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PS4版「Minecraft」、ついに他プラットフォームとのクロスプレイを解禁

無料アップデートでクロスプレイに対応。マーケットプレイスにもアクセス可能に

12月10日開始予定(米国時間)

 Microsoftは米国時間の12月9日、プレイステーション 4向けサンドボックスゲーム「Minecraft: PlayStation 4 Edition」をBedrock Engine版に更新し、他のプラットフォームとのクロスプレイに対応することを明らかにした。アップデート日は明日12月10日(日本時間12月11日)を予定。アップデートは無料で、今後リリースされる「Minecraft: PlayStation 4 Edition」はBedrock Engine版に差し替わる。これにより、「Minecraft」は現行の主要なゲームプラットフォームすべてでのクロスプレイを実現することになる。

【PS4版もついにBedrock Engine版に】

【Minecraft is Better Together – Bedrock Version on PlayStation 4】

 「Minecraft」のクロスプレイは2017年のE3で正式発表され、同年に実現したもので、2014年にMicrosoftがMojangを買収し、「Minecraft」に関するすべての権利を手に入れてからずっと準備されてきたものだった。ゲームエンジンをJavaから拡張性のあるBedrockに刷新し、すべてのプラットフォームで共通基盤を敷き、PC、ゲームコンソール、スマートデバイスなどプラットフォームに関係なく、すべての「Minecraft」ファンが一緒に遊べる。そういう理想郷を目指した一大プロジェクトだった。

 これに待ったを掛けたのがソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)だった。2017年当時、SIEは「プレーヤーに最高のゲーム体験を保証するため」という理由から、他のプラットフォームへの繋ぎ込みを許容していなかった。しかし、「Minecraft」がXboxやPCのほか、Nintendo Switchやスマートデバイスといったライバルプラットフォームに対しても囲い込みを行なったことで、「SIEのポリシーは排他的だ」という批判を受けることになった。

 そこでSIEはポリシーを変更。2018年の「Fortnite」を皮切りに、2019年2月には「Rocket League」が対応し、直近ではホリデーシーズンお馴染みのAAAタイトル「コール オブ デューティ」シリーズ最新作「コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア」も対応。他のプラットフォームへの繋ぎ込みを許容する完全なクロスプレイを解禁し、ゲーム業界はようやくお互いにクロスプレイを認める方向に舵を切った。

 念のために補足しておくと、SIEだけがクロスプレイに排他的な考え方を持っていたかというとそうでもなく、Microsoftも同じで、Xbox Oneに他のプラットフォームと比較してMMORPGがあまり提供されていない、あるいは提供されていても独立サーバーなのはそこが原因とされる。

 ただ、そのMicrosoftも11月に英国ロンドンで開催されたX019で、トップのPhil Spencer氏がサプライズとして「ファイナルファンタジーXIV」のXbox展開を匂わす発表を行なった(参考記事)。Spencer氏は「吉田さん(「FFXIV」プロデューサー兼ディレクターの吉田直樹氏)と共にXboxで展開できる道を模索している」とコメントしたが、論点はまさに“XboxがMMORPGのクロスプレイを認めるかどうか”だと思われる。これはクロスプレイにおける“最後の牙城”であり、どうなるか注目されるところだ。

 Bedrock Edition版「Minecraft: PlayStation 4 Edition」は米国時間の12月10日配信開始予定。現行の「Minecraft: PlayStation 4 Edition」ユーザーは無料でアップデート可能で、アップデート後はクロスプレイが解禁されるという。

 BE版「Minecraft: PlayStation 4 Edition」の仕様は、他のBE版と同じで、今後アップデートはBE版と共通となり、BE版の特徴であるインゲームのマーケットプレイスも利用可能となる。

【すべてのゲームプラットフォームのユーザーをプレイできる】