装備できる銃器のタイプは決まっているので、出撃の前にきちんと準備しておきたい。銃器のほかに「ヘビー ウェポン」と呼ばれる大火力の武器もある。グレネードランチャー、ミサイルの類で、これは全員が装備できる。
強力な武器を調達するためには、調査で上陸する惑星にショップを見て、高性能な武器を探すのがいい。武器のほかに、武器の性能を高めるパーツも売られている。ショップ以外でも入手することもある。また、ノルマンディーにも研究室があり、優秀な科学者や技術者がいれば、強力な武器やアップグレードパーツを開発できる。
研究室での開発によってアップグレードできるのは、武器だけではない。たとえば部隊のメンバーの特性を引き出して、能力を高める研究もできる。ノルマンディー号の性能をさらにアップさせることも可能だ。研究を進めるにはデータや資源が必要となる。データはミッション中に、資源は惑星探査で、それぞれ探す必要がある。
様々な装備。アップデートすることで危険な地域への探索が可能に |
・ 新登場の種族
「Mass Effect 2」では前作では出会えなかった種族も登場する。「コレクター」は強固に発達した羽と皮膚骨格を持つ、巨大な昆虫のような外見の種族で、二足歩行も行なう。滅多に姿を現わさないため、他の種族からは神話上の生命体のように考えられている。
「ドレル」は人類と似た外見に、高密度な筋肉組織や二心房一心室の心臓など、爬虫類の特徴を持った種族。2 世紀まえ、故郷ラカナが死の惑星と化して以来、ハナー族の援助のもと、ハナーの惑星カジェを拠点としている。元来、乾燥した砂漠で進化した生命体のため、海で覆われたカジェへの適応は難しく、不治の病にかかって死んでいく者も多い。
「ヴォーチャ」は人間と爬虫類の中間のような姿をした種族。切断しても再生する新生細胞を持っているが、平均寿命は 20 歳足らずと短命だ。仲間うちでの殺し合いを通して、若者が強さや知性、回復力を身につけていくという独特の文化を持つ。雑食性でどこでも呼吸できるなど、環境への適応能力が高いことでも知られている。
新種族、コレクター、ドレル、ヴォーチャ |
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(2010年 12月 17日)