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2024年辰年の初ジブリ! 映画「千と千尋の神隠し」が金曜ロードショーにて2024年1月5日放送決定

【映画「千と千尋の神隠し」】

2024年1月5日21時~23時34分 放送予定

 日本テレビは、「金曜ロードショー」にて映画「千と千尋の神隠し」を2024年1月5日21時より放送する。放送時間は23時34分まで。

 「千と千尋の神隠し」は、2001年の夏に公開された宮崎駿監督のアニメーション作品。公開後は1年以上のロングランとなり、最終的に興行収入316.8億円という驚異的なヒットを記録して国民的アニメーション映画と称された。

 トンネルの向こうの不思議な町へ迷い込んだ10歳の少女「千尋」。右も左もわからない知らない町での不思議な体験や個性的な登場人物との交流を通して千尋の成長が描かれていく。今回は、本編ノーカット放送で金曜ロードショーに登場する。

金曜ロードショー「千と千尋の神隠し」(2001)

放送日時:2024年1月5日21時~23時34分 放送予定 ※40分拡大 ※ノーカット

「千と千尋の神隠し」今年は「日本的な構造物」にご注目!

 千尋が迷い込む不思議な街には、赤ちょうちんが並ぶ歓楽街だったり、温泉や風呂屋、神社など、どこか見慣れたような日本的ないろいろなモチーフが登場する。だが、「ここが舞台です。」とハッキリ言えるところは無いという。そんな中でも、大いに参考にしたという場所が「江戸東京たてもの園」。小金井市にあるこの博物館は、江戸東京博物館の分館で明治や大正時代の民家や商店などを集めて移築・復元している野外博物館となっている。そこには、本作のモチーフとなった日本的な構造物が残っている。

【看板建築様式】
関東大震災後に建てられた店屋は、建物の前面に、看板を兼ねた衝立のような外壁をもって造られている。その外壁は、自由な装飾が施されており、洋風なものやアーティスティックなものなど様々。昭和初期の東京下町の街並みのような風景が、本作でも感じることができる
【壁の引き出し】
「江戸東京たてもの園」に保存されているのが、武居三省堂という文具店。明治初期に創業した文具店で、中に入ると内壁一面に無数の小さな木製の引き出しが取り付けられていて、「釜爺」のいるボイラー室が思い出される。当時はこの引き出しに様々な種類の筆を分類して入れていたという
【風呂場の絵】
同園には「子宝湯」という銭湯もあり、富士山が大きく描かれたペンキ絵や、大型タイルで美しく豪華な上絵を描くタイル画が目を楽しませてくれる。浴室に絵を描くのは日本の銭湯によく見られたことだが、本作の油屋の風呂場の壁にも豪華絢爛な絵が描かれている

「千と千尋の神隠し」概要

原作・脚本・監督:宮﨑駿
音楽:久石譲

【声の出演】
柊瑠美
入野自由
夏木マリ
内藤剛志
沢口靖子
神木隆之介
菅原文太

(敬称略)

【あらすじ】

 トンネルのむこうは、不思議の町でした――

 ありえない場所があった。ありえないことが起こった。10歳の少女千尋が迷い込んだのは人間が入ってはいけない世界。驚きと不思議の町で千尋が知るのは大きな無力感と……小さな希望。

 「ここで働かせてくださいっ。」眠っていた千尋の“生きる力”がしだいに呼び醒まされてゆく。

「金曜ロードショーとジブリ展」は富山へ!

日程:10月7日~2024年1月28日
会場:富山県美術館

 1985年に始まった金曜ロードショー。翌86年には「風の谷のナウシカ」を初放送され、これまで200回以上スタジオジブリ作品が放映されている。そんな金曜ロードショーの歩みを辿りながら、スタジオジブリ作品の魅力を紹介する展覧会が、開催されている。先日東京展の会期を終え、今期は富山で開催中。また、京都、広島、秋田、三重、長崎での開催も控えている。

 「金曜ロードショーとジブリ展」では、放送された時代ごとの記憶と記録を通じてジブリ作品の魅力に迫るほか、昭和から令和へ、時代ごとの世相を掘り起こすことで、作品の時代性と普遍性に注目している。また、「風の谷のナウシカ」に登場する“腐海”に飛び込んだかのような空間、さらには宮﨑駿監督の新作「君たちはどう生きるか」のゾーンも登場し、ジブリ作品の世界観を楽しめる。

※チケットは日時指定予約制です。

【「金曜ロードショーとジブリ展」開催概要(富山展)】
主催:富山県、金曜ロードショーとジブリ展富山展実行委員会(富山県美術館、北日本放送、北日本新聞社)
※チケットは日時指定予約制