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【FFXIV FAN FES】「FFXIV 漆黒のヴィランズ」最新情報をまとめて紹介
パリファンフェスの発表内容がすべてがわかる! スクリーンショットや動画などを交えて解説
2019年2月4日 01:41
スクウェア・エニックスは、2月3日にパリで開催した「ファイナルファンタジーXIV」のオフラインイベント「FINAL FANTASY XIV FAN FESTIVAL 2019 in Paris」の基調講演で、新拡張パッケージ「ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ(英語名:SHADOWBRINGERS、以下、漆黒のヴィランズ)」の新情報を発表した。この記事では発表された内容をたっぷりの新素材と共にまとめて紹介したい。
まずはパリファンフェスに合わせて公開された「漆黒のヴィランズ」新トレーラーと、新規情報部分のスクリーンショットをご覧いただきたい。大筋では、ラスベガスで公開されたティザーと同じ流れだが、前回はなかった2つのシーンが追加されている。
1つは燃え盛るラケティカ大森林を背景に立つ占星術師姿のウリエンジェと、黒魔道士のようなローブを着たヤ・シュトラ。しかもウリエンジェはヤ・シュトラをマトーヤと呼ぶなど謎が多いシーンだ。
もう1つはガンブレードを携えたサンクレッドが現れたモンスターと戦うシーン。サンクレッドは「今度は俺が付いている」と、まるでこの出来事が初体験ではないような意味深なセリフを口にする。そして、ガンブレードに弾を込めて切りかかる。
まだまだ「4.0」のメインストーリーが完結していないだけに謎が多いが、それでも少しずつストーリーの要素が埋まりつつある。
新ジョブ「ガンブレイカー」が登場!
基調講演の冒頭には、新ジョブ「ガンブレイカー」がお披露目された。ガンブレイカーはロールがタンク、魔弾という魔力が封じられた銃弾を装填したガンブレードを使う。このガンブレードは、これまでゲーム内に登場していたガレマール帝国のガンブレードではなく、原点となる「FFVIII」の設定に近いものとなっている。遠隔から銃として使うのではなく、攻撃と当時にトリガーを引いて銃弾でダメージを高める近接用の武器として使用する。
ジョブクエストの起点はグリダニア。60レベルのキャラクターをもっていて、「漆黒のヴィランズ」の権利があれば、すぐに遊ぶことができる。
新エリア「ラケティカ大森林」
ラスベガスのファンフェスで発表された新エリア「ラケティカ大森林」は、祖堅氏のBGMが入ったウォークスルー動画が公開された。今までの「FFXIV」の森とは異なったデザインとなっている。非常に巨大な樹に覆われたエリアになっており、その高い樹と地面の間をフライングすることになる。
トレーラーに登場するウリエンジェと、マトーヤと呼ばれていたヤ・シュトラは燃え盛るラケティカ大森林を背景にしている。森には燃え尽きた建物もあり、トレーラーとの関係が気になるところだ。森を拠点としている蛮族もいるらしい。
新エリア「妖精郷 イル・メグ」
今回新たな発表された「漆黒のヴィランズ」の新エリア「妖精郷 イル・メグ」は、いたずら好きのピクシーが住まうファンタジックなフィールド。この地域は妖精王が支配している。その妖精王は、新しい蛮神として登場する予定だ。
新蛮族「ピクシー」
イル・メグに住んでいる種族。魔法での戦いに長けている。モーグリほどではないが、いたずらが大好き。「蒼天のイシュガルド」ではドラゴン語が使われていたが、このピクシーは妖精語を操る。自由気ままに暮らしているピクシーたちが、闇の戦士に協力してくれるかどうかはプレーヤー次第だ。
新蛮神「妖精王 ティターニア」
ピクシーたちを率いて、プレーヤーの前に立ちはだかる「妖精王 ティターニア」。「この美しいティターニアとなぜ戦うことになるのか、どんな結末を迎えるのか、非常に重要なお話がこの地域に詰まっています」と吉田氏。5カ月後に実際にプレイしてその真実を確かめて欲しいということだ。
新アライアンスレイド「YoRHa: Dark Apocalypse」
新たな24人ようアライアンスレイドは、斎藤陽介氏とヨコオタロウ氏をゲストクリエイターとして招聘した「YoRHa: Dark Apocalypse」。今回はタイトルの発表だけにとどまったが、「NieR:Automata」を作り上げた2人が「FFXIV」で何を見せてくれるのかが楽しみだ。
新種族「ヴィエラ」
「FFXII」に登場したウサギ耳の種族「ヴィエラ」が「FFXIV」の新種族として実装される。現在できるだけ多くの外見カスタマイズができるように開発が進んでいる。特徴的な耳を活かすために、既存装備もヴィエラ用の特別用になっている。それらの装備も今後紹介される予定だ。今回はフラン姿の初期装備を身に着けた女性ヴィエラの紹介トレーラーが公開された。
それ以外の情報のまとめ
レベルキャップ開放
全てのジョブのレベルキャップが70から80に引き上げられる。それに合わせて新しいアクションやアビリティを習得できる。
バトルシステムのメンテナンス
新アクションの追加によって、アクションが増えて操作しきれない状態になるので、既存のアクションが整理される。また、「5.0」からTPが廃止されてMPと統合される。バトルバランスに関しては、5月ごろにバトルだけに特化した「PLL」を放送する予定。
9つの新ダンジョン
9つの新ダンジョンが追加される。すべてのダンジョンで吉田氏のチェックが終わりつつあり、製作は順調。吉田氏が「よく作ったな」と驚くようなダンジョンも用意されているようだ。
新たな高難易度レイド
新たな高難易度レイド。非常に大きなネタがあるが、間に合っていないので日本のファンフェスでの発表になるということだ。今回も「非常にFFシリーズらしいレイドを作っていく」ということだ。また、質問コーナーでは「絶シリーズ」でも新たな展開を考えていることが明かされた。
イシュガルド復興
クラフターとギャザラーの専用コンテンツ。傷ついたイシュガルドを復興していくのが目的。ストーリーラインも用意されているので、会いたいと思っているキャラクターにまた会えるかもしれない。
フェイス
名前は「FFXI」と同じだが、システムは「結構違っている」と吉田氏。メインストーリー中に登場するダンジョンを、主要なNPCたちと一緒に攻略していけるという、仲間たちとの共闘が楽しめる新しいシステムとなる。
公開された開発中のスクリーンショットでは、ガンブレイカーのサンクレッドがタンクとして先導し、ウリエンジェが占星術士、ヤ・シュトラは黒魔道士っぽい姿で吉田氏の黒魔道士と一緒に走っている。
連れていく仲間は複数から選択することができる。もちろん従来通りにプレーヤ同士のマッチングで遊ぶこともでき、遊びの幅を広げるためのシステムだ。
強くてニューゲーム
現在のクエスト進行はそのままに、過去のクエストやクロニクルクエストを現在の強さのままもう一度進行できるというシステム。いつでも希望するタイミングで現在のクエストに戻ってくることもできる。
これまでのMMORPGにはなかった概念だが、「FFXIV」はストーリーを非常に重要な要素だと考えているために実現したと吉田氏。「各種冒険録」を使ってストーリーをスキップしたプレーヤーも後からこのシステムを使って冒険を振り返ることが可能になるのでぜひ活用して欲しい」ということだ。
ワールド間テレポ
「新生エオルゼア」が始まってパーティマッチングシステムと、ワールド間パーティ募集システムが実装され、今回ワールド間テレポが実装されることでワールドをまたいだ冒険ができることになる。まだ未発表のシステムもあり、今後もシステムを進化させていく予定だ。
「コレクターズエディション」の詳細を発表
今回もフィギュア付きのコレクターズエディションが発売される。予約の開始は2月6日から。2月8日20時頃から、「『漆黒のヴィランズ」予約開始記念生放送」が放送される。
コレクターズエディションは、天野喜孝氏描き下ろしの特製ボックスにアートブック、暗黒騎士のハイクオリテフィギュア、アートトランプなどが付属する。また、インゲームアイテムとしてマウント「グラニ」、ミニオン「フラン」と、「FFVIII」でスコールが使っていたガンブレード「リボルバ―」が付いてくる。
また、先行予約をすると特典としてミニオン「グレムリン」と、レベルに合わせてステータスが可変するアクセサリ「エーテライトイヤリング」が付いてくる。さらに予約特典には6月28日から一足早くゲームを遊べるアーリーアクセス権も付属する。
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