【特別企画】

善逸が炭治郎がでかい! 「鬼滅の刃」ジャック中の「バーチャル渋谷」体験レポート

スマホでもVRでも楽しめる渋谷の街×「鬼滅の刃」を楽しんできた

【伍ノ世界祭】

2月28日~3月6日 開催

参加費:無料

 KDDIは2月28日から3月6日まで、アニメ「鬼滅の刃」とauのコラボレーション企画「こころ、ゆさぶる 伍ノ世界。」において、「バーチャル渋谷」のジャックイベント「伍ノ世界祭」を開催している。参加費は無料。

 「バーチャル渋谷」はメタバースプラットフォーム「cluster」上のワールドの一つ。渋谷区公認の都市連動型メタバースとなっていて、現実世界の渋谷をモチーフとした3D空間上を「cluster」ユーザーが自由に行動できる。これまでもDJイベントなど、様々な催しが行なわれてきたエリアだ。

【鬼滅の刃×au 5G「伍ノ世界祭」告知ムービー】

 また「cluster」は、クラスターが提供するメタバースプラットフォーム。様々なワールドが作られており、企業主催による様々なイベントが開催されているほか、、一般ユーザーがワールドを作成したり、イベントを主催して他のユーザーと交流できるプラットフォームとなっている。

 今回の「伍ノ世界祭」では、「鬼滅の刃」をイメージした演出やゲーム、キャラクターたちと写真撮影ができるフォトスポット、イベント限定アバターなどを展開し、バーチャル渋谷全体で「au 5G × 鬼滅の刃」の世界観を楽しめる。本稿では、実際に体験してきた模様をお伝えする。

バーチャル渋谷が鬼滅の刃一色に! メタバース空間で炭治郎たちに会おう!

 今回のイベントの会場となる「バーチャル渋谷」はメタバースプラットフォームの「cluster」上にある。PC(Windows/Mac)、スマートデバイス(iOS/Android)、PCVR、Meta Quest2などに対応しており、アプリケーションまたはWEBブラウザから「バーチャル渋谷」を選択して入場する。入場する際は炭治郎風の衣装やキツネのお面を装着した特別なアバターを使用可能だ。

 イベント中の「バーチャル渋谷」は、完全に「鬼滅の刃」にジャックされている。普段は名前の通り、現実世界にある渋谷をモチーフにしており、「もし渋谷の街が『鬼滅の刃』一色になったら……?」という雰囲気を楽しめる。

 まずスクランブル交差点で目を引くのが、多くの提灯と巨大な櫓だ。交差点のど真ん中にどーんと立っており、現実に存在する見覚えのある風景だけにインパクトが大きい。さら空中にはキャラクターが描写された多くのキューブがフワフワと浮いており、バーチャルだからこそできる表現というのが印象に残る。

PCの場合はクライアントをインストールし、ブラウザから「バーチャル渋谷」を選択し、起動すればイベントに参加できる

 またこのイベントではキャラクターと記念撮影ができるフォトスポットが多数ある。設置されたキャラクターのパネルなどとツーショットを撮ったり、ほかの参加者とあわせて集合写真を撮るのもいいだろう。

バーチャルな渋谷が「鬼滅の刃」一色に! 一人称視点でプレイするとより没入感があって楽しめる

「名言花道」では名言とともに音声も聞ける!

 そしてスクランブル交差点から左方向、渋谷109方面を見ると藤の花のアーチが続いている。ここは「名言花道」になっており、アニメに出てきた数々の名言が展示されている。展示されている名言に近づくと音声まで再生されて、名シーンに思いを馳せることができる。

 名言花道を抜けた渋谷109の前には鬼殺隊の5人が並んでおり、一緒に写真撮影ができる。またあわせてスタンプラリーも実施されており、ここでの写真撮影でスタンプが一個獲得できる。ちなみにスタンプラリーは、3カ所でスタンプを獲得すると“秘密の部屋”への入り口が出現する、というもの。内容は明かせないが、ファン必見の内容になっているのでぜひチャレンジしてほしい。

音声も再生される「名言花道」。ついつい横道にそれてしまってなかなか奥まで進めない
バーチャル世界でキャラクターたちと記念撮影をするのも楽しい

 またスクランブル交差点からワープできるのがミニゲーム「狭霧山の山下り」だ。

 ここは鱗滝のもと、炭治郎が行なった修業がモチーフになっているアトラクションだ。回転する竹の棒や、崖上から転がってくる巨大な岩石、左右に大きく振れる丸太などの障害物を避けながら山を下っていく。難易度はそれほど高く感じなかったが、作品の世界観により入り込むことができる。アクション要素があって楽しいので、ちょっとしたアスレチックのように遊べる。またここもスタンプラリーのポイントになっている。

アスレチック状のアトラクションが「狭霧山の山下り」。スタンプラリーの1つでもあるのでぜひ遊んでみて欲しい

大きな3Dモデルは必見! 「ヒノカミ血風譚ステーション」

 そして少し移動したMODI前では対戦アクションゲーム「鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚」で3Dモデルとなっていたキャラクター達がずらりと並んでいる。「ヒノカミ血風譚ステーション」という名前の場所で、ここは記念撮影の中心になりそうな印象だ。

 「ヒノカミ血風譚ステーション」では炭治郎たちの巨大な3Dモデルを360度様々な方向から見ることができる。じっくり眺めるもよし、かっこいいアングルを見つけて写真撮影をするもよしだ。バーチャル世界ならではの自由な楽しみ方ができる。ここが最後のスタンプラリーのポイントだ。

 このイベントは全体的にVRで体験したほうが楽しめるが、特に体験してほしいのがこのコンテンツだ。VRで楽しむと3Dモデルを下から見上げることになり、その巨大なサイズ感をリアルに理解できる。炭治郎たちの彫像が目の前にある感覚になり、VRの臨場感だと体験の質が圧倒的に違うように思う。

 本当に手を伸ばしたら届くような距離に炭治郎や善逸が居る。この感動は非常に大きい。下から見上げると凛々しい顔で刀を構えている彼ら、下からのアングルでしか写真が撮れないのが残念だが、ベストポジションを求めてぐるぐると回ってしまった。

 渋谷の街が「鬼滅の刃」で装飾されているという設定が面白いし、VRでの体験ならさらに楽しめる。特に「ヒノカミ血風譚ステーション」はオススメなので、ぜひ体験していただきたい。

MODI前にはキャラクターたちがズラリ。ここも記念撮影のメッカになりそうだ