【特別企画】
Cygamesの誇る美しき神アートが大集結! 「Cygames展 Artworks」レポート
9月2日より開催。最新作「Project GAMM」のアートも展示
2023年9月2日 19:10
- 【Cygames展 Artworks】
- 9月2日~10月3日 開催
- 会場:上野の森美術館
- 価格:
- 大人 2,000円
- 大学生・専門学生 1,500円
- 中学生・高校生 800円
Cygamesは9月2日より、これまで自社で生み出してきた数多のゲーム作品のイラスト・設定資料・イベント造形物等を展示する「Cygames展 Artworks」を「上野の森美術館」で開催する。
本イベントでは、Cygamesの原点である「神撃のバハムート」から「ウマ娘 プリティーダービー」等の近年のヒット作品まで全ての作品から網羅された5,500点をも超える展示物が用意されている。特にビジュアル表現に高い評価のあるCygamesの歴史を振り返りながら、各タイトルの軌跡を巡れるようなイベントとなっている。
さらには様々な人気キャラクター達が展示物を紹介してくれる公式ガイドアプリが用意されていたり、ARカメラ機能を用いたド迫力の映像を楽しめる展示物が存在するなど、ただのイラストを公開するだけとは言わせないほど見せ方に力が入っているのもポイントだ。今回はそんな「Cygames展 Artworks」の全貌を一足早く拝見する事ができたので、その魅力について紹介していこう。
知ってても、知らなくても見応え抜群の展示の数々
まず本イベントで圧巻なのが、全ての作品から網羅された数々の美麗アートを一気に拝見できる点だろう。作品毎に展示ブースが分かれており、「神撃のバハムート」や「Shadowverse」なら神々しくカッコいいイラストの数々が、「ウマ娘 プリティーダービー」や「アイドルマスター シンデレラガールズ」などであれば可愛らしく美しいキャラクター達のイラストが展示されているなど、作品の系統によってイラストのタッチや雰囲気が全く異なる。展示の印象がどんどん変わっていくため、非常に見ごたえのある内容となっている。
実際にプレイしている作品から自分の好きなキャラクターを見つけて楽しむ事もできるし、未プレイ作品のアートでもすべからくイラストの完成度が高いので、むしろ興味をそそられる事が多いだろう。実際、筆者も可愛らしい路線の作品はそこまで詳しくなかったのだが、展示されてるイラストが良すぎて気になったキャラクターについて調べてしまったほどだ。
さらに各ブースのイラストにはそれぞれ作品ディレクターからのコメントが書かれている。展示と合わせて作品の背景を深く知ることができるなど、ファン必見の内容となっているのである。
そして作品毎のブースの魅せ方にもゲームと連動するような”面白味”と”作品らしさ”が現われていた。例を挙げると「プリンセスコネクト!Re:Dive」であれば、各キャラクターの様々な姿のイラストが展示されていて、加えてゲーム内で見れるSDキャラのバトルアニメーションを一緒に見ることができる。
「ウマ娘 プリティーダービー」であれば、各キャラクターのイラストやストーリーアートがメインストーリーモードの内容を追うような形で展示されているなど、ただ作品を並べるのではなく、各タイトルをプレイしている人間が内容を想起できるような工夫がしっかり作られている印象だ。
他にも「Shadowverse」であればリアルカードで遊べる「Shadowverse EVOLVE」のカードが一部展示されていたり、「アイドルマスター シンデレラガールズ」では一部キャラクターの実物ステージ衣装が展示されていたりなど、タイトルの特色がそれぞれ色濃く反映された展示物なども多く用意されている。つまりは、隅から隅まで見所満載なのである。
「Shadowverse」など、演出も光る展示に注目!
続いて、今回特に目玉になると感じた展示物を3つほど紹介したいと思う。1つ目は「グランブルーファンタジー」ブースに展示されている、主人公達を載せて空を駆ける騎空挺「グランサイファー」の模型だ。「グランサイファー」は「グランブルーファンタジー」の世界を代表する乗り物であり、普段のゲーム内では平面のイラストでしか見られないため、思い入れが強いプレーヤーも多いのではないだろうか。この「グランサイファー」がリアルな造形として見られる貴重な展示だ。
続いては同じく造形物ながらも、スケールの大きさが桁違いな「バハムート像」だ。Cygamesといえば「バハムート」と言えるほど象徴的な存在だが、今回はそんな「バハムート」が全長3メートルを超える超ド迫力の立体像としてリアルに再現されている。
当然サイズは人間よりも遥かに大きいため威圧感が凄まじく、生物らしい肉感とリアル生物には無いゴツゴツとした龍鱗が合わさって神秘的なカッコ良さを生み出している。まさにゲームで見て来たような「バハムート」の姿がそこにあった。
「グランブルーファンタジー」を始め「Shadowverse」等にも強力なカードとして実装されている事から、色々な意味でお世話になったプレーヤーも多いだろう。高い知名度と高い完成度から、今回一番の目玉スポットになるだろう。
最後に取り上げたいのが「Shadowverse」ブースに展示されていたデジタルカードの一覧だ。筆者が「Shadowverse」大好き人間という事もあるが、個人的には今回1番のおすすめスポットだと思っている。
こちらは大きなサイネージにこれまでに登場したフォロワーカードがずらっと一覧で展示されているのだが、表示されているカードの1枚をタッチすると、拡大しながら進化SEが鳴り響き、進化演出が流れるようになっている。この演出は全てのカードで見られるので、いちプレーヤーとして感動してしまった。
「Shadowverse」といえば独自のルールである「進化」を用いた熱い攻防がキモとなるタイトルなため、作品の特徴を的確に押さえた展示方法に思わず大歓喜である。この膨大な数のカード全てで進化演出と進化後イラストを楽しめる設計にした努力は凄まじいとしか言いようがない。
ローテーション落ち等で一部のルールでは使用できなくなったかつての相棒や、現行で活躍し続けるカード達を探していると、あっという間に時間が経過してしまう。
過去1度でも「Shadowverse」を遊んだ事のあるプレーヤーなら、かなり興奮できるエリアではないだろうか。
他にも「リトルノア」等の懐かしい名作がまとまって展示されているブースや、来年に発売を予定している最新作「GRANBLUE FANTASY: Relink」のアートが展示されているコーナー、各タイトルの記念イラストが用いられた限定グッズの販売などなど、見所となるスポットは山ほど存在していた。
さらに展示ブースの最後には、今回その存在が明らかになった完全新作タイトル「GARNET ARENA: Mages of Magicary(ガーネット アリーナ:メイジ オブ マジカリー)」(プロジェクト名「Project GAMM」)のコンセプトアートが展示されている。現状まだ詳細が全く掴めないタイトルとなっているが、他タイトルにはないシックで独特な雰囲気をアートから感じ取れたりなど得られる情報も多く、今後の展望が非常に気になるところだ。
全体的に正にCygamesの現時点での集大成として”これまで”と”ここから”の両方を感じ取れるイベントとなっている。1つでも好きなタイトルがあるプレーヤーは、1度足を運んでみてはいかがだろうか。
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