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「FFXIV」、「第48回FFXIVプロデューサーレターLIVE」レポート
本格オンライン麻雀「ドマ式麻雀」実装発表に騒然、青魔道士のラーニングも実機で詳しく解説
2018年12月23日 00:00
スクウェア・エニックスは12月21日、プレイステーション 4/Windows/Mac用MMORPG「ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター(以下、FFXIV)」の最新情報を発表する「第48回FFXIVプロデューサーレターLIVE(以下、PLL)」を放送し、大型アップデート「パッチ4.5 英雄への鎮魂歌(レクイエム)」のトレーラーを始めとした情報を、プロデューサー兼ディレクターの吉田直樹氏とコミュニティチームの室内俊夫氏が紹介した。
今回のアップデートはパート1とパート2という2回に分けて実装されるということは、前回のPLLレポートですでにお伝えしているが、それ以外にも細かい中間アップデートが予定されている。1月8日にパート1が実装され、その約1か月後に4.55がパート1の第2弾として実装される。パート2は3月下旬に4.56として実装され、その後にはさらにアップデートが予定されている。
発表されたトレーラーにはヴィエラ族らしき足や、ボイス付きのガイウス、カルテノーの戦いを思い起こさせる戦場が映っていた。この戦場は「漆黒のヴィラン」のティザートレーラーに映っていた光景でもあり、大きく動いていくメインストーリーの一端を見ることができた。
4.5コンテンツは複数に分けて実装
パート1では、新たなインスタンスダンジョン「境界戦線 ギムリトダーク」、新たな討伐・討滅戦「青龍征魂戦」、「極青龍征魂戦」、新たなアライアンスレイドダンジョン「楽欲の僧院 オーボンヌ」が実装される。「禁断の地 エウレカ:パゴス編」はこのアップデートで緩和される。
また、ゴールドソーサーに「ドマ式麻雀」と「出撃!エアフォースパイロット」という2つのコンテンツが追加され、クラフター向けの4人目のお得意様として「アドキラー」が登場する。また、白魔道士、モンク、機工士について、ジョブバランスの上方修正が行なわれる。なお、モンクと機工士のバトルメカニクスの変更は5.0を待つことになる。
青魔道士はパッチ4.5の1週間後、1月15日のメンテナンス後に実装される。同時に専用コンテンツ「マスクカーニバル」も解放される。
その後のパッチ4.55ではエウレカ 第4弾の「ヒュダトス編」とライバルウィングズ第2弾となる「ヒドゥンゴージ(機工編)」が追加される。
パッチ4.56では、「四聖獣奇譚」、「ヒルディブランド外伝 紅蓮編」、全ての蛮族クエストをクリアしていると受けることができる「蛮族クエストラストストーリー:紅蓮編」が実装される。4.57では欧州と北米でデータセンター拡張が行なわれる。また、データセンター内のワールドを自由に移動できるようになる「ワールド間テレポ」が実装される。
四聖獣奇譚「青龍討滅戦」を実機で紹介
四聖獣奇譚では最後となる「青龍討滅戦」は、吉田氏がテストサーバーで実際のステージを紹介した。今回のステージは山紫水明に囲まれたオリエンタルな円形のやぐら。周囲には手すりがあるが、PLLでの吉田氏の言動から、やぐら自体が倒れそうな予感もする。
青龍は最初は巨大な蛇の姿をしているが、アラミタマを開放した後は蛇身の青年へと変化する。自身の他に蛇の頭が2つついており、トレーラーには更に多くの蛇を従えるシーンも映っていた。
ゴールドソーサーにドマ式麻雀が登場
ゴールド―サーに「ドマ式麻雀」が実装される。ルールは日本で汎用的に遊ばれている本格的な4人打ちの麻雀。当初はポーカーを予定していたが、国ごとの法律の違いで実装が難しかったため、先に麻雀が実装されることになった。ポーカーは現在調整中だそうだ。
牌のデザインは、「FFXIV」オリジナルデザインと、通常の麻雀牌のどちらかを選ぶことができる。ルールが分からない人のためのガイド機能も付いており、東方の雀士というNPCに話しかけると、麻雀のルールを教えてくれる。分からない単語の検索機能も付いている。PLLでは吉田氏が4人で卓を囲むオンライン対戦を実機で紹介した。
対戦では、プレーヤー4人でのマッチング対戦と、NPCとプレーヤー1人で遊ぶNPC対戦が楽しめる。マッチング対戦は、コンテンツファインダーからソロで申請する。あらかじめパーティを組んで遊ぶ固定パーティの4人対戦は、パーティを組んだうえでコンテンツファインダーから申請することで遊ぶことができる。
ソロでのマッチング対戦にはレートや段位があり勝敗によって上下する。レートは1,500からスタートし、貯めていくことで開放できるアチーブメントがある。段位は「初段」以上になると「有段卓」に申請できるようになる。
NPC対戦は、ゴールドソーサー内の魔導「ドマ式麻雀卓」にアクセスすることでNPC3人と自分で遊ぶことができる。卓は「初級」、「中級」、「上級」の3つ。NPCの強さごとに何勝したのかが強さごとに勝利が記録される。NPCとの麻雀はコンテンツのマッチングを待っている間にも遊ぶことができる。シャキ待ちの時間を使って気軽に遊んで欲しいということだ。
また、「ドマ式麻雀」の実装を記念して、12月23日14時より「FFXIV年末麻雀大会」が放送される。吉田氏や開発メンバー、齊藤陽介氏らが卓を囲み、プロの解説付きで気楽な麻雀放送を配信するというもの。麻雀初心者用のルール解説もあるため、「ドマ麻雀」で遊びたいけどルールを知らないという人はこの番組を見ているといいかもしれない。
さらに、ドマ式デザインの麻雀牌「ドマ式麻雀牌一式プレゼント」も開催される。ニコニコゲーム公式ツイッター(@nicogame_PR)をフォローして、「FFXIV年末麻雀大会」の告知をツイートした人の中から1名、配信中の番組でコメントした人の中から1名に当たる。
新G.A.T.E.「出撃!エアフォースパイロット」
ゴールドソーサーにソロで遊べるミニゲームとして、新G.A.T.E.「出撃!エアフォースパイロット」が実装される。ギア・サボテンダーからG.A.T.E.を受けると、コクピット風の画面に切り替わる。マウスやコントローラーで照準を操作して、ゴールドソーサーの中を移動しながら、出現する的を撃っていく。中にはボムマークの的が混じっており、うっかり撃ってしまうと-20点のペナルティが付いてしまう。
今回のアップデートでは、報酬もかなり増える予定で、何度かのアップデートのたびに増えていくそうだ。「GMPはあればあるほどいいので、毎週もらえるボーナスはもらっておいた方がいいです」と吉田氏。新たな最高額景品も登場するらしい。
ハウジング関連アップデート
ハウジングの家具に、家具コンテストの入賞作品や、ファットキャットのソファなど新アイテムが実装される。ツクヨミのステージをイメージした水槽のレイアウトは、開発が「会心の出来」と太鼓判を押すおすすめアイテムだ。全自動麻雀卓を家具としていれる準備もできているそうだ。
また、アクセス家具の表示判定とアクセスする判定を分けて処理するように変えたので、一番遠くのものは描画の優先順位があるので消えることがあるが、消えなくなる。近づくと矢印が出て、操作できるようになる。
青魔道士のラーニングを実機プレイで紹介!
PLLの後半は、たっぷりと時間を取って、青魔道士を紹介した。青魔道士は「FFXIV」初のリミテッドジョブとして実装される。歴代の「FF」シリーズに出てきた青魔道士同様、モンスターからのラーニングで技を覚えていく。
青魔道士になる条件は、いずれかのジョブをレベル50にしておくことなので、「スターターパック」のみで遊んでいる人でもプレイすることができる。序盤のジョブクエストで「水鉄砲」という技を覚えることができ、以降はすべてモンスターから習得することになる。それ以降のジョブクエストは、特定の青魔法をラーニングすることがクリア条件となる。
青魔道士になるともらえる「青魔道書」には、今回実装されている魔法をどこで覚えることができるか、地名だけがヒントとして書かれているので、それを頼りにそのエリアにいるモンスターと戦うことになる。
青魔道士はレベルと強さが必ずしも一致しないため、コンテンツファインダーを使ったマッチングを利用できない。その代わりに、フィールドモンスターからの獲得経験値が高めに設定されており、基本的にはフィールドでモンスターを狩ってレベルを上げていくジョブだ。ただしコンテンツ内でラーニングする青魔法もあり、その場合はあらかじめパーティを組んで入ることになる。
今回実装される青魔法は49種類。そのうち24個をアクティブアクションに登録する。アクティブアクションには今回5セットまで記録しておくことができ、登録した技はホットバーにセットすることで使うことができるようになる。中には防御力とヘイト上昇値を上げる「マイティガード」などがあり、タンク役をこなしたり、範囲ヒールができる青魔法でヒーラーとして立ち回ることもできる。また、キャスターのロールアクションはすべて使うことができる。
PLLでは2つのラーニング例を紹介した。1つは、グリダニア中央森林にいるストローパーから覚えることができる「臭い息」、もう1つはコスタ・デル・ソルのアプカルから覚える「フライングサーディン」。
事前にラーニングの確率はかなりシビアになるのではという憶測が流れていたが、フィールドのモンスターからのラーニングはそれほどでもないらしい。今回実機プレイでラーニングした「臭い息」はラーニング確率30%、「フライングサーディン」は20%で、PLLではどちらも1回の戦闘で覚えていた。ただし、蛮神などから覚えるにはそれなりに大変そうだ。パーティに青魔道士が複数いる場合、誰かがラーニングすると、そのパーティにいる青魔道士全員がラーニングできる。ただしそのためのフラグはモンスター側にあるため、青魔道が1人のパーティも8人全員が青魔道士のパーティでも、ラーニングの確率は同じとなる。
武器は「青魔器」というジョブ専用の武器。だがあくまでも強さはラーニングした技次第なので、武器には基本ステータスであるINTは乗らない。防具はキャスター共通のものを装備できるので、防具とアクセサリーのみで強さが判定されることになる。武器ぶんを考慮にいれないぶん、INTが1上昇することに対する威力の上昇が大きめに敬さんされているそうだ。
しかし強力な青魔法を使うと、MPが枯渇してしまうので、そこは通常のジョブと同様ローテーションを考えながら使って欲しいということだ。特定の青魔法でデバフを入れたあと特定の青魔法で大ダメージを与えることもできるというコンボ攻撃もあるそうだ。
「マスクカーニバル」はレベル50から参加できる青魔道士専用のエンドコンテンツ的な遊び。参加するには、ウルダハの採掘師ギルドのそばにいるブルースカイと言うNPCに話しかける。
1つのステージは1から3のフェーズに分かれており、それぞれのフェーズで出てくるモンスターは、弱点や属性などを事前に確認することができる。事前に覚えている青魔法から最善のものを選んでセットを作り、連続するフェーズすべてのクリアを目指す。
グループポーズの新機能
グループポーズに、マニュアルフォーカスと、水濡れ表現のオンオフが追加される。また、グループポーズ画面内でエモートを切り替えられるようになる。
また、ユーザーインターフェースを半透明にする機能が、新たなHUDのカスタマイズ要素として実装される。
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