【特別企画】

マクロ機能や背面ボタンが「ゼルダの伝説 ティアキン」に効く! アンサー製Switch用コントローラー3製品で試してみた

ポータブルUMPCのような操作感を実現する「Switch有機EL用2ndステーションコントローラ」

 最後は、Nintendo Switch本体に接続して一体型で利用できる「Switch有機EL用2ndステーションコントローラ」だ。付属品はシンプルなマニュアルのみとなっている。先の2つのコントローラーとは性質が全く異なり、携帯ゲーム機としてのNintendo Switchを機能拡張するイメージの製品と言える。

Switch有機EL用2ndステーションコントローラ
パッケージ
【商品概要】
Switch有機EL用2ndステーションコントローラ
対応:Nintendo Switch(有機ELモデル)
サイズ:約271×134×53mm
重さ:167g(今回の実測値)
容量:バッテリー非搭載
充電時間:-
背面ボタン:なし
連射機能:なし
マクロ機能:なし
ジャイロ・加速度センサー:なし
NFC機能:なし
カラー:ブラック
有線接続方法:USB Type-C端子
参考価格:4,378円

Switchをガッシリ支えてガッチリ持てるコントローラー

 本体は底面部を覆うカバーをベースに、左右にコントローラーを備える。左右コントローラーの背面は手で握るグリップの部分が膨らんでおり、手で持つとかなりガッチリホールドできる作りだ。なお、Nintendo Switch有機ELモデルとは底面部のUSB端子で接続する。

 装着時のフィット感だが、「Switch有機EL用2ndステーションコントローラ」は硬めな樹脂製となっているためかなり良好だ。本体装着時はやや窮屈感もあるが、1度装着してしまうとグッとフィットしてくれるので、最初からこういうデザインの製品だったかと思わせるくらい安定してくれる。なお、装着すると純正のJoy-Con装着時と比べて一回り大きくガッシリとした雰囲気になる。

装着は上部からNintendo Switch本体のみをスライドさせて差し込む。Nintendo Switch本体両端との接触部には傷を防止するためのラバーが貼り付けられている

 装着後に手に持った感触はNintendo Switchというよりは、どちらかというと「AYANEO 2」などのコントローラー一体型のポータブルUMPC(超小型モバイルPC)を持っているような安定感が得られる。全体的にフラットなデザインの純正構成と比べるとグリップの厚みの効果により、ゲーム中は安心して手持ちプレイが堪能できる。

 本体左底面部には少しくぼんだ場所に充電用の端子を備えており、充電しながらのプレイも楽しめるし、充電のために本体を着脱せずに済むのはありがたいポイントだ。

「Switch有機EL用2ndステーションコントローラ」を装着すると、フラットなNintendo Switch有機ELモデル+Joy-Con装着時と比べて、かなり安定した状態となる
筆者借用中のポータブルUMPC「AYANEO 2」と比較しても引けを取らないサイズ感だ
左側面底部にUSB充電端子を備える

基本機能と持ちやすさが「ティアキン」のお供に最適

 本体底面保護用のシリコンカバーとコントローラーがセットになったケースだと考えると、しょっちゅうNintendo Switch有機ELモデルを外に持ち出して使う人にはかなりアリな製品として仕上がっている。本体ダメージを抑える底面部のカバーと、通常ならNintendo Switch両端に装着する必要のあるJoy-Conを装着せずに持ち運んで外でゲームが楽しめるのは、Joy-Con保護の観点から見ても、非常にありがたい。

 加えて、ボタンのストロークやアナログスティックの感触がかなり良好となっている。何より持ちやすいので、“外出先での「ティアキン」”のお供に十分なり得るだろう。

 ただ、おそらく慣れの問題だとは思うが、操作していてコントローラー右部分について、ボタンとスティックのレイアウトがJoy-Conとは上下逆なっているのが少し気になった。もし製品アップデートがあるとしたら、Joy-Conと同じレイアウトのバーションも見てみたいように思う。

 参考価格を見ても、ちょっと高級なNintendo Switch用ケースくらいの価格で販売されているので、持ち出し率の高い人は是非検討してみてはいかがだろうか?

Nintendo Switch 有機ELモデルと組み合わせると実測約487g、Nintendo Switch 有機ELモデル本体のみで320g、「Switch有機EL用2ndステーションコントローラ」のみで167gだった
通常のJoy-Con装着時の重量は419gなのでそれなりにずっしりした感じになる
右側コントローラーについては、右Joy-ConとA/B/X/Yボタンとアナログスティックの位置が逆になっている

リーズナブルな3製品、用途に応じてお好みで!

 以上、アンサーのSwitch用コントローラー3製品を実際に試した様子を紹介してみた。実質的な機能面で言えば、連射機能を備える「Switch用 ワイヤレスコントローラ フォース」やマクロ機能がある「Switch用 ワイヤレスコントローラ マクロマスター」はどちらも魅力的だ。

 一方で、Nintendo Switchを持ち歩く事が多い人なら「Switch有機EL用2ndステーションコントローラ」を装着して持ち出す事で、グリップ感も向上するなど、安定感と安心感が高まること間違いなしだ。

 今回3製品に触れてみて印象に残ったのは、3製品ともかなりしっかりした作りのコントローラーに仕上がっていたことだ。加えて実売価格がかなり安価に抑えられているので、これまで価格を理由に純正の周辺機器を買った事がない人であっても、割と気軽に購入できる価格設定となっている。実際に触れてみるとお値段以上の使い勝手の良さが各所で感じられるので、満足のいく買い物になることと思う。

 3製品の中では、個人的には汎用性の高いマクロ機能を備える「Switch用 ワイヤレスコントローラ マクロマスター」が一押しだ。というか自分が楽をするために、1台買っておこうと思っている。用途に合いそうな物があったら、ぜひ試していただきたい。

俺たちの「ティアキン」はこれからだ!(ウルトラハンド楽しい)