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懐かしのプレイ感覚はそのままに、痒い所に手が届く!「ストリートファイター30th アニバーサリーコレクション インターナショナル」試遊レポート
2018年9月20日 19:21
カプコンは9月20日、東京ゲームショウ2018の同社ブースにおいて、プレイステーション4/Xbox One/Nintendow Switch/PC用格闘「ストリートファイター30th アニバーサリーコレクションインターナショナル」のプレイアブル出展を行なった。
本作は「ストリートファイター」シリーズの「初代」から「3rd」までの12作品を収録したタイトル。ブースには10月25日にリリース予定の本作を一足はやくプレイしようと、多くの格闘ゲームファンが押しかけており、古くから格闘ゲームに親しんでいた「ゲーセン世代」が楽しそうに試遊する姿が目立っていた。
実際、かつてはゲームセンターに通っていた格ゲーファンである筆者も、本作のプレイを楽しみにしていた。プレイ感覚はかつてのままなのかなど、気になるところもある。さっそくプレイレポートをお送りしよう。
往年の操作感を忠実に再現
まずは“初代”にあたる「ストリートファイター」を選択し、1人用のアーケードモードをプレイ。筆者は本作をプレイするのは初めてはあったが、シリーズのプレイ経験があるため、必殺技は簡単に出せるだろうと思っていた。ところが、他作品でも慣れ親しんだコマンドを入力するも、「昇竜拳」どころか「波動拳」すらでない。……そういえば、初代「ストリートファイター」はコマンド入力がやたら難しかったうえに、筐体に必殺技のコマンドすら書かれていなかったと聞く。
試しに今でも時折プレイしている「ストリートファイターIII 3rd STRIKE」をプレイしてみると、こちらは超必殺技からコンボまで、スムーズに出すことができた。さすがは完全移植、初代「ストリートファイター」のコマンドのシビアさもそのままだということだろう。
となると、次に気になるのはオンライン対戦でのラグ。コマンドやコンボがシビアになればなるほど、ラグは致命的になりやすい。旧作の基本3段や「ストリートファイターZero3」のオリジナルコンボなどが、実際のオンライン対戦で綺麗に決まるかどうかが気になるところだ。
トレ―ニングモードやヒストリーも充実
さて、本作は様々な点でファンには嬉しい作品だ。まず、オンライン対戦が可能な「ストリートファイターIIターボ」、「スーパーストリートファイターIIターボ」、「ストリートファイターALPHA3」、「ストリートファイターIII 3rdSTRIKE」の4タイトルにトレーニングモードが実装されている。トレモで勘を取り戻し、世界中の「俺より強い奴」を探してオンライン対戦へ乗り出せる。
なお、本作でオンライン対戦ができるタイトルはすべて海外版とのことだ。英語表記となる他、既存の海外版と同じく、ベガ・バイソン・バルログの名前が入れ替わっている。
また、画面モードを切り替えることで、アーケードの画質でプレイができたり、過去作の情報を読むことができる機能も存在。こちらは昔なじみのファンはもちろん、例えば「ストリートファイターV」からシリーズのファンになったプレーヤーでも楽しめるコンテンツになっている。
家庭用なら必須のボタンの配置変更もしっかりできるので、どんなアーケードコントローラーを使用していても安心だ。パッドでプレイしているプレーヤーも、自分のプレイしやすいボタン配置に設定できるのは嬉しいポイントといえる。
リリースが迫った本作だが、総評として操作感は当時のまま。それに加えて誰でも楽しめる資料的なコンテンツやトレ―ニングモードなども存在するということで、ファンなら購入すべきタイトルといえる。
収録されている作品群は今なお色あせない名作ばかりなので、「ストリートファイター」シリーズ旧作を触ったことのないプレーヤーにも是非プレイしてほしい。とにかく、筆者はリリースが待ち遠しくて堪らない。
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