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ミサイル爆撃でゾンビを大量焼却! 激しいけど酔わないVRシューター「After The Fall」をOculusブースで体験
2019年6月15日 16:36
- 【After The Fall】
- 2020年 発売予定
- 価格:未定
E3 2019の会場で、大きなスペースを確保してブースを出展していたのがOculusだ。GDC 2019でもデモを出していた「Stormland」や「Asgard's Warth」の新規デモ、また人気作「Beat Saber」や「Moss」といったタイトルが遊べるようになっていた。今回Oculusブースを取材する機会があったのだが、そこでスタッフのイチオシとして紹介されたVRゲームが「After The Fall」だった。
「After The Fall」は、ゾンビを倒してフィールドを進むシュータータイトル。世界は氷に覆われており、おびただしい数のゾンビやボスと戦っていく。SteamとOculus対応で、2020年発売予定。OculusについてはOculus Rift、Rift Sに対応する。
VRシューターとして特徴的なのは、とにかく大量に登場するゾンビに最大4人の協力プレイで立ち向かっていくこと。ゾンビは全方向から迫ってくるのでなかなか激しい動きも求められるが、酔いをまったく感じないような工夫も施されている。
特に工夫を感じたのは移動操作。本作ではフィールド内を歩くのではなく、指定した場所に瞬時に移動するような作りになっている。ただし、あまりに遠かったり落差があったりすると指定できず、あくまで「そこまで歩いていけるところ」に移動範囲は限定されている。
また左右へ30度ほどずつ視点を切り替えたり、瞬時に後ろを振り向くことも可能。頭を振って周囲を見渡す際のサポートとして使っていく。
イメージとしては、酔わないことを前提としながら、自由な移動操作のギリギリのラインを攻めているような感じだ。遠すぎる移動を無効にすることで「フィールド内を探索する」というプレイ感も生まれている。
主な攻撃手段は銃で、フィールド内でしばしば見かける作業台で新たな武器が手に入ったり、装備のアップグレードが可能になる。最初はハンドガンのみだったものが、釘バット、マシンガン、デモの後半ではロックオン式のロケット弾も手に入った。
特に面白かったのはロケット弾。手の甲に付けるガジェットのような見た目をしており、手の甲を上に向けるとウィーンと音を立てて起動する。視界の中央の敵をロックオンし、発射ボタンを押すとバババババンといくつものミサイルが発射。敵を一気に爆撃できるというものだ。
このロケット弾もそうだが、本作では大量のゾンビをなぎ倒していく爽快感に特徴がある。ゾンビを倒すためにバンバン弾を消費しなければならないが、倒したゾンビもまた大量の弾薬を落としてくれる。銃撃と弾の回収を繰り返しながら、マップの先へ進んでいく。
今回のデモでは筆者と開発スタッフがもう1人加わり、2人の協力プレイでマップを進んでいった。お互いの姿は見えており、身振りも反映されるのでボディランゲージもできる。もちろんボイスチャットも可能だ。
プレイ中はゾンビに囲まれるようにして襲われるシーンもあったが、お互いの背中側をフォローしながら立ち回ることで、協力プレイならではの銃撃戦が楽しめた。移動操作がやや特殊なので慣れるまでに多少時間が掛かるかもしれないが、思い通りの戦闘ができた時はかなり気持ちがいい。
またデモの最後には、大量のゾンビとともに巨大なボスが登場した。一カ所に留まっているとすぐにゾンビに囲まれてしまうので、移動を繰り返しながらゾンビを追い払い、弾を拾いながらボスを攻撃していく。ロケット弾を存分に使いながらガンガン爆撃していくことで、なんとかボスを倒すことに成功した。
本作はまだまだ開発中ということで、今回のデモ以上のインフォメーションは特にできないそうだが、Oculusスタッフがオススメする理由もわかったように思う。大量のゾンビ、激しいけど酔わない銃撃戦、協力プレイ。これらの言葉にピンと来るようであれば、続報をぜひ楽しみにしていただきたい。