【特別企画】
【ジブリパーク】「もののけの里」内覧会フォトレポート
乙事主が見守る里山体験エリアに。11月1日オープン
2023年10月25日 14:19
- 【「ジブリパーク」:もののけの里】
- 11月1日 開園予定
11月1日にオープンが予定されている「ジブリパーク」の新エリア「もののけの里」。10月25日にメディア向け内覧会が開催され、本稿ではそのフォトレポートをお届けする。
「もののけの里」は、映画「もののけ姫」に登場するエミシの村とタタラ場をもとに、和風の里山的風景をイメージしたエリア。カラフルなタイルなどで彩られた「乙事主」の滑り台、「タタリ神」のオブジェがエリア内に設置されているなど、新たな「ジブリパーク」の目玉エリアとなっている。
「もののけの里」に入場するには、11月1日から2024年2月12日までは「もののけの里」+「ジブリの大倉庫」セット券が必要。価格は平日で大人が2,500円、子どもが1,250円。土日休日で大人が3,000円、子どもが1,500円。
「和風の里山的風景をイメージしたエリア」と公式に説明されている通り、エリアは緑に囲まれて実にのどかな景色が広がっている。エリア内には体験学習施設の「タタラ場」やグッズショップ「もののけの里 休憩処」などもあるが、上記の乙事主なども含めて開けた場所に点在しているような形だ。
というのも、もともと「もののけの里」のあるエリアは、訪問者が米や野菜づくりなどの里山体験ができる活動場所「あいちサトラボ」の一角。炭焼きや陶芸を体験できるエリアとして整備を進めていたところに「ジブリパーク」の話が持ち上がり、ジブリパーク側が元の計画に寄り添う形で「もののけの里」としてプロデュースしたのだという。
そのため「もののけの里」と「あいちサトラボ」は隣り合うように位置していて、田畑や果樹園が広がる「あいちサトラボ」の眺めも含めて「和風の里山的風景」として楽しむことができる。「もののけの里」は独立したエリアとなるが、環境整備などは今後も協力して行なっていくそうだ。
「もののけの里」では、「あいちサトラボ」の当初の計画の内容を反映する形で、体験学習施設として「タタラ場」が作られており、炭焼小屋もある。ここでは、五平餅を炭火で焼いて食べるという体験が可能だ。体験料金は1人1,200円。
炭火焼き体験が実施されている「タタラ場」に入ると、炭焼きと五平餅の香ばしいかおりを感じる。受付でくるみみそ、しょうゆ、ナポリタンと3種類あるタレの味から1種類を選び、七輪の炭火で実際に五平餅を焼いていく。
焼き方はスタッフが付き添って説明してくれるので、初めてでも程よい焼き加減に仕上げられる。炭火の熱を間近に感じながら、段々と五平餅が香ばしく焼き上がっていく過程が楽しい。余ったタレは瓶ごと持ち帰ることができ、ちょっとしたお土産としても嬉しい体験だ。
もうひとつの施設「もののけの里 休憩処」はグッズショップとなっており、「もののけの里」オリジナルグッズに加え、ラムネやレモナードなどが販売されている。
乙事主やタタリ神のぬいぐるみなど、今回紹介できるグッズは別途記事にしたとおりだが、並んでいた商品のなかにはサンの被り物などもあり、こちらにも注目したい。被り物といえば、ジブリパークではアシタカの頭巾をモチーフにしたフードタオルがすでに販売されている。両方揃えれば、「もののけ姫」ごっこがかなり捗るかと思う。
ちなみに「もののけの里」近くには、8月にオープンした映画「猫の恩返し」をモチーフとした遊具「猫の城遊具」エリアがある。猫王の城をモチーフとした城や迷路、ターザンロープなどが楽しめる場所で、平日は誰でも無料で入場できる。子供向け施設ということで、土日休日や混雑時は小学生以上は有料、中学生以上のみでの入場不可になるなどの制限はあるものの、「もののけの里」と合わせて楽しみたい場所だ。
また「あいちサトラボ」についても、随時独自のイベントを開催していくという。直近では11月11日に「あいちサトラボ収穫祭」を予定。収穫した米の餅つきや、野菜を使った芋煮を楽しめるほか、各協力団体によるおもちゃ体験や焼き芋などが行なわれるとのこと。先着100名で、料金はセット券が500円など。問い合わせは愛・地球博記念公園管理事務所(0561-64-1130)まで。
(c) Studio Ghibli