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マイクロソフト、「Xbox 360 Media Briefing 2010」を開催
「FF XIII ULTIMATE HITS INTERNATIONAL」を筆頭に、昨年比2倍の100タイトルをラインナップ


9月8日開催

会場:恵比寿ガーデンホール



 マイクロソフト株式会社は9月8日、恵比寿ガーデンホールにてXbox 360の年末向けの展開を紹介する発表会「Xbox 360 Media Briefing」を開催した。

「ファイナルファンタジー XIII」がXbox 360で発売されることを告知したテレビCM。本日以降全国放送される

 「Xbox 360 Media Briefing」は、毎年9月上旬に開催されるマイクロソフトのプライベートショウ。9月下旬に実施されるゲーム業界最大のイベントである東京ゲームショウに先駆けて、バイヤーやメディア、流通関係者向けに、Xbox 360プラットフォームの年末商戦向けタイトルを発表するイベントとなっている。

 今回の主な発表は、マイクロソフトについては、ジェスチャーコントローラー「Kinect」の日本での発売時期が11月20日に決定し、価格が「Kinect」専用タイトル「Kinect アドベンチャー!」とセットで14,800円となったことや、Xbox 360本体と「Kinect」とのバンドルパック2種がそれぞれ同日に発売されることなどが明らかにされた。

 また、サードパーティーの動向については、スクウェア・エニックスが「ファイナルファンタジー XIII」のインターナショナルバージョン「FINAL FANTASY XIII ULTIMATE HITS INTERNATIONAL」を12月16日に発売することを明らかにしたほか、バンダイナムコゲームスが初公開となる「Kinect」専用タイトル「体で応える新しい脳トレ」を、日本向けローンチタイトルとして11月20日に発売することを明らかにした。

 本稿では発表会前半のパッケージタイトルの発表について取り上げる。「Kinect」関連の情報については別稿にてご紹介したい。


【Xbox 360 Media Briefing】
会場入り口手前のホワイエでは、Xbox 360新モデルやKinectセンサーが参考出展されていたほか、Kinectタイトルのデモンストレーションなどが行なわれた



■ 泉水氏「KinectによりXbox 360を誰もが楽しめるエンターテインメントプラットフォームに」

マイクロソフト執行役常務 ホーム&エンターテイメント事業本部長の泉水敬氏
Xbox 360のラインナップを紹介する泉水氏

 今回、司会進行役を務めたのはマイクロソフト執行役常務 ホーム&エンターテイメント事業本部長の泉水敬氏。泉水氏はやや唐突に「Xbox 360 Media Briefing」が毎回政治的な出来事と被ってきた経緯を挙げ、「今年は民主党の代表選があるから大丈夫かなと思っていたら、台風が来てしまった。よほど運が悪いんだなと感じておりますが」とジョークから入って場を和ませた後、Xbox 360が今年の12月で発売から丸5年を迎え、この5年間3つのことに注力してきたことをアピールした。

 1つ目は、ユーザーに最高のラインナップを届けること、2つ目は充実したオンラインサービスを提供すること、3つ目は常によりよいハードウェアを提供していくこと。泉水氏は「この結果、多くのユーザーにゲームを楽しんで頂けるようになった」と自己評価し、「今年はさらにそれらに加えて、Kinectという新しい側面が追加され、ユーザーの皆さんにまったく新しい体験をご提供できる。コントローラーを必要としないゲームシステム“Kinect”。これはXbox 360を誰もが楽しめるエンターテインメントプラットフォームに進化させます」と語気を強めた。

 泉水氏は「Kinectの日本での展開を紹介する前に」と話を転じ、Xbox 360のハードウェアラインナップを紹介。プレミアムモデルとして6月24日より発売されている「Xbox 360 250GB」(29,800円)、そしてベーシックモデルとして明日9月9日に発売を予定している「Xbox 360 4GB」(19,800円)の2機種が紹介された。

 泉水氏は、高デザイン性、小型化、消音化、省電力化、高機能化といった新型モデルの特徴を改めて紹介しながら、「そして明日、9月9日に、お求めやすい価格を実現したXbox 360 4GBを発売します」と最新モデルに話を繋げた。「本体の中に4GBメモリを内蔵しており、従来のようなメモリーユニットやHDDを使うことなく、このままでXbox 360のコンテンツを利用することができる。オプションとして同日発売の250GBのHDDの装着も可能となっており、将来の拡張性も大丈夫です」とその魅力をアピールした。

 なお、詳しくは後述するがここで補足しておくと、「Xbox 360 250GB」(29,800円)と、「Xbox 360 4GB」(19,800円)の両モデルにおいて、Kinectバンドルパックが11月20日に発売される。「Xbox 360 250GB」とKinectのセットパックが初回生産分限定で39,800円。「Xbox 360 4GB」とKinectのセットパックが29,800円。Kinectの単体パッケージは14,800円なので、セットで購入すると5,000円ほど割安になる。特にこれから購入を検討しているゲームファンは、こちらも選択肢に加えると良いだろう。

【Kinectバンドルパック】
発表会の最後に発表されたKinectバンドルパック。これから本体の購入を検討している人は、こちらも選択肢に加えたいところだ




■ 9月から来春までに昨年比2倍の100タイトルをラインナップ

マイクロソフト一押しはやはり「Halo: Reach」

 続いて泉水氏は、タイトルラインナップの紹介に話を移した。「9月から来年春までに発売を予定しているタイトルは約100本ある。この数は昨年同時期と比較して約2倍にあたります」とラインナップの充実ぶりを強調したあと、「もちろん数だけではなく、熱心なゲームユーザーの皆さんにも間違いなくご満足頂けるようなゲームばかりです」と質の面でも自信を覗かせた。

 最初に紹介されたのは、9月15日発売予定のSFアクションシューティング「Halo Reach」。短い最新トレーラーを見せた後、「シリーズ累計3,400万本を販売した『Halo』シリーズの最新作。開発元のBungieの10年間におよぶ開発実績の集大成と言えます」と、Xbox 360最大規模のキラーコンテンツの登場を歓迎した。

 続いて泉水氏は、サードパーティータイトルを中心に、9月以降にリリースを予定している各社の大型タイトルを駆け足で紹介していった。最初に取り上げたのは、9月29日の「モンスターハンターフロンティアオンライン」の最新パッケージ。ラストは今冬発売予定の「Mass Effect 2」までの計11タイトル。そのラインナップは以下の通り。


【Xbox 360タイトルラインナップ】
Xbox 360が今後リリースしていく大型タイトルの一覧。「Fable 3」や「Gears of War 3」といったファーストパーティータイトルのみならず、 「電脳戦記バーチャロンフォース」(セガ)や「アイドルマスター2」(バンダイナムコゲームス)などの大型タイトルにもエクスクルーシブタイトルが広がっている

【2010 年秋以降のラインナップ】
2010年9 月15日 Halo: Reach マイクロソフト株式会社
2010年9 月29日 モンスターハンター フロンティア オンライン シーズン9.0 プレミアムパッケージ 株式会社カプコン
2010年9 月30日 デッドライジング2 株式会社カプコン
2010年10月21日 VANQUISH (ヴァンキッシュ) 株式会社セガ
2010年10月21日 NARUTO−ナルト−疾風伝 ナルティメットストーム2 株式会社バンダイナムコゲームス
2010年10月28日 Fable III マイクロソフト株式会社
2010年11月11日 ドラゴンボール レイジングブラスト2 株式会社バンダイナムコゲームス
今冬 電脳戦機バーチャロン フォース 株式会社セガ
今冬 Mass Effect 2 マイクロソフト株式会社
2011年4月7日 Gears of War 3 マイクロソフト株式会社
2011 年春 アイドルマスター2 株式会社バンダイナムコゲームス



■ ついにXbox 360に「FF XIII」が。スクエニ隠し球は「ガン★ロコ」

Xbox 360の発表会に初登壇のスクウェア・エニックス専務執行役の橋本真司氏(右)と、最恵国待遇で出迎える泉水氏(左)
「ガン★ロコ」は、どちらかと言えば欧米向けのテイストのゲームだが、日本では“初音ミク”らとタイアップし、ステージ曲のボーカルパートを公募する

 上記のリストは明らかに1社抜けていることに気づくラインナップだが、泉水氏はそれを見透かしたように、「本日はこれからの発売予定タイトルを紹介してくれる強力な助っ人をお呼びしました。今日は未発表タイトルも含めて今後のラインナップをご紹介頂けることになっております」とやや上気したような面持ちで、スクウェア・エニックス専務執行役の橋本真司氏を紹介した。

 スクエニの広告塔のひとりとして知られる橋本氏だが、日本のXbox 360のステージに登壇するのは意外にも初めてとなるようだ。泉水氏と握手してマイクの前に立った橋本氏は「私も色んなステージに出させて頂いておりますが、マイクロソフトさんのステージは初めてでございましてちょっと緊張しております」と挨拶。橋本氏のデモンストレーションは15分にも及び、実に8本ものラインナップが紹介された。

 最初に紹介されたのは、日本初公開となるスプリントアクションシューター「ガン★ロコ」。同社が8月に欧米で「GUN LOCO」として発表していたタイトルで、今回改めて日本での取り扱いが正式発表された。開発発売共にスクウェア・エニックスで、Xbox 360エクスクルーシブタイトルとなる。

 「ガン★ロコ」は、太陽系に浮かぶ監獄の惑星を舞台に、凶暴犯罪者の脱獄劇を描いたスプリントアクションゲーム。EA DICEの「Mirror's Edge」を発展させたような自由度の高いスプリントアクションと、スクエニらしからぬ過激でクレイジーなゲームデザインが印象的な作品。シングルプレイキャンペーンに加え、最大12人によるマルチプレイも実現。発売時期は2011年を予定。東京ゲームショウではプレイアブル出展を行なうという。


【スクウェア・エニックス】
スクウェア・エニックスは、サードパーティーとしては最多の7タイトル8製品を紹介。そのうち海外タイトルを扱うレーベルExtreme Edgeが4タイトルと、海外タイトルが多い。キラータイトルのひとつ「コール オブ デューティ ブラックオプス」については、E3でMicrosoftが発表したように、「CoD」シリーズのダウンロードコンテンツは、2012年までXbox 360先行リリースされることが改めて橋本氏の口より発表された

【スクウェア・エニックスのXbox 360ラインナップ】
2010年9月16日 FRONT MISSION EVOLVED 株式会社スクウェア・エニックス
2010年9月22日 Singularity 株式会社スクウェア・エニックス
2010年11月18日 コール オブ デューティ ブラックオプス (字幕版) 株式会社スクウェア・エニックス
2010年12月16日 コール オブ デューティ ブラックオプス (吹き替え版) 株式会社スクウェア・エニックス
2010年12月16日 FINAL FANTASY XIII ULTIMATE HITS INTERNATIONAL 株式会社スクウェア・エニックス
2011 年 マインドジャック 株式会社スクウェア・エニックス
2011 年 ガン★ロコ 株式会社スクウェア・エニックス
未定 Deus Ex 株式会社スクウェア・エニックス

日本のXbox 360でも「ファイナルファンタジー XIII」が遊べるように!
「FINAL FANTASY XIII ULTIMATE HITS INTERNATIONAL」の特典を説明する「ファイナルファンタジー XIII」プロデューサーの北瀬佳範氏
「FINAL FANTASY XIII ULTIMATE HITS INTERNATIONAL」のスクリーンショット。キーアイコンがXbox 360仕様になっている

 そして今回ある意味最大のサプライズとなったのが、これまで「Xbox 360での発売予定はない」と再三にわたって発表してきた「ファイナルファンタジー XIII」のXbox 360への発売決定の発表である。Xbox 360版はすでに3月9日に海外向けには発売されているが、その際も「日本ではXbox 360版は販売しない」というスタンスを崩さなかった。

 橋本氏は、日本語テキスト、英語音声、キーアイコンにXbox 360のものが使われている未知の「ファイナルファンタジー XIII」のトレーラーを見せた後、やや慎重な口ぶりで「ごらん頂いたとおり、今ここにXbox 360でも『FF XIII』の発売が決定したことをご報告させて頂きます。発売日は12月16日、価格は4,980円。今回特別にULTIMATE HITという言葉を付けさせて頂いております」と紹介した。

 橋本氏は、来場者、そしてゲームファン共通の疑問である「なぜPS3エクスクルーシブタイトルが、Xbox 360でリリースされるのか?」について、海外でリリースしたXbox 360版が好評だったこと、日本のユーザーからも発売の希望が多かったこと、そこで“海外版を日本で販売する”というアプローチで名称も変更することで販売を決定したと説明。仕様については、DVD-ROM3枚組みで、音声は英語のみ、字幕は日本語、英語、欧州言語を収録。海外版であるため、テーマソングも菅原紗由理さんの「君がいるから」ではなく、レオナ・ルイスさんの「My Hands」となる。

 さらにXbox 360版にはオリジナルの特典が複数用意される。この説明は、プロデューサーの北瀬佳範氏が行なった。まずゲーム本編の追加要素については「イージーモード」の搭載を明らかにした。北瀬氏は「『FF XIII』の重厚なストーリーと、スピードと戦略性を合わせた新た強いバトルシステムをより多くのユーザーに体験して頂くために、少し難易度の高かったところを再調整して、さらに爽快感を増して遊びやすくなったイージーモードを追加いたしました」と説明し、「物語の途中でバトルで行き詰まってしまったユーザーさんもこれを機に再挑戦し、壮大なストーリーを体験して頂ければ」とPS3版で途中で諦めてしまったユーザーに対してエールを贈った。

 2つ目の特典は3つの大きな要素を集約したブックレット「FINAL FANTASY XIII −corridor of memory−」。ブックレットの1つ目の要素はビジュアルアート集。HDならではのハイクオリティなキービジュアルを、国内海外で使用したすべてのものを収録するという。2つ目は本編未収録の未公開シーンの収録。「FF XIII」の制作過程で泣く泣くカットしたイベントシーンをスクリーンショットと台本と合わせて紹介するという。3つ目はエンディングのその後の物語を描いた短編小説「FINAL FANTASY XIII −Episode i−」。エンディングの後で、ライトニング達がどう行動を起こしていくのかが、少しだけ紹介されるという。

 北瀬氏は最後のまとめとして、「『FF XIII』本編をクリアしたユーザーの方はもちろん、今回初めてプレイするユーザーさんもきっと満足していただけるクオリティに仕上がっていますので楽しみにお待ちください」と抱負を述べてくれた。


【Xbox 360版「FF XIII」の特典】
Xbox 360版「FF XIII」の特典は、北瀬氏自らが紹介。特典はイージーモードとブックレットの2つとなっているが、4,980円という価格設定から考えるとかなりのお得感のあるパッケージだ

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(2010年 9月 8日)

[Reported by 中村聖司 ]