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渋谷PARCOで尖ったゲームが遊べる展示イベント「ゲームの?展【いきものver.】」会場レポート
「カニノケンカ・二」や「はーとふる彼氏」など生き物に関するユニークなゲームたちにフォーカス
2024年2月15日 19:16
- 【ゲームの?展 【いきものver.】】
- 開催期間:2月16日~3月3日 11時~21時
- 会場:渋谷PARCO B1F GALLERY X BY PARCO(東京都渋谷区宇田川町15-1)
- 入場料:無料
パルコと産経デジタルは、ゲームの展覧会「ゲームの?展【いきものver.】」を2月16日より3月3日にかけて開催する。本日2月15日にメディア向けの内覧会が実施されたのでその模様をお届けする。
本イベントは全国にファッションビルを経営する「PARCO」と、ゲームメディアのIGN Japanや、ゲームレーベルHYPER REAL (ハイパーリアル)を展開する産経デジタルがタッグを組んで開催するゲームの展覧会となる。期間中は東京都の渋谷PARCO地下1階に特設会場が用意されており、各作品の展示を見たり実際にゲームを遊ぶことも可能だ。
展示作品は3つでCalappa GamesのPC用アクション「カニノケンカ・二 -Fight Crab2-(早期アクセス版として販売中)」、Gibier Gamesのプレイステーション 4/Xbox Series X|S/Xbox One/Nintendo Switch/PC用シミュレーション「ごく普通の鹿のゲーム DEEEER Simulator」。さらに、プレイステーション 4/プレイステーション Vita/Xbox One/Android/iOS/PC用恋愛シミュレーション「Hatoful Boyfriend(はーとふる彼氏」の3作品に関する展示となる。
本展覧会の魅力はゲームが遊べるだけでなく、その作品を深く知ることができる展示が楽しめるというところだ。いずれも販売中のタイトルとなっているため自宅でも遊べるが、会場にはユニークな展示と作者のコメントが書かれている。壁に展示されたボードには作者のコメントに加え、「なぜ鳩を選んだのか?」や「なぜカニを戦わせようと思ったのか?」といった核心を突く質問が掲載されている。
壁にはこのような各作品の見どころや思いが書かれているほか、パネルが貼られている。スタッフの方に見どころを聞いたところ、本イベントならでは展示が多数存在するため、最初に展示を見てからゲームをプレイし、ゲームについて実際に触ったうえで展示を見るとよりゲームに対する理解度が深めることができるのではないかとコメントしてくれた。
展示されている3作品は「鹿で暴れるシミュレーション」、「鳩とのドラマを描く恋愛ADV」、「武器を持った甲殻類が戦う格ゲー」とどれも尖った作品たちだ。それぞれの展示ではそんな本作が生まれるに至った理由が書かれており、ゲームを遊ぶだけでは知ることができない要素がチェックできた。
なお、個人的に“なぜこの3タイトルが選ばれたのか”が気になったため聞いたところ、そもそも本展覧会を開くにあたって「プレーヤーに気づきを与えるような影響力を与える作品」を展示するというテーマがあったという。その上で、どのタイトルを展示するかを検討している際に、このテーマを基準にしつつ「動物」をテーマにした作品を展示することに決定。加えて、プレイしことがあってもなくても新鮮な気持ちで楽しめる作品としてこの3つが選ばれたそうだ。筆者も様々なインディーゲームをプレイするが、これら3作品はいい意味でファーストルックの際に思わず“何これ?”と感じるラインナップだと感じている。
ちなみに筆者のイチオシは「カニノケンカ・ニ Fight Crab 2」だ。こちらは2月13日にアーリーアクセスが開始されたばかりというリリースされたてホヤホヤの作品となっている。
前作「カニノケンカ」はNintndo Switch向けにもリリースされており、こちらはSwitchのJoy-Conを活用しブンブン振って直感的に遊べる仕様になっていた。第2作となる「カニノケンカ・ニ Fight Crab 2」は、現状PC版のみの展開となっているが、複数のゲームモードが存在。1人でも複数人でも楽しめるパーティーゲームとしても側面を持ちつつ、カニをはじめとした甲殻類への濃いこだわりを感じる1作だ。
なお、会場では制作者がゲームを制作する際に参考にした書籍が1冊ずつ展示されていたほか、ステッカーなどのグッズが販売。また、会場にてゲームを試遊すると「はーとふる彼氏」にちなんだポストカードが貰える。PARCOの紙袋を盛った鳩が爆走する可愛らしいデザインになっているため、こちらも合わせてチェックしてみてはいかがだろうか。