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モノビットエンジン株式会社設立、通信エンジン事業を事業分割

よりフレキシブルな運用を目指す

7月31日設立

 モノビットは7月31日、国産リアルタイム通信エンジン「モノビットエンジン」の開発・販売を行なうモノビットエンジンの設立を発表した。

モノビットエンジンは様々なサービスで使用されている

 「モノビットエンジン」はリアルタイム通信エンジンとして様々な用途で使われるミドルウェアの総称として使われ、VR空間内で複数人による物理同期やボイスチャットを手軽に実装できる「VR Voice Chat」、クライアントプログラムだけでマルチプレイゲームを簡単に実装できる「Monobit Unity Networking」など様々な機能を持つプログラムを開発者向けにリリースしてきた。セガの「共闘ことばRPG コトダマン」でも、モノビットエンジン製品が使用されている。

 モノビットエンジンはPC向けオンラインゲーム、VRエンターテイメント、スマホ向けゲームなどにおいて、複数の人とオンライン空間でコミュニケーションをとるコンテンツ市場がさらに拡大することを見越し、様々な企業のニーズに柔軟に対応するために設立される。

 代表取締役社長には、モノビットで2013年のミドルウェア事業立ち上げから事業拡大・製品開発を行なっている安田京人氏が就任。取締役として、「Monobit Revolution Server」の設計者である中嶋謙互氏が就任する。2人の実績やノウハウを活かし、ゲームから VRライブなどの複数人対応コンテンツのコンサルティングから設計、開発、運用までを請負うミドルウェア開発事業を行なっていくという。

 また、モノビットエンジンは、8月22日より開催される「CEDEC2018」でも、「800万ダウンロードを達成した共闘ことば RPG 『コトダマン』でのモノビットエンジン採用実例と最新情報」という講演を行なう安田氏が、セガゲームスの日合亨氏と共に登壇し、大規模な接続環境でのマルチプレイのリアルタイム通信を実現するにあたり、開発から運用にあたっての役立つ情報を事例ベースで語っていくという。