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アマチュア「LoL」日本一が決定!「Logicool G CUP 2018 SEMI FINAL/FINAL」開催

DFM Ceros選手が解説を担当

12月22日 開催

会場:KFMホール"イオ"

 ロジクールは12月22日、KFMホール"イオ"で開催中の「RIZeST Gamer’s Base 2018」において、「League of Legends (以下、LoL)」における日本一のアマチュアチームを決める国内最大規模の大会「Logicool G CUP 2018 SEMI FINAL/ FINAL」を開催した。

 「Logicool G CUP」はロジクールが主催するアマチュア限定のeスポーツ大会で、出場経験者から多数のプロを排出してきた歴史と実績のある一大大会だ。アマチュアとはいえそのレベルはプロ顔負けで、今年は27チームがトーナメント形式で優勝の座を争った。

 イベントのゲストとしてケイン・コスギさん、実況には国内プロリーグでもお馴染みのeyesさんに加え、解説として昨年の日本王者DetonatioN FocusMe所属のMidレーナー、Ceros選手が参加。プロならではの視点で解説を行なった。

MCを務めた岸大河さん(右)と ゲストのケイン・コスギさん(左)。ケインさんはなんと「Logicool G Cup」がきっかけで「LoL」を始めたのだという
実況はLJLでお馴染みのeyes氏(左)、解説はDFMのCeros選手(右)が担当
「Logicool G CUP 2018」では国内初となる「ロケットリーグ」の大会も開催。こちらも大いに盛り上がっていた

プロも唸らすチームの連携

 決勝を争ったのはチーム「山(以下、YMA)」とチーム「Quintet Tonix New Generation(以下、QTX)」。YMAは昨年の優勝チームであり、現役の高校生でありながらチャレンジャーの実力を持つADCの赤バフ選手を擁するチーム。大会初の2連覇をかけて戦った。一方のQTXは元プロのlvlv3選手(BlackEyeに所属していたMueki選手)が参加している強豪チームだ。

YMAの選手陣。左からyasai7428選手、TOXIC JUNGLE選手、機動戦士ガベダム選手、吉×岡選手、赤バフ選手
QTXの選手陣。左からYorushika選手、ImberLoad選手、lvlv3選手、ai0c0選手、Pierre Marcolini選手(配信上ではlvlv3選手の画像がai0c0選手のものだった)
Ceros選手が選んだ注目の選手はソロキューで何度か当たってうまかったというTOXIC JUNGLE選手(左)と元プロのlvlv3選手(右、lvlv3選手の画像はこちらが正しい)

 本大会で使用されたパッチは8.24b。現在はプレシーズン中という事もあり、ゲームシステムに大幅な変更があったパッチでの試合となった。Ceros選手によると本パッチはプレシーズン突入後のパッチの中では比較的落ち着いた環境となっており、競技をするのには良い環境であるとのこと。また、Ceros選手は新要素となる「タワープレート」にも言及。タワープレートは文字通りタワーを守るプレートで、一定時間がたつと消滅するが、それまでに破壊することができれば追加でゴールドを手に入れることができ、チームを大幅に有利にしてくれる。ここでできた差は埋めづらいため、序中盤からチームで連携して試合を動かしていくことが勝利に直結するとした。

 1試合目は早速新要素が勝敗を分けた。YMAは序盤からTop、Botレーンが押していきタワープレートをどんどん破壊してゴールドの差をつけていく。さらにYMAのTop、機動戦士カベダム選手(有名ストリーマーのかべお選手。以下、かべお選手)がピックした「シンジド」が縦横無尽にマップを駆け回り、チームの有利を拡げ、マップコントロールを取っていく。そうしてできた視界の差を利用し、バロン前でQTXをキャッチ。人数差をつけてバロンを獲得した。

 しかし、QTXも負けてはおらず、バロンバフを利用してタワーを折ろうとするYMAの甘い動きを見逃さずに集団戦を仕掛けて勝利。試合は次のバロンが登場するまで長引くと思われた。

 試合を決めたのはプレシーズンでの変更の1つである「テレポートのキャンセル不可」。Topレーンで奇襲を受けたYorushika選手を助けるために、ai0c0選手のエズリアルがテレポートを使用する。しかし、テレポートで到着する前にYorushika選手がキルを取られてしまい、ai0c0選手も孤立してキルされてしまう。この人数差が決定的となり、そのままYMAがネクサスまで破壊。試合を決めて優勝へ大手をかけた。

シンジドは走りながら毒を撒いてダメージを出す特殊なチャンピオン。タワーとタワーの間に入り込んでミニオンを処理する「プロキシ」とうテクニックはシンジドの代名詞
プレシーズンでの大きな変更点である「テレポートのキャンセル不可」。これで試合が決まることになるとは思いもよらなかった

 2試合目はYMAのTOXIC JUNGLE選手が「パンテオン」をピック。メタではないが得意チャンピオンという事で注目された。一方のQTXは ai0c0選手 が「ケイトリン」をピック。レーンが強く、タワープレートを壊すことも得意なチャンピオンであるケイトリンがいるBotから試合をつくれるかがカギとなった。

ケイトリンは射程の長さを生かしレーンで有利を作っていくチャンピオンだ
一方のパンテオンは空中に飛び立ち敵のもとへと強襲をかけるアルティメットスキル「偉大なる空路」が強力

 試合は開始早々全レーンで戦闘が起きる激しい展開に。キルこそ生まれなかったが多くのチャンピオンがサモナースペルを使用した。試合を動かしたのはパンテオン。有利を築いていたMidにタワーダイブを仕掛けてlvlv3選手のルブランをキルし、続けてそのカバーに寄っていたImberLoad選手のリー・シンに対しかべお選手のシンジドも寄っておりキルを獲得。一気にYMAが有利を拡げた。

 その後、YMAはBotもレーン戦で勝利し、ソロキルを取られていたTopもガンクで助けることで全レーン有利を作り出す。そのまま流れるようにリフトヘラルドを獲得すると、そもままヘラルドを召喚してMidレーンを押し込み続け、ネクサスまで一気に破壊しYMAが勝利。見事に2連覇を果たした。

 YMAに対してCeros選手は「LJL(国内プロリーグ)にいてもおかしくないレベルで連携が取れていた」と評していた。また、ケインさんはYMAのADC、赤バフ選手のドレイブンが集団戦でとんでもない火力を出すのを見て「ドレイブンがとても強かったので練習したくなった」と感想を述べた。

優勝チームであるYMAにはLogicool G製品100万円分、準優勝チームであるQTXにはLogicool G製品50万円分がそれぞれ贈られた。

 アマチュア大会とは思えないほどに高いレベルの試合が見られた本イベント。特にYMAの連携はCeros選手の言う通りプロ顔負けで圧巻だった。今年からLJLは2部リーグを廃止したという経緯もあり、今後はプロへと繋がるアマチュアシーンの注目度が上昇すると思われる。そういう意味でも「LoL」におけるアマチュア最大級の大会「Logicool G CUP」には今後も"プロへの登竜門"としての役割を継続して担ってほしいし、今大会のハイレベルな内容は国内「LoL」シーンの今後に期待を持たせてくれるものだったように思う。今後はより一層、プロシーンだけではなく、アマチュアシーンにも注目していきたいところだ。