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【東京おもちゃショー2018】おもちゃショーで発見した最新アナログゲームを大紹介

ボードゲームやカードゲームなどが各社から多数出展。実演で楽しめるブースも

 国内外の最新おもちゃが展示される「東京おもちゃショー2018」では、ボードゲームやカードゲームなども数多く展示されている。ここ最近はこれらのアナログゲームがコミュニケーションツールとして優れていることが広く認知され、各メーカーもその時流に乗って、斬新なゲームを数多く出展していた。ここでは会場で目に付いた、面白そうなアナログゲームを紹介していく。

 筆者が個人的に面白いと思ったのは、エンスカイの「大富豪大貧民」だ。トランプゲームの「大富豪」と「大貧民」専用のカードゲームで、トランプにトレーディングカードのような美しいキャラクターイラストと、そのキャラクターが持つアビリティが書かれている。

 ルールは大富豪・大貧民と同じだが、出したカードが持っているアビリティに沿ってゲームを進めるという展開となる。アビリティには、全国の大富豪・大貧民のローカルルールが採用されていて、数字の8を出したときに場を流す「8切り」などの有名なものから、任意の数字のカードを全員に捨てさせる「Qボンバー」や、自分の手番以外のときにも出せる「エース」といった、あまり知られていないものもあり、誰もが知っているルールをより新しい感覚でプレイできるのである。

 アナログゲームは実際にプレイをしないとその面白さが伝わらないものも多い。これらの実演コーナーを設けているメーカーは販促効果が高まるのはもちろん、来場者が楽しんでいることでブース自体の雰囲気が良くなっているようにも感じられた。

おもちゃショー2018出展のアナログゲーム

「大富豪大貧民」(エンスカイ)。美しいイラストはトレカのような味わいで、強いカードはホロ仕様となっている。1セットで6人まで参加できる。7月下旬発売予定
「語彙の王様」(エンスカイ)。場に出したのカードに書かれた条件に沿って言葉を言い合うカードゲーム。プレーヤーの“語彙力”が勝利のカギとなる
「人狼ドッチ」(幻冬舎)。「人狼」のルールを簡易化したカードゲームで、1人2枚ずつ配られるカードから、人狼と市民のどちらかを選び、各々のカードをヒントに人狼を探し出す。最小3人で司会者いらず、短時間でプレイできる手軽さがウリ
「ラビリンス・ジャパン」(カワダ)。ダンジョンをモチーフとしたボードゲーム「ラビリンス」を日本の道路と観光地にアレンジ。タイル状の道路を上手く入れ替えて目的地にたどり着いて帰還すれば勝利に
「ラベンスバーガー 世界一周ゲーム」(カワダ)。ドイツのラベンスバーガーの最古のボードゲームを日本語ローカライズして発売。ダイスを振って世界各地を巡り、目的地のカードを取っていく。空路の移動はチケットが必要だ
「YOUに密着!撮れ高バトルゲーム」(カワダ)。テレビ東京系で放映中の人気番組をモチーフとしたボードゲームで、各地の空港から“YOU”を密着取材して“撮れ高ポイント”を稼いでいく
「世界ぶっ飛び冒険旅行!! 日本人大発見!?ゲーム」(カワダ)。こちらは朝日放送テレビ系列の番組がモチーフで、各々が手にした「旅のしおり」をもとに、世界各地にいる日本人に会いに行くというボードゲーム
「ドキドキ建設」(ビバリー)。中央に立てたカードの形に合わせて素早く建材を積み上げ、完成したら手元のスイッチを叩くと、相手の建材が吹っ飛ぶという、痛快なアクションゲーム
「難読歌留多」(ビバリー)。難解な文字や熟語が書かれた取り札と、その読み方が書かれた読み札のセット。初見プレイはかなり難易度が高そうだ。「熟語編」(左)と「漢字編」(右)の2種が発売
「大富豪ゲーム」(ハナヤマ)。同社が1975年に発売した「投資ゲーム~大富豪A MAN OF WEALTH」の最新版で、物件や株の売買などで資金を増やしていくボードゲーム。一瞬で数万ドルが増減する展開はスリル満点
「語彙力アップ 漢字リバーシ」(左、ハナヤマ)と「同 漢字しょうぎ」(右)。リバーシや将棋のルールを元に、漢字のコマで二文字の熟語を作って取っていく。積んだらゲーム終了で、多く熟語を作れたほうが勝利に
「進撃の巨人 ボードゲーム」(ホビージャパン)。1人が巨人に、他のプレーヤーが調査兵団となって戦うボードゲーム。巨人を倒せば調査兵団側の勝ち、調査兵団の誰かを倒すか、市民全員を補食すれば巨人の勝ちとなる
「ノアの箱舟:船を揺らさないで!」(ホビージャパン)。ノアの箱舟をモチーフとしたアクションゲームで、カードを引いて出た動物を箱舟にバランスを崩さないように乗せていく。動物達が箱舟から落ちたら負けだ
「ロリット」(イメージミッション木鏡社)。最大4人で一緒に遊べる球体リバーシで、自分の色でボールを挟んで増やしていく。リバーシとことなり、挟めない場合でも他のボールに隣接していればボールを置くことが可能
「カードバランスゲーム リベリウム」(フリージアエンタープライズ)。三脚の上にプラスチックカードを差し込んでいくゲーム。差し込むときは必ずカードの穴に差し込む必要がある。もちろん崩れたら負けに
「きかんしゃトーマス どきどきタワーゲーム」(アイアップ)。同社の「OH!寿司ゲーム」の「きかんしゃトーマス」バージョン。「ジェンガ」のようなタワー崩しゲーム他、1セットで10種類のゲームがプレイできる
「STAR WARS将棋」(アイアップ)。クリアアクリル製の駒に「スター・ウォーズ」のキャラクターやビークルが描かれた将棋。盤面もアクリルで、星空に共和国と帝国のロゴがあしらわれ、インテリアとしても楽しめる